3月1日(木)
4月1日(日
4月14日(土
5月6日(日
月 日 釣 果 場 所 コメント
3月1日(木)
〜2日(金)
7匹
(16〜21cm)

ヤマメ
荒川
(塩屋地区

 長い冬ごもりが明け本日は渓流解禁日である。 昨年はここ荒川の解禁日に都合がつかず出遅れてしまったが、今年は問題なく間に合った。
 前日までの寒さが嘘のような温かい日となったが、台風並みの強風が吹き荒れ釣りづらい一日だった。 早朝家を出て、途中宇都宮の釣具店に立ち寄り、年券を購入して現地到着は6時過ぎ。 生憎の強風と小雨のせいか釣り人は例年よりずっと少なかった。 

 ここで釣友S氏と合流し早速釣りを開始。 先行者は既に各ポイントに入っており、空いているポイントを探してやっと入渓。 早朝なので取り合えず餌釣りでスタート。 7mの竿にイクラのエサで開始するも魚の反応が無い。 周りの釣り師も連れてる様子がなかった。 

 小生より早く支度をして、先に入っていたS氏はルアーでやっている。 様子を聞くと既に5匹釣ったとのこと。 主体性のない小生は、そこですぐにルアーに切り替える。
 S氏と似たようなスプーンを取り出し、流心付近の大石周りのポイントに投げ込むと直ぐにアタリが来て掛かった。 20cmの綺麗なヤマメだった。
 これは幸先が良いと張り切って2投目を投入。 しかし、今度はルアーを引けども引けども反応なし。

 場所を変え、ルアーをミノーやスプーンに変えながらポイント上下し、昼までにやっと3匹掛けた。 
 そして、半年ぶりに顔を合わせたS氏と今年のアユ釣りなどの釣り談義をしながら昼食休憩をして午後の部をスタート。

 午後になっても相変わらず強風がおさまらず、やっと1匹掛けてこの日は終了。
 矢板の日帰り温泉でゆっくり体を休め、近くの道の駅で車中泊。

 翌日は荒川の下流部に入った。 早朝6時前に現地に到着したが、狙いのポイントには既に釣人がいる。 2人いた釣り人が餌釣りで次々と釣り上げているのが見えた。 
 小生が狙いを定めたとおり、堰堤手前の水深がある溜まりにヤマメが群れているようだ。 そこを狙って2人がエサを流しこんでいる。

 小生も3人目としてこの場所に入ったが、堰堤手前の溜まりまでにはエサが届かず掛からない。 それでも小生のすぐ前の緩い流れで待望のアタリ。  合わせると20cmのヤマメが掛かった。
 その後は全くアタリがなく、堰堤手前を探っている2人だけが掛かる。

 我慢をしながらアタリを待つも、ついに我慢の限界がきて小生はルアーに切り替えた。  昨年アユをやった緩い流れのポイントを中心にルアーを流し、2匹を追加し10時過ぎに終了とした。

 今回はエサでは全然ダメだったが、ポイントを小まめに変え、丁寧に流せば恐らくエサでも釣れたはずだが、ルアーでの選択肢があったためにどっちつかずの結果となってしまった。 なお、今回のルアー釣りでは、ミノーには全然反応せず、スプーンでも特定のスプーンにのみ反応した。 ルアー釣りも中々奥が深そうな気がした。



塩谷町の荒川の流れ





4月1日(日)
〜2日(月)
12匹
(17〜21cm)
鬼怒川
(佐貫大橋

 鬼怒川本流の解禁に釣行した。 4月1日の解禁は鬼怒川本流の他に日光地区の大谷川だったが、混雑が予想される鬼怒川本流を避け、まずは大谷川に入った。  釣友S氏と大谷川霧降大橋の釣り場で待ち合わせ6時からスタート。 小生はエサ釣り、S氏はルアーでのスタートだった。

 既に多くの先行者が堰堤下のポイントに糸を垂らしている。  我々もスペースを見つけ開始したが一向にアタリがなかった。  数十メートル毎に堰堤があり、その下の溜まりがポイントだが誰も魚を掛けていない。  堰堤の間の流れのポイントの釣り人も全然竿を絞っていなかった。

 2時間ほどやってみたが、数人がかろうじて1匹程度釣り上げたのみで、多くの釣り人はボウズであった。  結局ここをあきらめ鬼怒川本流に移動することにした。 
 本流の放流ポイントである”常さんトロ”を除くと100m程続くトロ場のポイントは既に満杯状態。 しかし、ほとんどの人はビクを垂らしていない。  ここも不調のようだ。

 次に向かったのは”佐貫のヤナ前”のポイント。  到着すると丁度上がってきた釣り人がいた。  様子を聞くと「連れる場所はごく限られていて、そこに入った人は数10匹は釣っている!」とのことだった。 当然ここも既に先行者で満杯状態だった。

 そこで先ずは腹ごしらえをしようということになり昼飯タイムとした。  時間は既に11時を回っていた。  そのうち釣れない人たちが帰り支度を始め、空いた場所に入らせてもらう。

 運よく入った場所は流れが若干早いが、深いトロ状態のところで魚が集まりやすい場所に見えた。   イクラエサを付けて第一投を流すと、流心手前の流れに乗って、丁度足元の岩下のエグリ部分に差し掛かった時に小さなツンがあって掛かった。  慎重に竿を上げタマ網にゲットしたのは21cmの綺麗なヤマメだった。

 気を良くしてエサを付け替え同じ流れを探るも今度はそう旨くはアタリが来ない。  辛抱強く流れを変えながら探っていくと時折と20p級が掛かった。  数メートル隣の年配の釣り人は長い竿で流心の向こう側を攻めて盛んに竿を絞っている。

 エサもブドウ虫のようだった。  小生はエサがダメなときはルアーに切り替えるのでイクラ以外の持ち合わせがない。  それでも隣の人ほどではなかったが、明確なツンやフワッとした小さなアタリがあり小生も数を伸ばしていった。

 夕方5時近くになり、エサのイクラがなくなったので、この日はこれで上がることにした。
 終わってみれば、小生7匹、S氏5匹の釣果だった。  午前中の混雑状況から今回の釣行はボウズに終わるかなと心配したけれどマズマズの結果で日帰り温泉に向かった。
 途中、スーパーに寄り、釣りエサとなるイクラと自分の餌も調達し、”しおや道の駅”で車中泊をした。

 翌日は明るくなった5時過ぎに道の駅を出発し、コンビニで朝食を購入して1km先の前日のポイントに到着した。  朝食を頬張りながら昨日のポイントを見ると既に先行者3人がいて入る余地がない。  上流部を見ると、昨日一ヶ所だけ釣れていたポイントが空いていたのでここに入った。
 
 昨日塩付けしたイクラを付けて第一投を対岸の流れ込みに振り込む。  エサが流れの緩い巻き込みに入ったとたんにツンのアタリがあり20cmが掛かった。  その後、同じ場所で2匹目、3匹目が掛かった。 しかし、これ以降はパタリと当たらなくなり時間だけが過ぎていく。  流れの筋やポイントを変えながら8時過ぎまで頑張り、2匹を追加して9時頃に納竿とした。

 今回は初めて入った場所だったし、場所選定を間違い本命の場所に入るのが遅れてしまいポイントに入ることができなかった。 2日間で12匹の結果となってしまったが綺麗なヤマメに出会えたので満足することができた。

 





鬼怒川本流の佐貫の流れ
(漁協のHPより)



















4月14日(土)
〜15日(日)
8匹
(17〜21cm)
荒川
(塩谷町

 塩谷町を流れる荒川に釣行した。  釣友S氏はルアー、小生はイクラの餌釣りでスタート。  本日は追加放流日で沢山の釣り人が川の両岸にビッシリと詰めている。  
 9時のスタートで釣りはじめたが、数10m置きに造られている堰堤部分の深みに魚が溜まっているようで、其処だけが掛っており、他の場所は殆どが釣れていなかった。

 堰堤の好ポイントは当然のことながら地元のおじさんたちが入っている。  ら我々遠征組は堰堤付近はおろか底石が多い良い流れのポイントにも入れずひとり蚊帳の外となってしまった。  しかも、この日は急に冷え込み水温も気温も上がらず、魚の活性が極端に悪くなったようで、多くの釣り人は良かった人でも10匹前後だったようだ。

 小生はイクラ餌で掛らず、ブドウ虫でもアタリがなく、ルアーに切り替えてやっと3匹のヤマメをゲットしただけでこの日は終了とした。  型は20cm前後だった。  S氏はルアーで5匹のみ。 
 この日は早々に引き上げ、日帰り温泉にたっぷり浸かり、”やいた道の駅”で車中泊。

 翌日は薄明るくなった頃現地に到着。  さすがに釣り人は少なく、数台の車が駐車しているのみ。
 昨日の好ポイントである堰堤にも入ることができ、イクラ餌を付けて期待を込め第一投を流れに送り込む。  すると直ぐにツツツっとしたはっきりしたアタリで20cmのヤマメが掛った。  ”やはり場所か!”っと思いながら2投目を送り込む。  しかし、今度は目印は沈黙したまま。  

 流れの筋を変えたり錘を変えたりしながら探っていくも次が掛らなかった。  ヤマメは沢山残っており、餌の近くまで来るも喰いつかずにUターンしていく。  S氏のルアーにもヤマメは反応するが喰いつくまでには至らずこれもUターンするとのことだった。

 仕方がなく上流部の大石が点在する渓相の良い流れを中心に狙っていった。  二つの流れが一緒になり大石にぶち当たる淀み気味の流れに餌を送り込んだときにキラッと魚が光った。  すかさず合わすと針掛かりしたヤマメが上流に走る。  慎重にやり取りをして無事玉網に収めたのは21cmの良型だった。

 その後、この付近を中心に探っていき、何とか3匹を追加して8時頃に終了とした。  結局この日は5匹ゲット。  二日でやっと8匹という貧課だったが、気温が上がらないときはこんなものか?
 S氏もルアーで4匹だった。

 帰りに鬼怒川の河川敷のこごみの群生地に立ち寄り、春の山菜”こごみ”を摘んで帰路に向かった。






 荒川の釣果
(ヤマメとこごみ)
17〜21cmを8匹



5月6日(日)
〜7日(月)
7匹
(18〜23cm)
大谷川
(日光市

 日光市を流れる大谷川に釣行した。  小生は餌釣り、釣友S氏はルアーで釣り開始。  この大谷川は数十メートルおきに堰堤があり、堰堤と堰堤の間は水深1m以下の緩やかな流れとなっている。   9時半の解禁に合わせ、釣り人は思い思いの場所に陣取っていたが、多くの人は堰堤下の溜まりを取り囲むように場所取りをしていた。

 本日は意外なほど釣り人は少なく、小生も上流部の堰堤に入ることができた。  9時半になり小生はイクラの餌釣りでスタート。  堰堤からの落ち込み溜まりに第一投を入れる。  期待を込めて目印の行方を追っていったが魚信は無い。  落ち込み場所を変えたり、落ち込みの流れの筋を変えたりしながら根気よくポイントに餌を送り込むもヤマメからの反応はなかった。  

 この堰堤は小生ひとり。 すぐ下の堰堤には10数人が釣り糸を垂れている。  やがて下の堰堤で竿を絞る人が出始めたが小生には全然アタリが来なかった。  小一時間過ぎたころ小生にも小さなアタリが来てやっと掛った。  抜きあげると20cmの奇麗なヤマメだった。  落ち込みの流れを丁寧に探っていったとき目印が沈み込むような小さなアタリで掛ったのだった。

 アタリが渋く全体的に不調なようで、すぐ下の堰堤でも数人がやっと1匹づつ釣り上げるほど低調であった。  その後は辛抱強くこの流れを探ったが全然反応が無く時間ばかり掛ってしまった。  やっと2匹目を追加できたのは1匹目を掛けた2時間ほど後のことだった。 これも渋いアタリで、ツンとした極小さなアタリだった。  しかし型は良く23cmの堂々としたヤマメだった。 0.3mmのハリスでは堰堤下2m程から抜き上げるのには不安があったので、暴れるサカナをコントロールしながら空気を吸わせ徐々に弱らせて岸の草むらの中にやっと確保。  堰堤下まで降りて行き無事取り込んだ。

 午後は堰堤間の普通の流れや他の堰堤付近を探ったがやはりアタリがなく上流の堰堤に移動。  ここは午前中の堰堤より水量が多く流れ込みも多い。  大きな二つの落ち込みの間の回り込みの流れを丹念に探っていた時に目印が沈み込むような小さなアタリで掛った。  抜き上げると18cmのニジマスだった。  その後、20cmのヤマメを追加し合計4匹でこの日は終了。  S氏はルアーで5匹だった。
 この日は、日光の日帰り温泉”やしおの湯”で疲れを取り日光の道の駅で車中泊。

 翌日は朝マズメから開始。 昨日の堰堤を中心にやったが、朝一番で20cmのヤマメ。  続いて22cmのニジマス。  そして19cmのニジマスと3匹をゲットして7時過ぎに納竿とした。 
 結果は17cm〜23cmのヤマメ7匹。  S氏はルアーで6匹だった。
 帰路はS氏と鬼怒川の鮎の遡上状況を見ながら6月解禁の場所定めをして帰宅した。






 大谷川の堰堤
18〜23cm7匹




2009年の渓流