4月13日(火)
4月20日(火)
5月19日(水)
月  日 釣果 場   所 コメント
5月19日(水)
6時〜10時
7匹
(17〜25cm)

小倉川
(福島県)

 1ヶ月ぶりの釣行は福島県裏磐梯を流れる小倉川。 
 この川は吾妻山を源流として秋元湖にそそぎ込んでいる。 
 今回も義弟と共に入渓したが、暖かくなったせいか魚の活性がよく納得のいく釣りができた。

 磐梯山の山頂はまだ雪がかすかに残っており、渓には新緑の中に山桜がポツポツと咲いていた。 
東北の山奥はやっと春を迎えたようだった。

 現地到着は6時半過ぎ。途中の川で川虫を採取したために遅くなってしまったが、幸いにも先行者の車は見当たらない。 
 本日の仕掛けは、義弟は毛ばりでのテンカラ釣り。小生は川虫によるエサ釣り。 
 6.5mの竿に道糸0.4号を1.5mを付けた典型的なチョウチン仕掛け。 先ずは川虫のヒラタを付けて第一投。 

 白泡が渦巻く流れにエサを流す。 竿1本分下がりながら流すがアタリがない。 
 そこで、上流部の白泡に流すと一瞬目印が止まったようなアタリ。 すかさず合わせると17cmのヤマメ。 
 チョット小振りだがエサを飲み込まれたのでゲットすることにした。 
 なんと入渓点から数m歩いただけで掛かった。 
 本日は幸先が良い!! 期待できるか??

 気分良く更に数m先の緩やかな流れに投入。 すると今度は根掛りしたように目印が止まった。 
 小さく合わせるとブルブルと岩魚独特の魚信。 これも慎重に取り込むと20cmの綺麗な岩魚。 
 わずか数10mで2匹とは近来まれに見る釣果だ!!

 上流を見ると義弟がテンカラで掛けたようだ。 近づくと脇の溜まりの中に16、7cmの岩魚が泳いでいる。  放流か否か迷っていたが、再会を期待して流れに戻した。

 その後、お互いに先行を譲り合いながら釣り上ったが、小さなポイント毎にアタリがあり,
 20cm級の岩魚、ヤマメが流れの中から飛び出してきた。

 圧巻は大きな淵から流れ出した流れが白泡になり、その泡が消えかかった辺りで一瞬目印が止まり、合わせると手応え十分で魚が走り回る。 
 かなり大きい!  

 抜き上げたいが0.2号のハリスで持ちこたえるか? 
 暫らく泳がせながらもままよっと抜き上げた。 
 すると竿先が木の枝に引っかかり、魚は枝から宙ぶらりん。 

 竿先を枝から外そうとすればするほど引っかかる。 竿先が折れるのじゃないかと気が気でない。 
しかも獲物は大きい! 
 穂竿が曲がったままの竿を静かに離し、宙ぶらりんの魚を両手で確保しやっとのことでゲットすることができた。 
 25cmの立派な岩魚だった。

 その後、暫らくするとパタリとアタリがなくなり魚影も見えなくなった。 
 釣り始めて約2時間だったが、これ以上やっても釣果が期待できないと判断し、林道への脇道に入った。

 林道へ出てみると車が1台止まっている。 
 どうやら我々の車を見て、後から来た釣り人が上流部に入ったようだ。 
 どうにも世知辛い釣り人がいたもんだ!

 仕方がないので、車の下流部に入ることにし国道下の橋から30分ほど釣り上った。 
 直ぐにアタリがあり20cmの岩魚をゲット。 その後2回ほどアタリがあったが、
 途中で外れたりして1匹追加しただけだった。

 結局小生は、7匹掛け、6匹持ち帰った。 内訳はヤマメ2匹と岩魚4匹だった。  
 義弟は2匹掛けたがそれぞれ流れに戻し再会を期した。
 桜の花びらが舞い落ちる渓で楽しい釣りを堪能することができた。 感謝!感謝!!


本日の釣果 
右から岩魚4匹とヤマメ2匹



久しぶりのヤマメの骨酒
4月20日(火)
6時〜12時
4匹
(18〜22cm)
高森川
(福島県)

 今年2回目の釣行は福島県猪苗代の高森川。 毎年この時期に入渓し、そこそこの実績がある川だ。

 今年も義弟と共に入渓したのは早朝の6時過ぎ。 国道こそ雪が無かったが、渓流に降りる道路は雪に埋まっていた。 
 道路脇に駐車し、残雪を踏みしめ入渓する。 早々に仕掛けをセットし、前日採集した川虫を付けて第一投。

 しかしアタリがない。 何回か流れの筋を変えながら流すがアタたない。 
 暫らくすると上流でなにやら声がする。 30m程上流を釣っていた義弟に一匹目が掛かったようだ。 
 見上げると15、6cmのヤマメらしく、とりあえず放流している。 
 釣り始めて直ぐのアタリとは幸先良い。 エサはブドウ虫とのことだ。

 小生もブドウ虫に切り替えて釣り上がって行くが一向にアタリがない。 
 水量は例年通りだが、このところの寒さのぶり返しのせいか喰いが悪いようだ。 
 それでも、水深4、50cmの緩い流れを流していたときに大きなアタリがあり、15cmの綺麗なヤマメが掛かった。

 これは放流サイズだ。 更に釣り上がると、再び15cmのヤマメ。 
 幾つかの大きな淵や落ち込みを探っていくが一向にキープサイズが掛からない。

 そんな中で、義弟は20cm前後のヤマメをゲットしている。 
 まだ時期が早いせいか、盛期の幅広ヤマメではなく、全体にスリムなヤマメ達だった。

 毎年良型が掛かる大きな淵に、川虫を付けて流してみると良型がエサを追っているのが見えた。 
 すかさずアワセをくれたが早すぎたようで空振り! 惜しかった!! 

 気を取り直し2回程同じ流れを流したが魚影が見えない。 
 エサを付け替え、流れの筋を変えて再び流したところ、水中の目印が引き込まれるようなアタリ。 
 すかさず合わせると手応え十分に竿が大きくしなる。 

 良型の手応えを感じつつ、タマ網がない小生は1mほどの雪面を滑り降りて川面に立ち、抵抗する魚を何とか引き寄せ無事取り込んだ。 

 若干スリムながら22cmの綺麗なヤマメだった。 この淵は、先行した義弟がブドウ虫で狙って空振りした場所だが、川虫エサがよかったようだ。 

 実績十分の川虫だったが、先程雪面を滑り降りたときに、首から提げていたエサ箱をひっくり返し、中の川虫を殆んど流れに戻してしまった。
 そんなせいだけではなかっただろうが、その後はアタリも遠のき、放流サイズのヤマメを1匹追加しただけだった。

 結局、小生の釣果は放流サイズ込みで4匹のヤマメ。 義弟も同様に4匹。 
 このうち、持ち帰ったのは写真の4匹だった。 

 今年の渓は残雪も多く、例年より半月遅れのような感じを受けた。
 蕗の薹もこの時期にしては多く採れ、満足のいく渓流釣りを堪能できた。
 放流したヤマメ達が20cm前後になる5、6月頃には一段と楽しい渓流釣りが
出来るかなー・・・・・・・

 

18〜22cmのヤマメ



残雪の渓を釣る
4月13日(火)
9時〜12時
ゼロ 鬼怒川
柳田大橋上下

 今年の渓流釣りは大きく出遅れてしまった。 
 今年は寒い日が続き、4月に入ってもポカポカ陽気が数えるほどだ。 
 そんな訳で様子見の日々が続き、昨年の3月初出動から比べ4月中旬スタートになってしまった。
 出遅れた分釣果に出るのなら大いに結構だが、そうは問屋が卸さなかった。

 あまり期待はしないで朝7時半過ぎに家を出た。 
 宇都宮の加藤釣具店に着いたのが9時半過ぎ。 
 今年の年券を購入しながら様子を伺うと、「柳田大橋の上下でヤマメが出ているョ。エサはクロカワ虫。
 でも一日粘って1、2匹かなー・・・・」と出鼻をクジク返事が返ってきた。

 本日の目的は、ヤマメ釣りの他に”鮎の取り込みの練習”と”湧き水汲み””の2つの目的がある。 
 先ずは第一目的のヤマメ釣り。

 取り敢えずクロカワ虫の採取からスタート。 
 川は昨日の雨の影響で3、40cm増水している。このため、エサ採集も岸から2、3メートル入らなければならない。
 暫らく川の中の石をひっくり返していたが全然採れない。

 エサも採れないとやる気も失せる。 次の目的の鮎の取り込み練習をすることにした。 
 アユ釣り名人の本のとおりに作った、鮎に見た立てた、長さ20cmのゴムホース2本を鮎竿に取り付け、流れに放つ。 
 2本のホースがあたかもオトリ鮎と掛かり鮎のごとく流れに逆らって泳いでいる。 
 竿をタメ、竿の弾力を利用して抜き上げると見事にタモの中にゲット。

 昨シーズンは、出動のたびに取り込み失敗が1、2度あり、非常に悔しい思いをしていたので、
 今年は何としても失敗しないようにしたいと思い、初心に帰って、恥ずかしながら練習をすることにした。 

 ダミー鮎のせいか、気楽に取り込みができるせいか、ほぼ”百発百中”で見事にタモに収まる。(モットモ百発も練習はしなかったが・・・)

 10数回練習したところで、”アユは、要するに気楽に取り込めば失敗しないのだ!!”と結論付けたところで 人の気配がしたので慌ててダミー鮎を隠した。

 河原に現れたのは地元のオジサン釣り師。 この人の話では、ヤマメは朝夕しか期待できないようだ。 
 エサのいる場所を教えてもらい小生もエサ採りを再開。 

 7、8匹確保したところで、ヤマメを狙い流れを探る。 この時期は、瀬のタルミか瀬落ちがポイントなのでシツッコク流すが掛からない。
 時々フワッとしたアタリがあるがエサだけ取られる。 30分位いやったところでエサが無くなったので昼食タイムとする。

 午後もエサ採りから行い、ヤマメを狙ったがエサが取られるばかりで一向に針掛りしない。
 どうやらウグイ、ハヤなどの雑魚のようだ。 釣りをあきらめ、回りに人がいないのを確認し、
 再びダミー鮎とカクトウ。 
 今度もスムーズに取り込める。 
 取り込み角度や流れを変えてやったが問題なくゲットできる。 自信を持ったところで練習を終了。

 次に向かったのは筑波山の麓にある雨引き観音。 
 此処の湧き水は酒蔵も利用しているほどの軟水でまろやかだ。 
 非常に人気があり、水汲み人が多い。 

 先月は2時間待ちでひどい目に遭ったが、今日はどうか?? 
 15時過ぎに着くとどうしたことか誰もいない。 
 20g、10g、5gなどのポリタンを一杯にし汲み終わった頃、次々と大小のポリタンを持って3組のほどの人が並んだ。 
 タイミングがよかったようだ。

 本日はヤマメのカオを拝むことが出来なかったが、暖かい日和の中で鮎の取り込み練習がうまく出来たこともあり楽しむことができた。 
 ヤマメは、今月末に福島の渓に行って対面することとしよう!!・・・・



柳田大橋下流部
2009年の渓流