寧波観光は午後からの半日程度しか時間がとれず普陀山や五台山までは足を延ばせなかった。 
そこで、先ずは阿育王寺へとタクシーを走らせたが、帰りの足を確保するべく運転手に
次の天童寺とホテルまで付き合うように交渉したら、途端に足元を見て1台350人民元欲しいと言う。
言いなりになるのも癪なので値切るもここは運転手の方に部がある。
「マツ、いいか」とここは折れ、次の天童寺に向かった。
駅から阿育王寺まで約15、6km位だが、2台のタクシーがあたかもカーチェイスのごとく競い合い、
中央線を越えて無理やり追い越すのを足を踏ん張りながら堪えていると10数年前の上海のタクシーと
全く同じで妙に懐かしかった・・・・・・・


NO.2

天童寺

鐘楼と塔

寧波

天童寺は太白山の麓に位置し創建は300年。 日本の臨済宗の開祖、栄西がここで学び、その弟子の道元もここで修行をした。道元は後に曹洞を開き永平寺を建立したが、建立に当たってはこの天童寺を規範としたそうだ。 山懐に抱かれ、山の斜面を利用した伽藍の作りは永平寺に通じるところが数多くある。 境内には道元にまつわる石碑などもある。

道元の碑

仏殿(大雄宝殿)は最古の建物

道元の廟

法堂