(1)いよいよ切りに入るが、生地を順次折り畳み、切り易い大きさに整える。
(2)先ず、長方形の生地を横長になるように置き、左半面に打ち粉を十分振る。
次に、この面に右半分の生地を折りたたむ。
これにより、生地は縦長に折りたたまれ、生地は1/2の大きさになった。
(3)この縦長の上面に、上記と同様に打ち粉を振り、下面をその上に折りたたむ。
これにより、生地面は1/4の大きさになる。
(4)更に、上面に打ち粉を振り、下面をその上に折りたたみ、生地面1/8の長方形にする。
(5)この折り畳んだ生地をまな板に載せ、駒板を添えていよいよ切りに入る。
(6)包丁は駒板に添って真っ直ぐ下ろし、麺の太さ1〜2ミリ程度になるように切りそろえていく。
(7)この時、包丁を手前から前方に押し出すようにすると、特に力を加えなくてもスムーズに切れる。
(8)また、切り下げた包丁を左に僅かに傾けることにより、次に切る太さ分だけ駒板が左方にズレる。
この包丁の傾け加減を一定にすることにより太さのそろった麺を切ることが出来る。
(9)この様にして切りそろえた麺を一定の量ごとに束にし、蕎麦収納容器の生舟(木製)に入れていく。
小生は生舟の代わりにタッパウエアを使用しているが、イマイチ情緒が無いなーと思っている。
束にする量は、20回程度切った量を一束(半人前)にしている。
一束分を包丁の先端で掬い上げ、余分な打ち粉を篩い落とし、一ひねりして生舟へ。
(10)余分な打ち粉は、蕎麦の束を左手で縦に握って束の先端を振ることで篩い落とされる。
このままでは束の上半分の打ち粉のみ篩い落としたことになるので、次に右手首を左巻きに回し、
束の上部を握って手首を戻すと残りの半分が束の上部に来ることになる。
このまま手首を使って余分な打ち粉を篩い落とす。
その後軽く束をひねって収納するとにより乾きを防ぐ。また、スムーズに取り出しが出来る効果もある。
以上が、大雑把ながら自己流の蕎麦打ち方法です。
横長の生地を1/2に畳み
縦長にする
下半分を上に折り畳み
1/4にする
更に上に折り畳んで
1/8にする
長包丁を入れた後左に
傾け切り揃える蕎麦の
太さを決める
包丁の先端を使って
一束分を掬い取る