3.作成

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タマ網作成

カヤはイチイ科の常緑針葉樹。古い神社の境内などには大木があるが、
これは、この木に願いを込めるとそれが叶うとの言い伝があるからとか・・・
針葉樹は成長がとても遅く木目が細かく堅い。しかも、幹から
ほぼ直角に、左右に枝が出ているので、タマ網の枠に適している。

鮎用タモは、網取り付け用金具を付ける
ための穴を明ける。(1mmの穴)

網取り付け用金具
(ステンレス製針金
を加工して作成)

ウルシを塗った枠に金具を取り付ける

NO.2

薬缶の蒸気を当てながら枝を曲げていく

市販の金槌の柄に切り込みを入れた
手作り工具(”タメ木”という)で曲げる

曲げた枠の両端を
結んで数ヶ月寝かす

大きなタモは鮎用
小さなタモは渓流用

(渓流用は柄の部分を
短くしか取れなかった)

渓流用は柄の部分に
余った枝を接ぎ長くし
た。
そして、継ぎ部分に藤
を巻いた。

ウルシを5〜6回重ね塗りする

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先端を斜めにカットするとともに、
全体を蒸気を使って整える

先端の接続部分は、接着剤と竹ヒゴで接着する
接着後は、はみ出した竹ヒゴや接着剤をカッター、
紙やすりを使って綺麗に仕上げる

紙やすり、蒸気を使って全体を整える

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数ヵ月
経過後