3月1日(金)
3月25日(月)
3月30日(土)
4月27日(土)
5月3日(金)
月 日 釣 果 場 所 コメント

3月1日(金)

7時半〜14時
1匹
(21cm)
田川
(宇都宮)

 今シーズンの初釣りに出かけました。 
 本日解禁の田川に到着したのは7時過ぎ。 川岸にはすでに先行者の車がいっぱいだった。  
 釣友S氏もすでに到着してルアー仕掛けでやっている。 
 状況確認のために声を掛けた途端にヒットし銀色の魚体が暴れた。 
 取り込んだのは20数センチのヤマメだった。 今日はいけるかもしてないと思った。

 しかし、数十人いる釣り師の殆どはエサ釣りをやっているが釣れてる気配がない。 
 ルアー仕掛けも持ってきたので迷ったが、とりあえずエサ釣りで試してみることとした。

 8.5mの渓流竿に0.6号の道糸、そしてハリスは0.2号という極細仕掛けにイクラを付けて第一投。 
 6月の鮎シーズンに比べ、約60cmくらい水位が落ちており、川底もよく見えるが魚影が見えない。 
 イクラエサで暫らく頑張るがまるでアタリもサカナの気配もない。 
 エサをブドウ虫に変えやはり数十回流れの中を探るが全然アタリがない。

 対岸や周りの人々も同様に竿を絞る人がいない。 
 S氏もあれっきり全然ヒットしてない。 むなしく時間だけが過ぎていく。 
 川を上ったり下ったりしながらポイントを探してエサを流すが状況は変わらなかった。 
 S氏と一緒に一休みしていると目の前でキラキラと銀鱗を光らせている。 
 見ると上流の人がやっと掛けたようだ。 取り込んだのを見ると20数センチのヤマメだった。 
 声を掛けると興奮気味にエサを川虫に変えた途端に来たとのこと。

 川虫エサも考えたが、寒いのでエサ取りを敬遠していたが全然つれないとなるとそうも言っていられない。 
 大きめの石をひっくり返すとクロカワ虫が面白いように採れる。 
 10数匹のエサを確保し、小さな落ち込みが続く絶好のポイントに流し込むと、2流し目に目印がフワツっとしたような気配がした。 
 エサを付け替え同じ流れを流すと今度は目印が止まる明らかなアタリ。 
 軽く合わせるとキラリと光った。 慎重に竿を操作し抜き上げたのは21cmの放流ヤマメだった。

 やっとのことで1匹をGETできほっとした。 エサを付け替え大きめのクロカワ虫で更に下流を流す。 
 すると極小さな落ち込みでまた掛かった。 
 暴れるサカナは、落ち込みから流芯に逃げ込み流れに乗って下っていく。 
 小生もそのまま下ればよかったのだが、前と同じようなサイズだったので一気に抜きにかかった。 
 するとその途端スウーツと軽くなりバレてしまった。

 川虫エサに変えた途端に続けて掛かったので、今日は楽勝と思ってしまい雑な釣りをしてしまった。 
 それから手を変え品を変え川虫で探るも罰が当たったのか全然掛からなかった。

 11時を過ぎ、S氏特製のカレーを食べながら昼食休憩をしていると、目の前のテンカラ釣り師がヤマメを掛けた。 
 今の時期に毛バリに出るとは思わなかった。 暫く見ていると続けて2匹目を掛けた。
 今まで散々っぱらエサとルアーで攻め立てた場所だ。 
 「魚影は見えなかったが魚は居るんだなー!」と二人で顔を見合で笑う。

 毛バリは早いと思い、テンカラ竿は家に置いてきてしまった。 
 引き続き川虫でやることにした。 午後になり日も出て暖かくなってきたので期待を込めて流すも反応はなかった。 
 暫く粘ったが一向にアタリがないので14時過ぎに終わりとしたが解禁日にしては不調だった。

 地元のオジサンが小生が掛けた辺りのポイントで5、6匹釣ったと言っていたが、そのほかのエサ釣り師は殆どの人が釣果ゼロのようであった。
 S氏は1匹追加の1匹バラシとのこと。 
 去年は放射能汚染の関係で4月頃解禁だったそうだが、S氏はルアーで数十匹だったとか。

 今年は漁協の検査で問題なく例年通り3月1日解禁だったがこんなに不調ではストレスが溜まってしまいますなー。


3月25日(月)

10時〜13時
ゼロ 大芦川
(鹿沼)
 
 前日の24日が解禁日だったが、解禁当日は混雑しそうなので翌日の釣行としました。 
 田川に寄って川虫を捕集して現地に到着したのは9時半過ぎだった。
 大芦川は駐車できる場所が少ないが、ポイント思われる付近は問題なく空いていた。 
 川筋には所々釣り人が入っている。 先ずは渓相の良い中流域から入川した。

 透明度抜群の渓の緩やかな流れに川虫エサを付けて第一投。 
 暫く流れの筋を変えながら流すも反応なし。 大きな溜りが無い川なので小さな落ち込みなどを丹念に探るが魚影も反応もなし。 
 エサも川虫の他にイクラ、ブドウ虫なども試したが状況は変わらなかった。

 時々出会う先行者に様子を聞くも一様に首を傾げながら反応が無いという。 
 釣れないまま一人さみしく昼食をとり、午後から下流域に移動すると大きな淵で釣り上げている。 
 その後方に釣り師が2、3人見物している。 
 小生も後ろに回って見ていると殆ど流れのない溜りで静かにそして慎重にエサを引きずるようにしてアタリをとっている。 
 すると静かに竿を立てて掛かった。 20cm強のヤマメだった。

 エサを付け掛け暫くするとまた掛かった。 後ろの見学者がしきりに感心している。 
 小生もアタリの見分けがつかない。 見学者が言うには、エサは川虫の鬼ピンチョロとか。
 地元のベテラン釣り師のようだが、その川にあったエサと釣り方でよりこんなに差が出るものか? 
 ベテラン釣り師に後で聞いたところ、大芦川は川虫が殆どいないので他の川から捕ってくるそうだ。

 小生が調達した川虫はクロカワ虫であり、ピンチョロ虫とは全然形が違うもの。 
 腕もさることながらエサが違うのでは太刀打ちできない。 本日は素直に降参してしっぽを巻いて逃げてきました。

3月30日(土)

10時〜17時
11匹

(16〜25cm)
荒川
(矢板)

 本日は荒川の第2回目の放流日。 釣友Sさんの誘いで荒川に釣行しました。 
 場所は荒川の上流域の矢板地区。 
 漁協の情報では放流開始は10時からとのことだったが、S氏の案内で現地に着いたのは早すぎの8時半頃。 
 見ると既に10数台の車が止まっている。 中には前夜からの場所取り組もいるようだ。

 やはり解禁日や放流日は混雑するようだ。 
 10時まではまだ間があるものの、この調子では場所も早めに確保しなければならないようだ。 
 S氏が去年30数匹釣った場所に行くと既に数人が準備している。 
 小生達もよさそうな溜りの前を確保しホット一息。 それにしても大勢の人々が押し掛けたものだ。 

 10時までの暇つぶしに途中で採集してきたクロカワ虫を付けて流してみたが反応はなかった。 
 S氏や隣の釣り師と釣り談義をするが生憎の寒さで身も凍えてくる。 
 本日は真冬に逆戻りだそうで気温も10度内外とのこと。

 10時近くになり、皆がそわそわしだしたころ、待望のトラックが現れ放流開始。 
 バケツで数杯の成魚ヤマメを放つ。 
 これでは奥多摩のニジマス釣り場と変わらない。 
 こんな釣りは初めての経験だが、このところ不調続きの小生には今日は何とかサカナの顔が拝めるかなとチョッピリ期待した。

 さすがに放流直後は魚が馴染まないせいか皆さんアタリが無いようだ。 
 11時過ぎた頃ボツボツ釣り上げる人が出てきた。 
 なかでも対面の中学生と思われる少年がよく釣っている。 
 隣のSさんはルアーで1匹掛けた。 20cmオーバーのヤマメのようだ。
 小生はクロカワ虫を付けた仕掛けで流すも反応が無い。 
 ポイントを変え、流れの筋を変えて探るも音沙汰がない。 
 焦ってくるし「アー オレはこんなにヘボだったのかー!!」っと泣きたくなる。

 掛けてる人を観察するとどうも皆さんイクラでやってるようだ。 
 車から離れるときに、今日は川虫のほうが分がいいと判断し、
 クロカワ虫とブドウ虫のみを持参しイクラは車の中に残してきている。 
 車に戻るのも面倒なので、クロカワ虫で粘っていると、大石のアタマの緩やかな流れで強烈なアタリがあり
 20cmオーバーの幅広ヤマメが掛かった。 
 いよいよアタリが出始めたようだ。 
 イクラに飽きて次は川虫の出番かと期待すると続けて同サイズのやつが掛かった。 

 時計を見ると12時を過ぎている。 
 Sさんが御飯とレトルトカレーをお湯で温めてくれ昼食休憩とした。
 冷え切った体に暖かい食事はありがたい。 周りの皆さんはまだ昼食抜きで頑張っている。

 午後からも川虫にアタリが出るがすぐに外れてしまう。 
 掛かりが浅いようだ。 
 こんなアタリが2、3度続いたので、ついにエサをイクラに変えてみた。 
 イクラはエサ持ちが悪いので3、4回流すと無くなってしまう。 
 ずぼらな小生にはもっとも苦手なエサだ。 

 そうは言っても背に腹は代えられない。 
 イクラで流芯をしつこく流すと直ぐに強い当たりでヒットした。
 これはかなりの大型だ。 慎重にやり取りして取り込んだのは25cmの立派なヤマメ。 
 もしかしたら天然かもしれない。 続いて下流の緩い巻き込みに入れると暫くしてキラリとした魚影。 
 すかさず合わせるとこれは20cm弱。 

 やっと満足のいく釣りが始まった。 
 「最初からイクラでやれば良かったものを!」っと反省しつつその後もボツボツ追加し、終わってみれば11匹だった。 
 20cmオーバーが多く、型に不足はないものの、エサさえ間違わなければ今日は30匹は釣れたと思う。 
 最もそんなに釣っても処分に困ってしまうが・・・・・
 釣友Sさんはルアーで15匹だった。 
 次回は4月下旬に再放流予定だそうだが、次回はエサを吟味してリベンジとしたい。



16〜25cmで11匹





荒川上流の渓
4月27日(土)

10時〜16時
8匹

(17〜20cm)
荒川
(矢板)

 前回に引き続き荒川に釣行。 
 前回同様釣友Sさんと一緒。 Sさんはルアー、小生はエサ釣りだ。
 場所は前回の対面に場所替えして陣取った。
 昨日の雨模様から一転して本日は快晴。 しかし、西寄りの風が強烈に吹くとの天気予報であった。

 不本意ながら本日も放流魚狙いのセコイ釣りである。 
 最近の関東の川は場荒れがひどく天然ものをじっくり狙うことは困難だとあきらめ、安易な釣りに走る自分を情けなく思っている。

 10時過ぎに放流が始まり、用意したイクラを付けて第一投。 
 本日は前回の教訓どおり、上州屋でイクラの加工エサを調達し持参している。 
 そのほか、生イクラとブドウ虫も用意した。

 前回好調だった橋の下の大石付近の溜りを中心にしてエサを流すが、サカナが馴染むまではアタリが無い。 
 10数分したころ水中でキラリとしたサカナの反応。 ゆっくり合わせると掛かった。 
 どうやら小生が一発目のアタリのようだ。 
 慎重に竿を操作し、抜き上げにかかった瞬間サカナが水中で反転しバレてしまった!
 前回はエサが合わず、周りで抜きあげているのを悔しい思いで見ていた。 
 今日は一番目で ”リベンジ!” っと思った瞬間のバレである。  ”チョークヤシィイイイ・・・・!”

 エサを付け替え、再度同じところを流すが反応が無い。 
 そのうち対面の釣り師が掛け、取り込んだ。 
 下流でも同様に喜んでる!  少々焦り気味であったが、流れの筋を変えて流しいると強烈なアタリ。
 今度は無事に取り込んだが、残念ながら針を呑みこまれている。 20cmのヤマメであった。 
 針外しの時を惜しんで、ハリスを切って新品の針と交換。 
 上流側に移動し、流芯付近を流すとすぐに次が掛かった。

 時折強烈な北西の風が吹きまくり、竿も折れんばかりの中ではヤマメ特有の小さなアタリが取れず、
エサを呑み込まれるケースが続く。
 釣友のSさんはルアーで頑張るも全然反応がなくぼやいている。 
 ルアーをスプーンやミノーに変えて試していたが全然アタリが無いようであった。 
前回は午前中から次々と抜きあげていたが今日はどうしたのだ?

 傍らで釣っていた地元のおじいさんが小生の目の前から型のいいヤマメを抜きあげた。
  釣り方を見ているとエサを止めたままアタリを待っている。 
 暫くすると明確なアタリで掛かった。  
 渓流釣りは流れの筋を流すのが普通だがこんな釣り方があり? 

 小生も同じような釣り方で待っていると、突然強烈なアタリ。 
 素早く合わせると掛かった。 掛かった魚はそのまま下流に走り、落ち込みへ。 
 弓なりに曲がった竿はこらえきれずに伸びきって仕掛けはプッツリ。 24、5cmに見えた魚影だった。 

 こんなバラシもあったが昼までに6匹の釣果。 昼はSさん持参のカレーを温め、川筋で楽しい食事。 

 午後からはますます風が強くなってきた。 
 時折収まる強風の合間に小さなアタリをとって2匹追加したが、全体に前回ほどの釣果は得られなかった。 
 Sさんは橋の下流や上流の堰あたりまで歩き回り、終わってみれば10匹の釣果だった。 
 午後からはルアーにアタるようになったとか・・・・・・
 今日は8匹の釣果だったがそれなりに楽しめた。 来月は大芦川にでも行きたいなー・・・・!
 
5月3日(金)

7時〜11時
7匹

(16〜21cm)
大芦川
(鹿沼)

 今年2回目の大芦川への釣行だった。 
 本日は大芦川の追加放流日への単独釣行だ。 
 現地到着は6時半過 ぎ。 川筋の道路にはすでに駐車中の車列。 
 大芦川は駐車場が無いので早めに来たつもりだったが既に駐車スペースが一杯とは恐れ入った。 
 やっと見つけた一台分の空きスペースに駐車できたが、その後続々と到着する車は道路の片側に順次止めていた。 
 どうやらこの辺りは、釣りイベント日の駐車は公認のようだ。

 支度も早々に河原に降りるとポイントとおぼしき所には釣り人で満杯。 
 一つの淵に5、6人は居る。 とても入り込む余地は無い。  
 集団からちょっと離れた下流に空きスペースの淵を見つけ入れてもらった。 
 先着していた地元のオジサンが言うには、”こんなに人出が多い放流日は初めて”とか・・・・  やはり連休だからか?
 7時過ぎに待望の放流が始まった。

 先ずは上州屋調達のイクラで流す。 
 さすがにすぐにはアタリが無い。 
 何度か流しているとツツツーというアタリ。 
 ゆっくり合わせると掛かった。  直ぐには上げず、針をしっかり食い込ませようと竿先を静かにあおった。
 
その直後だった、途中まで上げながら残念ながらバレてしまった。 
 しかし、喰いが出たようなので腐らずエサを付け直しリトライ。 
 先ほどの流れを流すと直ぐに目印が止まるアタリ。 
 今度はしっかり掛かった。 
 18cmの小ぶりなヤマメ。 針を呑みこまれてしまったようだ。 針を交換し再び流れへ。

 先ほどのオジサンは手返しよく既に3匹ほど上げている。 
 エサは生イクラのようだ。  先行者の特権で流芯を釣っている。 
 小生は遠慮気味に流芯手前を流すしかない。 対面の釣り師が淵の向こう側で掛けている。 
 本日は7.5mの竿なので対面のポイントまで届くが、隣の流芯狙いのオジサンがいるので狙えない。
 ヤキモキしつつも手前の流れで時々掛ける。 
 しかし、アタリが遠いのでエサを生イクラに変えてみた。 
 するとすぐにアタリがあり20cmが掛かった。

 やはり生イクラのほうが喰いがいいようだ。 
 その後、連続バラシなどもあり数が伸びなかったがボチボチと掛かった。
 9時半頃になるとアタリも遠のき竿を仕舞いだす釣り人も出始めた。 
 下流の淵も攻めてみようを思い、流芯を流すといいアタリで掛かった。 
 慎重に抜きあげると21cmの今日一のサイズ。 
 その後、この淵を攻めたが、残念ながら後は続かなかった。

 10時頃になり場所移動。 
 しかし、どのポイントにも釣り人がおり、入り込むスペースが無い。 
 更に上流に移動すると大きな淵があり、釣り人も一人だけ。 ”ということはここには魚がいない”っと思いながらも流芯を流す。
 3回、4回と流しあきらめかけた時、もやーっとした動きで一瞬目印が止まった。 
 静かに合わせると手ごたえ十分で抜き上げることができた。  21cmのヤマメだった。 
 その後、この上流の溜りで一匹掛けたが、途中まで抜き上げたところでハリスが切れバラしてしまった。 
 これも20cmオーバーだった。 

 11時になったところでアタリも完全になくなったので早上りとした。 
 結局バラシなども多く16〜21cmヤマメ7匹の釣果だった。 
 車に戻る途中のメイン道路には釣り人の車がびっしり。 
 次回はもう少し人が少ないところでやりたいものだと思った。
 
 時間も早いので上流の様子を見ながら、古峯神社にお参りすることとした。 
 神社手前までの3kmの区間には所々釣り人の車列。  まだまだ皆さん頑張っているようだった。 
 さらに登っていくと、峠の手前に古峯神社が見えてきた。 

 駐車場に車を止め、大鳥居をくぐって歩を進めるも、広々とした境内にはいろいろな施設があるようだが本殿は見当たらない。 
 いわゆる神社の建物は遥か先にあるようだ。  
 関東でも1、2を争う古い神社だそうで観光客も沢山来ている。 
 しかし、とても奥まで行く気もしなくなり、ここでUターン。 連
 休中の渋滞を心配したが支障なく帰宅できた。




16〜21cmのヤマメ7匹



大芦川の流れ
5月12日(日)

7時〜14時
11匹

(16〜20cm)
大芦川
(鹿沼)
 
 先週に引き続き大芦川に釣行。 
 前回は出遅れで場所探しに苦労をしたので早めに現地に到着した。 
 先行者の車も少なく、気になっていた上流部に入ることができた。 
 今日は前回ほどの人出はなくゆっくりと釣りができそうだ。

 階段状に落ち込みが続く大きな溜りに陣取り、生イクラを付けて第一投。 
 数回流すもアタリが無い。 
 対面の年配の釣り人、隣の若者も同じくアタリが無いようだ。 
 釣り開始すぐには誰も掛けなかったが、2、30分過ぎた頃対面のおじさんが掛けた。 
 20cmほどのヤマメのようだった。 

 誰かが釣ると俄然元気が出てくるもので、次は俺かと慎重に竿を操作してポイントを流す。 
 すると、落ち込みの白泡が消え、本筋の流れが淵際にぶつかる辺りで目印がフッと止まった。 
 竿先を僅かに上げて聞き合わせをしてみる。 
 するとグツ・グツっと魚の反応。 更に竿を上げながら十分針をくい込ませた。 
 と同時にキラリとした魚影が見えた。 
 そのまま更に力を入れて無事抜き上げてGET。  20cmのヤマメだった。 

 続いて同じ流れを攻めるもなかなか後が続かない。 
 暫く粘っていると、対面と隣の釣り人が下流部に移動して行く。 
 思わず「ラッキー!  この大きな淵を独占だ。
 気を良くし、さらに慎重に流していると、先ほどの淵尻で掛かった。 
 ほとんどアタリらしい動きが無いまま釣れてしまったようだ。 
 どうもエサが浮いているような感じがしたので3Bのおもりに付け替え重くする。 
 重くした分ゆっくりと流れに乗り引っ張られ気味にエサを流す。 
 するとクツ・クツっと明確なアタリがきた! 
 すかさず合わせると今度も強い引きで20cmのヤマメが掛かった。

 「おもりの加減でアタリの出方がこのように違う。 
 だから渓流釣りは面白い!」などと悦に入り、筋を変えながら流すと数回に一度の割で掛かった。
  しかし、水中バレや抜き上げた途端にハリス切れがあったりして釣果が伸びない。 
 特に掛かった魚が下の落ち込みまで走り、あわてて竿を立てるも伸され、抜き上げようとしたとたんに”プツリ”のケースが多かった。 

 帰宅してからわかったことだったが、これまで使っていた0.2号のハリス糸が釣具屋で品切れになり、やむを得ず使った他のメーカーの0.2号の糸が弱かったのがその原因だった。

 このようなバレが多いなか午前中9匹の釣果で車に戻り昼食休憩とした。 
 隣でやっていた若者もそこそこの釣果だったようで下から上がってきた。

 午後からは対岸に渡り、先ずは下流部の緩やかな浅い流れから釣り始めた。 
 水深4、50cmの浅い流れは水が綺麗なせいもあり中が丸見え状態。 
 目を凝らすが魚影は全然見えない。  しかし、魚はいるらしく対面で釣り上げている。
 小生も淵頭から淵尻までエサを流していると淵尻で強いアタリ。 
 下の落ち込みに逃げ込んだ魚をやや強引に引き上げるとこれも20cm弱のヤマメだった。

 その後1匹追加し、
 14時ごろ納竿としたが、本日は20cm級とそれ以下が半々であり数は11匹だったがちょっと物足りない釣りであった。




16〜20cmのヤマメ11匹





大芦川の清流
2009年の渓流
5月12日(日)