台湾の故宮博物院は、蒋介石率いる国民党が台湾に撤退するに際し、北京の
宝物から厳選した約60万点の美術品を展示する博物館である。
北京の故宮博物館にも眼を見張るような素晴らしい陶器や工芸品などがあるが、
台湾にもそれに勝るとも劣らない美術品の数々が展示されていました。
なかでも、今回是非見てみたかったヒスイの白菜や豚肉石などの珍品を直に
見ることができ大満足だった。
翠玉白菜
長18.7cm、幅9.1cm、厚さ5.07cm
肉形石
高5.73cm、幅6.6cm、厚さ5.3cm
写真は全て国立故宮博物院HPから借用
象牙の透かし球
象牙鏤彫提食盒
高45.4cm、横長30.4cm、
縦長21.6cm
白磁嬰児型枕
高18.8cm 底径31×13.2cm
翡翠の真っ白い部分と緑色の部分を
巧みに使って、本物そっくりに作った
一品。上部の緑の葉には、多産を象徴
するキリギリスとコオロギが掘り込ま
れている
実においしそうな赤身と脂身があい
混じった「東坡肉」(豚の角煮)そっ
くりの石。 驚くことに皮の部分には
毛穴までありました。
彫橄欖核舟
高1.6mm 長3.4mmのオリーブの種を一艘の船の形に
彫りあげ、船内には8人がいる。この人たちの表情がそれ
ぞれ違うとか。また、入口の扉も動くそうだ・・・
しかも、船底には蘇東坡の詩300字が彫刻されている。
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13個に掘り
出した象牙
の珠。
どのように
して作った
かは全くの
謎だとか・・・
食物保管箱と言われているが、
これは鑑賞用に作られた美術品。
象牙の透かし彫りであり、人物、
鳥、獣、庭園の様子と船などが
彫刻されている。 3代掛かっ
て完成したとか・・
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磁器製枕は、「睡枕」や「脈枕」などがあり、この嬰児形の枕は日用品であったと思われるそうである。
首が疲れそう!