N氏に誘われ、栃木県田沼で農業をしている友人のところに行った。
目的は予約しておいた玄米を取りに行くことと、ボチボチ出て来た蕗の薹を取りに行くことだった。
この日は午後から雪になるとの天気予報。”早めに行って、早めに帰ろう!!”と早朝6時に家を出た。
7時半頃N氏宅に着く。直ちにN氏の車に乗り換え一路田沼へ・・・・ 途中、田沼の道の駅で手土産と自宅用の新鮮卵と漬物などを
調達。 そして、田沼の友人宅へは8時頃到着した。
一服するのももどかしく、直ちに蕗の薹を採りに畑へ。収穫が終わった畑の際に、小さいながらも蕗の薹が沢山顔を出している。
早速鎌を使いながら落ち葉の間から顔を覗かせている蕗の薹を次々とゲット。
目に付いたヤツを一通り採ってから、落ち葉を掻き分けていくとウサギの糞らしきものが所々山になっている。
しかし、ウサギにしては幾分大きな粒だ。 ”これは鹿の糞。ウサギはもう少し黒くて粒も小さいョ” ”最近、鹿が多くなってきており
イノシシより多く出没する。先日はイノシシのワナに鹿が掛かったよ!!”と農家の友人が笑う。
田沼の国道から数百m入っただけだが、山あいのこの辺りが急に現実離れしたような秘境に思われた。
そう言われれば、この畑もイノシシ除けの電気柵が巡らせてある。熊も時々出没すると言っていた。
そんな話を聞きながら、次に向かったのはシイタケ栽培の山の中。
チョロチョロと流れる小さな渓流脇の林道を歩くこと約7、8分。やがて渓が二股に分かれる辺りに到着。林道脇の斜面には数十本の
コナラ?の原木が並べてある。 見ると小さめながら沢山のシイタケが出ている。 市販されている程度の大きさのものを数個採って
林道を下る。 下りながらヤマメ、岩魚が生息しているという渓流の中を覗いてみたが、残念ながら魚影は確認できなかった。
車に戻り、予約していたコシヒカリ1表(30kg×2袋)を積み込む。
そして、数日前に収穫しておいたという肉厚の大きなシイタケを貰い帰路へ。
心配した雪にも合わず無事帰宅し、貰ったシイタケと蕗の薹をご近所におすそ分け。するとお返しに青森から取り寄せたという
大きなホタテをいただく。
晩酌はシイタケの酒蒸しとホタテの刺身、そして蕗の薹の天ぷらと、春一杯のご馳走を堪能。 大いに満足、満足!!!
満蕗の薹とシイタケ。そしてシイタケが化けたホタテ