寧波は上海から杭州湾を挟んだ南側に位置し、鉄道距離で
約300km離れています。 今回は上海から新幹線型列車で約3時間の旅でした。
寧波は遣隋使・遣唐使のころから日本への玄関口であり、
古くは最澄、空海そして、道元などもこの寧波経由で仏教の奥義を日本へ持ち帰ったとか・・・・。
市内には道元が学んだ古寺や郊外の五台山には最澄が修行したお寺もある。 
また、杭州湾入口の普陀山にも古いお寺があり、日本とのかかわりが深い街でもあります。
現代の寧波・紹興は、10年前の上海のように車も多く、交通道徳も10年前の上海並みでした。 
物乞いも目立ったが、これもいずれなくなるでしょう!


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寧波駅

新幹線(山形新幹線型)で上海から3時間

阿育王寺

寧波

阿育王寺は中国禅宗五山のひとつであり創建は晋代の282年。 阿育王寺は日本との馴染みが多く、鑑真和尚が渡日に失敗し、南方に難破した折にはこの寺に立ち寄り再渡日の準備をしたとか。
また、1223年に入宋した道元もここに立ち寄り、料理番の老修行僧に修行の道を教えられたそうだ。 
さらに200年程後には雪舟もこの寺に逗留し、当時の伽藍を水墨画に残している。 この水墨画(「阿育王山図」)に描かれた塔をもとに、八面七層、高さ53mの東塔が復元されている。

復元された東塔

天王殿

鑑真の廟(天童寺)

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