台南市は100万人超が住む台湾第4位の都市。台湾で最も早くから開けた地区で、1600年代オランダ人はここに根拠地ゼーランシア城(後の赤嵌楼)をおきました。 その後、清朝時代初期には日本人を母に持つ鄭成功がこの地を攻略し、オランダ人を追い出し台湾の首府として政治・経済・文化の中心地として栄えました。 日本統治時代は鉄道や海運が整備され、南北の物流基地として繁栄。 台北に次ぐ台湾第2の城市となった。
歴史がある台南市には、赤嵌樓、延平郡王祠、台南孔子廟など多くの古跡が点在しています。
オランダ人により築城された砦を、
漢人は赤嵌楼叉は赤毛楼と称した。
鄭成功の像
台湾の新幹線とバスの旅
赤嵌楼の屋根には、
登竜門の故事に習い
龍になる直前の鯉が
飾られている。
1624年日本の平戸で父鄭芝龍と日本人の母田川松の間に生まれた鄭成功は、清に滅ぼされようとしていた明を擁護し、抵抗運動を続け、台湾に渡り、鄭氏政権の祖となった。台湾では民族的英雄
「国姓爺」として慕われている。
延平郡王祠は、オランダ人を駆逐した鄭成功の功績を賛え、鄭が死去した1662年に彼を慕う人々によって創建されました。
鄭成功を祀る延平郡王祠
(えんぺいぐんおうし)
台湾の新幹線駅