4月5日(日
4月11日(土)
4月29日(水)
5月19日(火)
月 日 釣 果 場 所 コメント
5月19日(火)
〜22日(金)
  12匹
(19〜22cm)
小烏瀬川
(岩手県)

先達川
(秋田県)

kk川
(岩手県)

 東北地方の渓流は新緑の季節を向かえ、イワナやヤマメが飛び跳ねているのではないか? などと勝手に妄想をして、郡山在住の義弟と一緒に岩手、秋田の渓で遊んだ。 
 今回は観光を兼ねての4泊5日の旅。 ゆっくりと観光と釣り三昧をする計画だ。 
 東北地方のこの季節はクマが怖いので、大枚一万円を叩いてクマ除けスプレーなる催涙スプレーを用意した。 
 義弟も昨年買ったのを持参しているので、これらを使わないで済むことを願いつつ出発した。

 5月18日(月)に郡山経由で遠野に宿泊。 
 座敷童が出そうな古い民宿に泊まったが、夜半から降り出した雨は明るくなっても止みそうもない。 
 「明日は早朝出発なので朝食はおにぎりにして!」っとやる気満々で宿のオバチャンに頼んでいたが、この雨は一向にやみそうもない。 

 山の中で食べるつもりだったおにぎりを頬張りながら雨空を眺める。 
 そうこうしている内に9時頃になり、小雨になってきたのを潮に取り敢えず出発するとこにした。 

 向かった先は、約20年ほど前の早春に入って雪と寒さで散々な目にあった猿ヶ石川。 
 岩手を代表する早池峰山から遠野に流れ込んでいる憧れの川だ。 
 しかし、前夜からの雨と雪シロで川は濁っている。 
 上流を目指して車を走らせたが濁りは取れない。 
 仕方がないので、前日に釣具屋で教わった小烏瀬川に入る。 
 幸い雨も止みやる気満々で上流部の堰堤から入る。 
 しかし、堰堤の落ち込みと上流部でエサを流すが魚の気配が無い。 

 下流部の堰堤まで戻り、そこから釣り上ることとし最初のポイントにエサのブドウ虫を流し込む。 
 すると直ぐにアタリが有り20cmのイワナが掛かった。 
 イワナ独特の目印が止まるようなアタリだった。
 今回は鮎用の生かしビクを持参して来たので早速そこに岩魚を入れる。 
 先が長いので、1、2匹だけ釣れた時には川に戻すつもりで持参したビクだ。

 さらに上流を目指していくと、義弟のルアーに同じサイズのイワナが掛かる。 
 その後、水深がある溜りなどのポイントなどでアタリが有りボチボチと釣れる。 
 中には18cm以下のサイズも交じるがそれは放流するなど余裕を持った釣りを楽しんだ。 
 約3時間ほどの釣りだったが、二人で7匹とやや貧弱な釣果なるも、初日なので納得して納竿とした。 

 この日の宿は津波でやられた宮古。 
 途中の宅急便基地に立ち寄り、本日の釣果をクール便で送る。 
 翌日には自宅のに届くとのこと。 便利になったものだ。


 20日(水)、21日(木)は観光をするつもりでいたが、特に見たいところもなく、やっぱり川の状況が気になってしまう。 本日泊まる乳頭温泉付近には、小さな沢が沢山点在してる。 
 地図を見ながら水量が豊富で比較的入りやすい”先達川”に入る。 

 この川は、濁りは無く澄んだ綺麗な水が勢いよく流れている。 
 むしろ水量が多いくらいの流れである。 
 落ち込みポイントや巻き返しの垂水ポイントなどイワナのポイントが随所にある。 
 しかし、これらのポイントでは魚の気配が無かった。 
 それでも、暫らく上流に上った緩やかな流れで小さなアタリに合わせたが、水中で直ぐにバレてしまった。 

 気を取り直し、更に上流の巻き返しを探ると待望のアタリ。 
 イワナ特有のゴツゴツとしたアタリだった。 
 静かに合わせると20cmのイワナが掛かった。 
 本日は魚を持ち帰る予定ではないのでそのまま流れに返す。 
 その後は、置き竿にして休憩中に、いきなり竿が上流に引っ張られ、20cm級のイワナが掛かったがこれも水中でバレてしまった。
 こうして一時間ほど秋田の渓で遊んだあと本日の宿である「蟹場温泉」に入り地酒を楽しんだ。


 翌21日(木)は午前中を角館観光に当てた。 
 その後、秋田と岩手の県境にある湯田温泉(岩手県)に昼過ぎに到着。 
 チェックインには早すぎるので近辺の渓流を地図を頼りに見て回った。 
 この地は釣り人垂涎の和賀川水系。 
 しかし、その割には魅力的な沢が見つけられなかったが、宿の主人が穴場を知っているということなのでそれに期待し今晩の宿「一休館」に入る。


 一夜明けた22日(金)は、宿の主人推薦の”本内川”に入ることとしたが、この川は前日の下見した川では一番良かった川であった。
 林道が始まる辺りから入渓できるが、段々林道から離れていく谷底を流れる川だ。
 水量はそこそこあるが、大きな溜りや落ち込みなどが殆どなく、ヤマメ狙いの川相だった。 
 ヤマメが居そうな緩い流れや流芯近くの筋を流すがアタリが無い。 

 入渓地点から200m程上った分流の溜りにエサを入れ、そのまま上流に仕掛けを引き上げた時に、向こう合わせで掛かった。 
 竿を大きく絞って顔を出したのは20cmのイワナだった。 
 最終日である本日は、持ち帰る予定なので、迷わずゲット。 
 暫らく上流に進むと義弟のルアーにヤマメが掛かった。  20cm弱の綺麗なヤマメである。 
 比較的浅めの流芯で掛かったようだ。 
 今回の釣りで初めてかかったヤマメであった。

 その後は素晴らしい川相にも関わらず一向にアタリが無い。 
 アタリが無くなると連日の渓流遊びで疲れが出てきた。 
 時計を見るとまだ11時過ぎなるも今回はこれで納竿とした。 

 折角の和賀川なので、近辺の川相を見ながら帰路に向かうこととしたが、山が深いせいかどの川も林道を進むにつれ渓は遥か下を流れている。 
 案内人がいないとポイントも解らないようなところだった。

 郡山の義弟宅で本日のイワナとヤマメを骨酒にして味わったが、久しぶりの骨酒は連日の疲れを誘い、爆睡に導いてくれた。 
 釣果はイマイチであったが、事故もなく東北の渓流釣りを楽しむことができた。 
 次回は桧枝岐などに入ってみたいなー・・・
 



小烏瀬川(岩手県)





先達川(秋田県)





本内川(岩手県)




4月29日(土)
〜30日(日)


20匹
(16〜23cm)

20cm岩魚1匹を含む

東荒川
(塩谷

 
 前回に引き続き東荒川に釣行。 
 今回は釣友S氏と一泊での釣行を計画した。 
 連日の好天気と連休前の放流とあって相当な混雑が予想された。 
 現地到着6時を目標で家を出たが、4時半過ぎ頃に電話がありS氏は既に到着したとの知らせ。 
 かなり入れ込んでいる模様だ。(笑)
 既に駐車場には数台の車が来てるとのこと。 
 同好の士が多いことにあきれるやら安心するやら・・・

 6時過ぎに現地に到着したら10数台止められる駐車場はほぼ満杯。 
 焼肉パーティをやっているグループやたき火を囲んで朝食を食べてるグループなど中高年たちが大いに楽しんでいる。 
 我々も釣り談義をしながら放流までの時間を潰す。 
 やがて上流から放流開始。 今回は小型のヤマメが多いような気がした。

 放流開始直後は魚からの反応が無いが、今回は10数分後に隣に陣取った常連さんが18cm級を上げた。 
 やがて小生にもツーンとした大きなアタリで18cm級が掛かる。 
 本日は前回の教訓から3Bの重いガン玉を付けた仕掛けにし、流芯から少し外れた緩い流れをスピードを遅くして流す作戦にした。 
 こうするとアタリがはっきり出る。 

 1匹目は直ぐに掛かったが次が来ない。 
 流れの筋を変えながら繰り返し流すが一向にアタリが無かった。 
 となりの名人はボツボツと掛けている。 
 10数分経った頃ツンという大きなアタリで目印が大きく動く、すかさず合わせると強い引きで流芯の向こう側に逃げていく。 
 焦る気持ちを落ち着かせ大きく絞り込んだ竿を堪えて抜きあがると22cmの綺麗なヤマメ。
 しかし、抜き上げた時にスレ掛かりとわかったのでこっそりと針を外し生かしビクへ。

 その後もイマイチアタリが遠いので、オモリを4Bに変え、更に引きずるように流す。 
 こうしたことによりアタリが出やすくなったのかボチボチと掛かるようになった。 
 しかし、型はイマイチで17、8cmが多かった。

 昼過ぎた頃にはアタリも遠のいたので午後1時過ぎに昼休みとした。 
 2時過ぎまで昼食休憩をして午後の部をスタートしたが、場荒れしたのか殆ど掛からなかった。 
 4時過ぎに納竿とし釣果を確認したら16cmから22cmのヤマメが16匹だった。 
 S氏はルアーで20匹だった。 彼は最初は全然ダメだったが、やがて掛かりだしたようだ。

 本日は車中泊の予定で来ているので、先ずはコンビニでビールと夕食を確保。 
 次に近くの日光市経営の「かたくりの湯」の温泉で汗を流した。 
 その後「しおや道の駅」で車中泊とした。


 翌日は早朝から昨日の上流部に入ったがあまり反応は良くなかった。 
 堰堤上流部の溜りがいいポイントだが、既に先行者がいてボチボチ上げている。 
 結局小生は昨日の場所とその下流部に入りやっと4匹確保することができた。 
 この内一匹は20cmの岩魚。  
 また今回最大の23cmヤマメもこの下流部で掛けた。 
 陽が高くなった8時頃には完全にアタリが止まったので納竿とした。 
 エサを引きずるように流したり、竿一杯流した時にはっきりしたアタリがあり掛かったケースが多かった。

 その後、S氏が山菜を採るというので、小生も便乗することにした。 
 先ずは釣り場の河原にところどころ群生しているコゴミから採る。 
 急に暖かい日が続いたせいか殆どは葉っぱが開いてしまっていたが、僅かに残っている開く前のやつを次々と採り込んだ。 
 この場所では、その他アケビの弦、イタドリ、山ミツバ、タラの芽の他ワラビなどが採れた。
 その後、場所を変えコシアブラとタラの芽を探したがやはり既に葉が伸びて僅かに採れたのみだった。 
 帰り道に鬼怒川の河川敷に立ち寄り、ここのコゴミの群生地からスーパーのレジ袋一杯ほどのコゴミを採取した。 
 帰宅して早速山菜を料理したが、アケビの弦と山ミツバ、イタドリなどは初めての味だったがビールのつまみに最適だった。

 今回は釣果はまずまずながら、山菜が沢山取れたので、なにか得したような気がした。
  春のひと時を思いっきりアウトドアで遊ぶのもいいもんだ!



16〜23cm 20匹





とてもクマなど出そうもない場所
だけど嘘ではないだろう。
ここではワラビが沢山採れた

4月11日(土) 20匹
(18〜23cm)
東荒川
(塩谷
 桂川のリベンジで栃木県塩谷町の東荒川に釣果した。 
 生憎の小雨模様の中車を走らせ現地に到着したのは7時チョイ前。 
 現地でS氏と落ち合う。 その頃には雨もパラつく程度にあがってきた。 

 いつものことながら前夜からの泊り組や早朝組などが既に到着して場所を確保していた。 
 それでも、例年入る橋の辺りはまだ空いている。 
 おそらく天候が振るわないので人出が少ないせいだろう。 
 とりあえず場所を確保してS氏と釣り談義に花が咲く。

 やがて放流開始。 放流ものじゃないと釣れない現実が悲しい。
 放流後暫らく掛からないのが普通だが、本日は10分ほど経過した頃対面の釣り人が掛けた。 
 18cm位の小型ヤマメで。 
 やがて小生にもアタリが来た。 
 緩い流れが落ち込みに流れ込む手前のところでツーっとしたはっきりしたアタリで掛かった。 
 サイズは18cmヤマメである。

 取り敢えず一匹掛かってホッとする。 
 本日は昨年の経験から、オモリを若干重くし、時々エサを止めるようにして流した。 
 どうも放流ものを釣る時には流れより遅くエサを流すほうがアタリが出るようだ。
 その後、ボチボチとアタリが出て20cmオーバーも含めて竿を絞ってきた。 
 下流に入ったS氏はルアーで狙っていたが、釣り始めの頃こそ掛からなかったがやがてボチボチと掛かるようになったようだ。 

 本日は朝方に雨模様だったせいか釣り人が若干少なく、この橋際のポイントには対面に3名。 
 我がほうには北茨城からの釣り人が一人いるのみで、ポイントを独占してすこぶる気持ちがいい。 
 午前中一杯この橋の上下を攻め久しぶりの大釣りを堪能した。

 午後からは上流部に移動したが、あまり釣果が出ず結局午前中のポイントに戻りそこで粘った。 
 本日は全体的に小型ヤマメだったが、20cmオーバーも4匹混ざった。 
 アタリもエサを止め気味に流した時にツンとしたアタリが出たり、魚が反転してキラリと光るアタリが出たりしてわかり易い釣りだった。

 終わってみれば18cm〜23cmのヤマメ20匹だった。 
 S氏も19匹の結果が出て十分堪能することができた。
 



18〜23cmのヤマメ20匹






東荒川の流れ


4月5日(日)
2匹
(18、23cm)
桂川
(城山橋)

 山梨県都留市の桂川へ釣行。 本日は一人で出かけた。
 本日は放流日だったので期待したが、結果は散々なるヤマメ2匹の貧果だった。 
 早朝6時に現地の鮎オトリ屋さんへ到着。 アユもできる年券を購入し、本日の釣り場である城山橋下に向かった。 

 現地到着は6時半。 既に先行者が5〜6名おり、焚火をしながら放流を待っている。 
 小生も早々に支度をして焚火に仲間入りして釣り談義。 
 やがて9時頃に放流が始まり既に20人ほどに膨れ上がった釣り人が一斉に釣り開始。

 暫らくは各釣り人にアタリが無かったが、やがて上流で一匹掛けた。 
 その後は誰も釣れない時間が続いたがやがて下流でも掛かり始めた。 
 本日のエサはイクラ。 エサ持ちしないイクラで何回も目の前の流れを流すが一向にアタリらしきものは無かった。

 時々小生の上流と下流でボツボツと掛かる。 
 掛かる場所の流れを見ると水深が比較的浅く流れが緩やかのところのようだ。 
 小生の場所は若干深く強い流れだ。 
 この釣り場に着いて場所を確保するときに此処だけが空いており、この上下は焚火仲間が既に場所確保していた。
 奥多摩から来たと言っていた焚火仲間はこの川の常連だと言っていたからポイントを熟知しているようだった。

 1時間たってもアタリが無く、釣れている人の釣り方を観察したが特別な釣り方はしていない。 
 オモリを重くしたり、逆に軽くしたりしたが一向にアタリが無い。 
 エサをブドウ虫に変えて岸寄りのゆるい流れを流した時に、ツツ・ツツっとした明確なアタリがあり、待望のヤマメがやっと掛かった。 18cmの小型ヤマメだった。

 一匹掛かったことで俄然やる気が出て、ブドウ虫エサを付け替えて先ほどのような流れを攻めるも次が来なかった。 場所移動をしたかったが釣り人が多く空いてるポイントがない。 
 エサをイクラに変えて先ほどの流れを流すも魚信はない。

 やがて、下流の釣り人が移動したのでそこに入る。 
 イクラエサで2回ほど緩やかな流れを流した時にツツっとした小さなアタリがあった。 
 あわてて合わすも魚は乗らない。 
 それでもアタリが有ったことで再びやる気が出てイクラエサを何回か流す。 
 諦めかけた頃、ツーっとした大きなアタリ。 
 すかさず合わせると確かな手ごたえ。 
 竿を大きく絞って釣れたのは23cmの綺麗なヤマメ。

 その後も手を変え、品を変えたりして攻めたが一向に掛からなかったので1時過ぎに納竿とした。 
 放流ヤマメも釣れない自分に腹を立て、すっかり自信を無くした釣行だったが、久しぶりの渓流は気持ちが良かった。



桂川 城山橋


2009年の渓流