2008年9月8日(月) 9時〜12時 山形県川西地区広河原川 釣果3匹
家内の実家(福島県郡山)へ帰省したついでに久々に渓流に釣行。同行者は義弟。
向かった先は、以前二人で大釣りをした広河原川。
以前と言っても10数年前だったので、川相も変わっているはずだし場荒れもしてるだろうとあまり期待はしない。
記憶を頼りに現場に到着すると、いい思いをしたポイント付近には、渓魚の釣堀が出来ており、釣り人が2、3人。
「こんなに変わってしまうとは・・・・・・」 二人で顔を見合わせガッカリ。
仕方なく、更に上流を目指し車を走らせた。川の様子を見ると前日の雷雨の影響で少しにごりが入り、水量もかなり多い。
この水量では川通しでの釣りは出来そうになく、ポイント毎に入川して探るしかないと判断し、車の中から入れそうな場所探し。
最初に入ったポイントは大きな釜が2つあり足場も良い。本日の仕掛けは、8.5mの渓流竿と0.6号の道糸2.5mに0.2号のハリスの
ちょうち仕掛け。エサはぶどう虫
早速、大きな釜の上・下と真ん中、そして釜付近の巻き込みを探るが反応なし。
下流に移動しつつ大石周りや落ち込みを探る。しかし、イワナ、マメの魚信は無かった。約50mほど下ったら堰堤に出てしまった。
堰堤上から下を覗くと堰堤下は大きな落ち込みとなっており、流れ落ちた水が落ち込みの中で逆巻いている。
一級ポイントである。エサを生きの良いやつに取替え6、7m下の落ち込みを探る。
8.5mの竿にちょうちん仕掛けなので、竿を垂直に下げてやっと巻き込みの中にエサが入っていく。
暫らく巻き込みの中にエサを漂わせ、頃合をみて聞き合わせをするとグググツーとした大きなアタリ。静かに竿を立てるが
ちょうちん仕掛けでは上がってこない。
手ごたえ十分でかなりの大ものが掛かったのが解かる。道糸2.5mのちょうちん仕掛けでは魚に引っ張りまわされ、コントロール
できない。
このままでは仕掛けがブッチ切られると判断し、覚悟を決めて抜きに掛かった。魚が水面に現れた。30cmだ!? 尺イワナだ!
思わず竿を握る手に力が入る!! 魚体が宙に躍り出た!! ・・・と 次の瞬間プツツンと切れた!
0.2号のハリスが切れていた。逃がした魚は大きいと言うが、少なくみても27、8cmは確実にあった・・・・・。
気を取り直し、0.4号のハリスに付け替え、再度同じ落ち込み、対岸側の落ち込みを探ったが18cmのハヤが掛かったのみ
だった。0.4号では太すぎるのか?
入川場所に戻ったら、義弟がニコニコして魚を捌いている。20cmのイワナである。もう一つの釜で掛かったとのこと。
次に入ったポイントは大きな釜が一つ。大きな木の枝が釜の半分ほどを蓋っている。 仕掛けは0.2号のハリスに戻して魚に
気取られないようにした。
釜の淵から巻き込むような流れにエサを流すと押さえ付けるようなイワナ特有のアタリ。すかさず合わせるとブルブルっと
した手ごたえでイワナが水面を切って出てきた。更に抜き上げると上部の木の枝に仕掛けが絡んだ。あわてて宙ぶらりん
になった魚をかろうじて手づかみし確保した。腹部が黄色い20cmの天然イワナだった。
その後、もう一箇所のポイントで19cmと16cmのイワナを釣り、本日の釣果は3匹であった。
義弟も2匹釣り、合計5匹。
刺身と塩焼き、そして骨酒用の素焼き。 久しぶりにイワナのフルコースを堪能しながら義弟と祝杯をあげた。
釣果5匹(2人分)
広河原川の流れ
(5)