日々是好日

2018年
6月6日(水)

アユの炭焼きセット  
 毎年野アユを釣ってきてアユの塩焼きを食べているが、レンジや魚焼き器などで焼くとどうしても水分が抜けきれず何か物足りなかった。  昔、キャンプなどでハヤなどの雑魚を串にさして焚火で焼いてかぶりついた味が忘れないでいた。

 何とかあの美味しかった塩焼きを食べたいと思いつつ何もしないで時が流れたままでいたが、今年になって戸棚の隅に昔買って1、2度使ったままで放っておいた焼きいも用土鍋(窯?)を見つけた。

 直径20cm位の土鍋で、火にかけると中に入っている直径2cm位の玉っころを熱して、その熱で一緒に入れた生芋を焼く仕組みの鍋だった

 サカナを串焼きにするには魚を刺した串を何かで止めなければならない。 見つけたこの鍋は、上部の絞り込まれた婉曲周りに直径1cm位の穴が明いている。  この穴を利用して何とか串を止める仕掛けを作れないかと思案しつつ、取り合えず第1号の試作品を作ってみた。

 昨日、試作品で一昨日釣った鮎を焼いたところまあまあの出来でほぼ満足できる結果が得られた。  ただし、串をセットする上部が直径10数cm程度しかなく、串に刺したサカナの上部まで火が十分に通らなかった。  つまり、サカナの頭から串にさしてセットするので、頭が下、尻尾が上部になるので尻尾まで火が通らなかったのだ。

 結局、頭は焦げ目が付いたものの尻尾付近は若干焼きが不足状態だったことから、最後はレンジで数分焼かなければならなかった。
 それでも、すでに水分は抜けていたので、美味しい鮎の塩焼きを堪能することができた。

 取り合えず要領が分かったので、不要となった鍋を見つけたのでこれを利用して2号機を作ってみたい。
 







2018年
8月8日(水)
長良川遠征
 
 釣友S氏と共に長良川にアユ釣り遠征をしてきた。  5泊6日の釣行だった。
 釣友S氏は毎年数回長良川に遠征しており、毎年彼から長良川釣行に誘われていた。  しかし、S氏は1週間単位で釣行し、しかも車中泊とのこと。  1週間も釣りをして身体が持つか自信がないので断り続けてきた。  

 実は6年前にS氏、M氏と一度長良川に行ったことがあった。(本「日々是好日の2012/7/8」版) しかし、この時は全員が初めての長良川釣行で様子がわからず釣果もそれほどでなかった。 そしてその時は、どちらかといえば小生は郡上のお城と街並み、飛騨高山の街に興味があり、事実その時は皆から離れ前泊で郡上見物をし、後泊で飛騨高山見物をして平湯温泉に入って帰ってきた。

 しかし、今年はウイークリーマンションの予約が取れたし、我が家への送り迎えもOKとのことでの誘いがあったので、思い切ってそれに乗ってみることにした。

 結果は超渇水状態の長良川だったので散々な目にあったが、鮎釣りしのメッカである長良川だけあって川相もよくアユも沢山いるようでもう一度リベンジに燃える結果となってしまった。

 台風12号が関東地方を通過する7月29日(日)〜8月3日(金)の5泊6日の予定で我が家を午前6時過ぎにスタート。  天気予報では大型台風で関東直撃とのことであったが、通常の台風進路と逆の東から西へのルートをとるとのことだった。
 結果的には、台風は関東を掠め名古屋方面から四国のほうに抜けて行った。

 そんな訳で長良川に29日の昼過ぎに到着した頃は、カンカン照りの真夏の太陽と入道雲。 そして、川は超渇水状態でこれでは期待した釣果はとても無理と早くも弱気になった。

 美濃のICを降りオトリを調達。 S氏の話では郡上八幡市内のオトリ屋は1匹500円と超高いが約10km離れた美濃市は4匹1,000円と格段に安い。  取り合えず4匹買ってS氏と分け合った。  初日は川見をして夕方ウイークリーマンションに入ったが、一応マンション契約ということで契約書にサインをして1泊2,800円を5泊分前払いした。

 ここは地元の高校の学生寮だったとかで、約20部屋があり共同の洗濯機や炊事道具が揃っており、個室には小さいながらも湯舟とトイレが付いていた。 ボディーシャンプー、ティッシュなど生活必需品なども揃っており、通常の生活に不住しないようになっていた。

 このマンションはアユ釣り師と郡上踊りの人の利用を見込んでいるようで、事実我々が滞在した期間では釣り師8割、郡上踊り2割のようだった。  釣り師は洗濯もので、踊りは下駄箱の下駄でその正体がわかる仕掛けだった。 釣り師は早朝に出かけ、踊りは夕方出かけるパターンで鉢合わせすることもなく過ごした。

 長良川といえば市内を流れる長良川支流の吉田川の橋の上から、地元の子供たちが淵に飛び込む映像がTVから流れることがあるが、こちらの吉田川も超渇水で淵もなくなっていた。

 長良川で見かけた釣り師の車で一番多かったのが名古屋ナンバー、次は尾張、そして岡崎などであった。  もちろん関東ナンバーや東北ナンバー、九州ナンバーも見受けられた。  

 道の駅にはオトリアユを生かしたまま車中泊ができるように用水路が引いてありアユ釣り師に便宜を図っていた。  そして日帰り温泉もあるのでここでの長期滞在も可能となっていた。  常時7、80台の車が止まっていてそのほとんどは車中泊の釣り師だそうだ。

 このほかには川のそばの公園に車を止め、テントを張って滞在する強者もいた。  いわきナンバーの70過ぎのオジサン二人連れがいたが、この公園をベースにして20週間ほどアユ釣り三昧をしているとのことだった。  この公園にも車が2、3台止まっていた。

 郡上では地元の漁協が買い上げてくれるので、車中泊などをしながら1週間ほど滞在する人や2、3ケ月ほど滞在するセミプロがいるようだ。  もちろん地元の職漁師も多くいて、連日3、40匹を釣り上げて漁協に卸しているようだ。
 我々ヘボ釣り師が数匹しか掛けない時に3、40匹はさすがとしか言いようがない。

 鮎の買い上げ価格も小、中、大、特大とあるようで、20cm以上の大の場合は1匹1,000円で買い上げるとか。  これはお中元用のアユとして1匹3,000円で桐箱に収めて漁協が販売しているとか。  これならアユを売りながら長期滞在をする釣り師が出てくるのも納得である。
 
 郡上踊りは8月1日から約2か月間開催されるようで、そのピークは8月15日を境にしたお盆の時期。  この時は徹夜踊りで一晩中踊っているようだ。
 残念ながら郡上踊りは見物したことはないが、8月1日から踊りを踊るためにウイークリーマンションに滞在する人達がいるのをみると、我々のアユ釣りも含め趣味にはいろいろ多彩なものがあるなーっと思ってしまう。

 今回の長良川遠征は残念ながら釣果は極貧であったが、前日釣って生のまま持ち帰ったアユを塩焼きで食したが、チョット甘みとコクがありその味は抜群であった。  関東の河川では味わえない美味であり、1匹1,000円での買い上げも納得できた。
 今回のリベンジを今年か来年に行いたいと思った今回の長良川遠征であった。

 
 


(以下の写真は郡上八幡
観光協会のHPから流用)






長良川のアユ釣り







郡上踊りの輪






郡上八幡城






宗祇水(そうぎすい)
「湧き水」



2018年
10月7日(日)
久しぶりの
サッカー観戦
 
 鮎シーズンも終わり、なにか物足りない日々を過ごすようになってきた。  そんな時に何げなく鹿島アントラーズのHPを見ていたら、川崎フロンターレとのDay gameの記事が目に入った。  
 日頃からサッカー観戦をしたいと思っていたが、殆どがナイターゲームでキックオフが午後7時頃で試合終了が9時頃である。  これだと帰宅時間は夜中になってしまうために行きたくても二の足を踏んでいたのである。

 現在アントラーズは3位ながら首位川崎とは勝ち点が11点あるので、優勝はチョット望めないものの、宿敵川崎との一戦なので直ぐにチケットを購入した。
 アントラーズは、川崎フロンターレとは相性が良く、川崎のここ一番というゲームでは必ずやっつけて留飲を下げさせてもらっていた。
 しかし、昨シーズンは最終ゲームで鹿島はジュビロ磐田と引き分けてしまい(川崎は湘南?に勝利)、勝ち点が同じながら得失点差で川崎にJ1優勝の栄冠を奪われてしまっていた。

 そんな訳で首位川崎を少しでも邪魔をするためにもこの一戦は是非鹿島に勝ってほしかった。 
 キックオフは午後1時。  少し早めかと思ったが10時前に家を出て、いつもの有料駐車場には11時半に到着したが、約1,000台は止められるであろう駐車場は既に8割ほど埋まっており一番遠い場所に案内されてしまった。
 競技場まで数分の距離は老若男女の人の列であったが、休日だったせいか若い家族づれが多かった。 

 今回は座席指定が取れたので慌てて入場する必要はなかったが、試合開始1.5時間前にもかかわらず座席は9割ほどは既に埋まっている。  しかし、小生の指定席エリアの200席ほどは半分ほどしか埋まっておらず、小生の席の一角が広々と空いている。  どうなってるの?っと思いながらも選手のウオーミングアップを見ていると、外国人らしき若い男女が団体で入ってきた。
 
 顔つきからすると東南アジア系でタイかフィリピン人のようだ。  残りの約100席ほどをこの団体が占め、目出度く満席になった。
 日本語も多少できるようなので、鹿島アントラーズのオフィシャルスポンサーである”リクシル”の工場で働いている人達か?  揃いの鹿島のユニホームを着て応援をしていた。

 試合は何か迫力に欠け、得点ゼロのドローゲームとなったが、鹿島はJ1、ACL、ルヴァンカップなどで7連勝中でややお疲れか? 川崎は広島と得失点差で首位になり安心したか?  原因は良くわからないが鹿島が優勢に試合を進めていたが決着はつかなかった。

 前半開始早々に川崎に攻め込まれ、左サイドからシュートを撃ち込まれ辛うじてポストに当たり得点を免れた。  その後は鹿島の攻めが続いたが、前半終了間際に鹿島ゴール前でDFが川崎FW小林を倒しPKを献上。  小林のPKを固唾を呑んで見守ったが、ゴールキーパーのファインセーブで事なきを得た。  

 後半も鹿島有利で攻め続けたが得点を奪うことができず試合終了となってしまった。  後半の見せ場は、鹿島のレオシルバが放ったシュートを相手DFに跳ね返されたところを、鹿島遠藤が強烈なミドルシュートを放つも相手DFに当たり得点にはならなかった。
 この時、相手DFの手に当たりハンドの反則に見えたが、レフリーはノーハンドのジェスチャー。  鹿島の強烈なアピールもむなしくこのままゲームセットとなってしまった。

 ちなみに今年の鹿島は強いのか?弱いのか?。 シーズンスタートで出遅れ10位以下を低迷していたが、8月に入り元気を取り戻し先月末にやっと3位まで上がってきた。 
 この間、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)では準決勝まで戦っており、次のゲームで韓国チームに引き分け以上で決勝に進む。 
 天皇杯は来月準々決勝を戦う。 
 ルヴァン杯は準決勝を戦っており、全体的に見てまあまの成績を残している。

 今年は是非ACLを勝って、世界クラブリーグ優勝を目指して欲しい。  昨年リアルマドリードと決勝を戦い、惜しくも敗れたあの大会だ!  今年は是非何か一つでもタイトルを取って欲しい。





元気一杯な鹿島サポーター





ウオーミングアップ開始





ローシルバと遠藤
(鹿島HPより)



2018年
11月23日(金)
〜25日(日)

老朋友達と
様変わりした上海

 1996年から99年まで上海でビルのIT化の仕事をしましたがすでに20年が経ちました。  この度、20周年を記念して、上海のビルオーナー側から招待を受け久しぶりに上海に行ってきました。(もっとも招待とは言え自費参加でした)
 99年のシステム完成後から数回上海に行って当時のオーナーや協力してくれたサブコンなどと交流を続けていましたが、直近で上海を訪れたのは8年前の上海万博でした。  8年ぶりに訪れた上海はまたまた様変わりをしていてまるでお上りさんの様にキョロキョロでした。

 20年前、新築に伴うビルのインテリジェントシステム化を受注し、約3年間にわたり上海でシステム工事をしました。  言葉もろくに解らずに乗り込んだ上海でしたが、優秀な通訳とサブコンに恵まれ無事完成させたシステムは上海で一番のビルインテリジェントシステムと表彰されました。  それだけにオーナーやサブコンはこの工事に誇りを持っており、20年間も我々と交流を続けているわけです。

 昨年は上海から10数名が来日し久しぶりの交流を図りましたが、今年は我々が訪中の番です。
20周年行事は我々日本人7名とオーナー、サブコン、当時の通訳など総勢60名ほどで大盛況でした。  システムの見学や懇談会を経て夜はメインの宴会です。  20年ぶりで会う人も多く、その都度52度の”白酒(バイチュウ)”で「乾杯・乾杯」(カンペイ)の連続でいささか酩酊。  それにしても中国人の酒の強さに改めて驚く。

 中国人はいちど胸襟を開くと深い付き合いをするといわれますが、まさに我々が親密のしている人々はそのような人です。
 
 宴会の後上海の夜景を見に行きました。  場所は上海夜景の定番の”外灘(ワイタン)”です。  南京路から昔泊まったホテルなどを懐かしく見ながら外灘に着いて見上げたその先の光景にビックリ。 いつものテレビ塔が輝いている景色を思い浮かべたその先に見えたのは、なんとテレビ塔の倍以上の高さのイルミネーションに輝くビル群でした。
 
 テレビ塔が一番高く、その左側に森ビルなどが並んでいたのが8年目の景色。  今回はその右側になんとテレビ塔より高いビルが数棟建っており、それらがことごとく赤・青などの派手なイルミネーションで輝いている。
 反対側を振り返ると戦争前の租界時代のクラシックビルがこれまたライトアップされて光っている。
前を見ると21世紀、後ろを見ると19世紀。 不思議な光景!これぞ上海!  改めて魔界上海を認識した。

 翌日、昨晩驚かされたビル”上海タワー”に登った。  入場料は220元(約4000円)と値段も高い。ふと見ると老人は120元と書いてある。  試しにパスポートを見せたら老人料金で入れた。  一同”ラッキー”と喜んだ。  多分60歳以上は老人扱いのようでした。
 高さ632M、127階のこのビルはドバイの828Mに次ぐ世界ナンバー2のビル。  128階の展望台から見る景色は、テレビ塔やジンマオビル(8年前は上海で一番)から見る景色と違い浦東地区全体がよく見えた。

 今回ビックリしたことはもう一つあった。  それは交通マナー。  中国の車社会の代名詞はクラクションと割込み合戦ですが、今回高速や一般道でもクラクションを鳴らす車は皆無。  そして何と皆が車線を譲り合ってまるで日本のようでした。  現地の人の話では、600m毎に監視カメラが設置されており、クラクションやマナーの悪い車は後日罰金を取られるとのことだった。
 もしかしたら、マイカーが多くなったので運転もおとなしくなったのかも知れない。

 今回、サブコンのメンバー達が空港にマイカーで送り迎えをしてくれたが、BMWやオペル、レクサスなど皆さん高級車を持っているのにもビックリした。  不動産景気に酔いしれている上海だが上海の老朋友達もしっかり溜め込んでいるようで心強いやら羨ましいやら・・・・・

 今回、楽しみにしていた上海カニを食べ、旨い上海料理を堪能し、老朋友との楽しい語らいをしてまたまた思い出の1ページを追加した上海旅行でした。



上海の夜景
右側のビル群は8年前にはなかった





租界時代の建物




20周年記念懇談会