3月20日(金)
4月11日(土)
月 日 釣 果 場 所 コメント
3月20日(金)
〜21日(土)
5匹
(20〜23cm)

ヤマメ
鬼怒川
(佐貫地区

 今年の渓流釣りは3月20日の鬼怒川からスタート。  9時放流に合わせて早朝に家を出て、先ずは今年の年券を購入しに宇都宮の釣具店に行く。  すると75歳以上は半額とのこと。  ラッキー! そんな訳で今年の入漁料は半額の5,500円で済んでしまった。

 釣り場到着は8時過ぎ。  早めに到着したつもりだったが、ポイントというポイントは既に先行者で一杯。  コロナウィルス騒ぎと朝からの強風で釣り人は疎らかと思いきや元気な年配者で釣り場は満員k状態。

 どこにも入る場所が無いので、同行したS氏と一緒に放流状況を見学することとした。  やがて9時になり漁協の車が到着し放流開始。  最初はニジマスをバケツで約20杯。 次にヤマメをやはり20数杯を放流していた。  
 しかし、ポイントらしきところは数多くあるのになぜか一か所のみに放流して終了。  放流数はバケツ1杯10数匹として約40杯で少なくても500匹は放流したと思う。

 やがて20〜30人ほどの釣り人の竿が曲がり始め、釣り場は一気に騒がしくなった。  しかし、釣れている場所は放流したこのポイントのみ。  このポイントから数10m離れた下流域一帯は全然釣れていなかった。
 このポイントにはしばらく入れそうもない。  やがて釣れなくなって、みんなが帰る頃に又様子を見に来ることにしてひとまずどこかに退避することとした。

 取り合えず、ここから数キロ先の荒川に向かった。  ここは3月1日解禁した川だが、まだ釣り残りがいるのではないかと淡い期待を抱いた。  早速支度をしてS氏はルアーで、小生は餌釣りで開始。 下流部から段々と上流部に登りながら餌を流して行ったがサカナの反応は皆無だった。  そうこうしているうちに12時過ぎになり、昼食を済ませ再度朝方のポイントに移動した。

 早朝から吹きまくっていた風がますます強くなり、さすがに釣り人も少なくなって朝方釣れていたポイントに入ることができた。  7mの渓流竿に3mの道糸仕掛けを付け、イクラ餌で開始した。  大量の魚を放流した現場を見ているので、すでに多くのサカナは釣り上げられているとは思うものの、まだまだ相当量のサカナが残っているのものと思いつつ目印を凝視しした。

 しかし、一向に当たりは無く時間ばかり過ぎていく。  イクラ餌で時々誘いを掛けながら釣るも一向に掛からない。  時々5、6匹の群れがゆっくり回遊するのが見られる。  どうやら釣り残りの食い気の無い遊び渓魚が泳ぎ回っているようだ。  やがて対面の釣り師が釣り上げる。  様子を見ていると川虫エサのようだった。  小生はイクラ餌。  勿論川虫は持っていない。  

 それでも緩い流れにイクラ餌を付け、オモリも軽くしてゆっくり流しているとついに軽いアタリがありやっと掛った。  周りの釣り人に迷惑を掛けないように一気に抜き上げ取り込んだのは20cmの奇麗なヤマメだった。

 その後、イクラ餌で攻めるも魚信が無いまま時間が過ぎていく。  同行のS氏はルアーで時々掛けている。  そのうち、S氏が川虫を取ってきてくれた。  川虫を付けて期待を込めて探っているとやがて奇麗なアタリで掛った。  慎重に寄せてくるとデカイ。  更に慎重に寄せていると7mの竿に3mの道糸ではバランスが取れずサカナが反転した途端に針から外れてしまった。

 気を取り直し、川虫エサで続けているとまた掛った。  今度も慎重にやり取りしているときに同じようにバレてしまった。  バラシが続いたせいかまたアタリが遠のいた。  シビレを切らしたころやっと小さなアタリ。  今度は一気に抜き上げて20cmのヤマメをゲット。

 その後は全くアタリもなくなったのでこの日は終了。  近くの日帰り温泉に入り、塩谷の道の駅で車中泊。
  
 翌日は早朝に昨日のポイントに入る。  先行者は一組。  期待を込めて川虫エサでスタート。  直ぐにアタリが来るものと固唾をのんで構えるも一向に当たりが無い。  風もなく絶好の環境なるも掛からない。  ルアーにも掛からない。  時間ばかりが掛かる。

 やがて日が差し始めると隣の釣り人に掛かった。  そして小生にも来た。  これを一気に抜き上げ無事ゲット。 23cmの良型ヤマメだった。  その後2匹のヤマメを追加したが、思い出した頃にポツン、ポツンと掛かるような状態で期待が持てないのでここで終了とした。  時間は10時過ぎ。  

 この釣り場には真竹が群生しており、畑の野菜の手に最適な竹だ。  これを調達することにした。
 S氏は翌日の田川の放流に参加するとのことでここで別れる。  今年の渓流釣りも5匹の貧果に終わってしまったが次に期待したい。



20〜23cmのヤマメ







鬼怒川佐貫の釣り場





取手の桜

4月11日(土) 1 匹
(24cm)

ヤマメ
東荒川
(塩谷地区
 
 連日のコロナニュースでいささか疲れ気味の日本列島。  小生も御多分にもれず気が滅入っている。  そんな毎日の気分転換に東荒川に釣行。  この日は2回目の放流が行われるとのことだった。  埼玉県在住のS氏は県の緊急事態宣言及び近所でもコロナ感染者が出たとかでパスしたので今回は単独行となった。

 8時頃現場に到着するつもりで家を出たが、コロナ騒ぎなのかいつもの道路はガラガラ状態。  土曜日とはいえいつもはトラックが多く走っている408号線だが、本日はその数が激減していた。  勿論乗用車もほとんど走っておらず、日本経済の行く末を心配しながら呑気に釣り場へまっしぐら・・・・  こんな自覚のないことでいいのかと自問しつつ7時過ぎには釣り場に到着してしまった。 

 現場は世間の騒ぎはどこ吹く風とばかり、釣り師の車で一杯だった。  狙っていたポイントには入れなかったが、良さそうな場所を確保でき、川虫などを採取しながら放流時間まで待機した。  9時頃から放流が始まり一斉に釣り師が竿を出す。

 小生もイクラの餌で狙うも一向に当たりが無い。  この場所は上流10m位のところが流れの落ち込みになっており、そこから流れ出た水流が、深さ1m位のところに点在する石底の間を流れ、小生の目の前をとおって下流10m位のところのチョイ深で曲がり、そのまま下流に流れ出るような渓相であった。  本来なら上流10mの落ち込み付近がベストポイントなるも、此処は前日から場所を取っていた2組に抑えられていた。

 暫くイクラ餌を流すも反応が無い。  上流部は仕掛けを入れられないので、目の前から下流域を攻めるも一向にヤマメの気配が感じられなかった。  特に下流の一部深くなっているアタリを入念に探ったがアタリが無い。  そこで、エサを川虫に変えてみることにし、大きめのチョロ虫を付け下流の深場に入れる。  

 暫く流れに乗せて探っていると目印が小刻みに揺れるアタリが出た。  軽く合わせると確かな手応えで掛った。  下流に走り出す魚の動きで型がいいと感じながら慎重に竿を絞っていく。  その時、岩穴に逃げ込もうとするサカナ引っ張られ、底石に道糸が擦れそうになる。  やむを得ず一気に抜き上げる。  そして無事にキャッチ!  24cmの奇麗なヤマメだった。  

 その後、クロカワ虫に付け替え、再び先程のポイントを中心に攻めていると、目印がフッと止まるようなアタリで掛った。  今度も型が良さそう。  今度も一気に抜き上げにかかったら、サカナが水面にカオを出したとたんにポッチャーン!  何とハリスを切られてしまっていた。  逃げたサカナのせいか、あれは25cmのヤマメかも・・・・   残念!!

 その後は、さっぱりアタリが無く時間だけが過ぎていく。  上流の落ち込みに入った人が2匹目を取り込んだ。  しばらく同じ場所で辛抱していたが、全然サカナの気配が無い。  エサもチョロ虫とクロカワ虫を付け替えながら頑張ったが反応が無かった。  時間も11時を回ってきた。
  
 上流の落ち込みの更に上流部の岩盤に大石が点在するポイントが空いたのでそちらに移動した。  クロカワ虫を付けて探っていくもアタリがない。  それでも大石の石裏ポイントでクツ・クツっとした小さなアタリのような感じがした。  しかし、合わせるも掛からない。  エサを見るとかじられたような跡がある。  エサを付け替え粘っていると再び同じようなアタリを感じたが、一向にハリ掛かりしなかった。

 ポイントを探りつつも、周りの釣り人を見ていたが、時折竿を曲げている人を見かけるも、殆どの人は掛けていなかった。  時計を見ると既に12時過ぎ。  腹も空いてきた!  風も出てきた!  釣れそうもない!  段々弱気になって、たった1匹なるも坊主よりかはましだと思い、遂に上がることにした。 

 今回はコロナの気晴らしに来たのだから、まあいいかと慰めつつ昼食をとり帰路に向かった。

 帰りの車の中で反省した。  上流部に移動したときに2回ほど小さなアタリらしいのがあったが、あの時、この様な時のために小さなヤマメ針の仕掛けを作っていたのになぜ使わなかったのだろうか? なぜイクラ餌に変えなかったのだろうか?
 
 ヤマメはエサの形を覚えているという。 一度見たエサや喰い損ねたエサには喰いつかないという。 養殖ヤマメだと思ってズボラな釣りが敗因かもしれない。 次回はまじめに取り組もう!






東荒川の流れ






たった1匹の24cmのヤマメ





2009年の渓流