秋に釣ったハゼや真冬に採った雑魚を寒露煮にする。
これを肴に熱燗で一杯!! アー!堪んないねー!!
正月料理の一品にもなるね・・・・・・
1.素焼き
@先ず魚を良く洗ったあと水分を拭き取る。
A水分を拭き取った魚を、3〜5匹毎にエラから口先まで串を通し軽く焼く。
焼き加減は、軽くあぶって薄っすらと焼き焦げが出来る程度。
Bこれで素焼きが完成。これを新聞紙などの上に置き、粗熱を覚ましながら
残った水分を乾かす。これにより、煮崩れを防ぐことが出来る。
2.下煮
@大き目の鍋に素焼きをした魚を並べる。
Aこの時、焦げ付きや煮崩れを防ぐため、スノコやザルなどを敷いて魚を並
べる。魚の数が多いときには、1段目の上に更に2段目のスノコを重ね順
次魚を並べる。(スノコは100円ショップの物で十分)
B魚を並べ終わったら、魚が浸るまで番茶を入れ、その中に梅干を2〜3個
身をほぐして入れる。この下煮で魚の臭みを取ると共に骨まで柔らかくす
る。(番茶、梅干は骨まで柔らかくする効果がある)
C次に、鍋に落し蓋をし煮立つまで強火で煮る。煮立ったら直ぐに弱火にし
て2〜3時間コトコトと煮る。途中、番茶を継ぎ足し、常に魚がヒタヒタ
になるように水加減をする。(下煮の時間は、魚の種類、大きさ、数量に
よって異なる。骨が柔らかくなる程度下煮をする)
D下煮が終わったら魚を崩さないように蓋などで押さえながら煮汁を全て捨
て流す。
下煮をした魚を味付けし煮る
3.味付け
@煮汁を捨てきった鍋に酒と水をヒタヒタになるまで入れる。(酒と水は
8:2程度)
A次に、砂糖(20〜30g程度)を入れ、落し蓋をして約30分弱火で
煮る。
B次に、醤油(20〜30cc)、みりん(同)を入れ、落し蓋をして
更に30分〜1時間程度弱火で煮る。
C途中、味付け状態をチェックしながら醤油、みりん等の調味料を調整する。
D頭や骨が柔らかくなったら、煮汁が残っているうちに蜂蜜を入れ、更に
数分煮て終了となる。
最後の蜂蜜によりテリ出て、見た目も美味しそうに出来上がる。
(蜂蜜の代わりに水飴を入れてもテリと粘りが出る)
中蓋をして更に煮る
蜂蜜を入れて完成
煮汁を掛けるとテリも出る