2005年の渓流

(2)

2回目

2008年4月21日(月) 6時〜13時 沼尻温泉地区 釣果5匹

ホームグランドの福島県猪苗代奥の沼尻温泉の川に釣行。
例年より3週間近く遅い入渓であった。さすがに4月下旬ともなれば渓の雪は殆んど消え、僅かに吹き溜まりに白く残る
程度であった。
前日確保した川虫と念のため用意した”ぶどう虫”を携えいざ新緑の渓へ・・・・・・

入渓した場所から200mほど上った比較的緩やかな流れの向こう岸際に少し大きな黒い石。石の手前を川虫(鬼チョロ)を
流す。しかし、反応なし。そこで石の向こう側を流す。狙ったポイントより若干岸よりを流れ始めた。エサを手前に戻すべく
竿先を操作。するとそれが誘いになったのか目印を飛ばす大きなアタリの後目印が下流の白泡の中へ!すかさず竿を立て
ると手ごたえ十分で21cmのやや錆掛かったヤマメ。こんな明確なアタリが出たのは久しぶり。誘いの大切さを実感した。

気を良くして更に上流へ。やがて、毎回の釣行で必ず1匹はヤマメが飛び出る大きな溜りへ到着。期待を込めて鬼チョロで
探る。しかし、一向に当らず。やはり時期が遅くて釣られてしまったのか?全部が釣られたとも考えられず恐らく残った
ヤマメは毎日の釣り師を警戒してスレてしまったのだろう・・・・??

更に上流へ。やがて毎年2匹は釣れる大きな淵へ。例年の釣行では雪が多く、淵の上から淵を覗き込むようにして釣るこの
場所も、今日は雑木・篠竹に覆われ淵上に入れない。そこで水際からソッと淵に近づき鬼チョロを流す。しかし、何時もはそっと
近づいてくる魚影が見当たらない。流れのスジを変え、数回流すが反応なし・・・・。 ここをあきらめ更に上流へ。

時々、僅かに残っている蕗の薹を拾いながら進んだが、これも既に時期が遅いため殆んど摘まれている。
緩い流れの芯でクロカワ虫に反応したのは15cmチビ山女。これは流れにソ−ッと返し、大きくなって手元に帰ってくることを
祈った。

例年チビ山女交じりで数匹は確実に釣れる拓けた渓へ出た。魚に悟られないように背を屈め慎重に近づく。
温存していたヒラタ(川虫)を付け、早速第一投。すかさず明確なアタリで掛かったのは15cmのチビ。これを流れに戻し、
再びヒラタで流す。しかし、アタリはあるが掛からない。これを数回繰り返すがやがてアタリも遠のく。

数10メートルのこの流れを順に攻めていくと水深約1mの比較的深いところで明確なアタリ。合わせると19cmのパーマー
クも鮮やかなきれいなヤマメ。しかし、この流れもこれまででアタリが続かない。
ここをあきらめ更に上流に・・・・  

その後、18cmのヤマメを追加し帰路へ。
今回は、3匹Getできたので取敢えず満足出来たなー・・・・・!

変色してしまったが、蕗の薹と
一緒に持ち帰ったヤマメ。

一匹目をGetした流れ。
黒い石の向こう側でアタリ!

ウグイスの声がBGMの
渓流釣り・・・・