月 日 釣 果 場 所 コメント
7月7(月)
〜(8)(火)

25匹
(14〜18cm)
田 川
(栃木県)

 相変わらず鬼怒川は増水傾向で芳しくない。 そこで今回も田川に出かけた。  この土・日は釣友S氏とM氏が田川で2、30匹の釣果だったと知らせてくれた。 現地に6時半に到着すると狙っていた毘沙門橋のポイントが空いていた。 上流のポイントには既に先行者が入っている。 鬼怒川の状況が悪いので、こんな川にかなりな釣り人が来ている。

 早速身支度を整え、オトリを付けて岸寄りの緩やかな流れに放つ。  本日の仕掛けは6.5mの短竿に0.08のメタル水中糸に7号の4錨。 オトリはグングン流れをのぼって行く。 しかし、野鮎に追われる様子がない。 一通り流したオトリを引き戻し、今度は下流に下がりながら探っていく。 そのうち、ポツポツと小雨が降りだす。 この雨で水温が下がるとますます野鮎の追いが無くなると心配しながらこのポイントを上下した。 

 30分過ぎた頃対岸に2名の釣り人が入ってきた。 彼らは上流の瀬から釣り下って来て小生の対面を通り過ぎ下流部まで釣っていたが掛けた様子は見られなかった。 
 雨も降り続き、追いも見られないので、暫く休憩することにして車に戻り一休み。 1時間ほど眠り目を覚ますと雨脚は弱まり、先ほどの釣り師が対岸でやっている。 車の中から眺めていたら暫らくして掛けた。 

 たまたま掛かったのかと思い、更に様子を見ていると暫くして又掛けた。 そこで押っ取り刀で小生も再び開始。 十分休ませたオトリを付けて流れに放した瞬間に目印が大きく揺れた。 まさかと思いながらオトリの様子を見るとハリスが付け根でプッツリ切れていた。 先ほどの目印の揺れは掛かり鮎からのシグナルだったのか!
 針を付け替え、今度は慎重にオトリを泳がすとすぐにクツっとした小さなアタリで待望の野鮎が掛かった。 慎重に取り込んだのは18cmのきれいなやつだった。 

 オトリを付け替え同じところを攻めたが後は続かず、この橋下の100mほどのポイントを上下した。 時々小さなアタリで18cm級が掛かったが、前回ほどの活発な追いは見られなかった。 午後からは雨もやみ晴れ間が見えるようになると其処此処に釣り師が見えるようになり、この時期にこの田川では珍しい光景が見られた。 しかしながら小生が様子を見てきた範囲ではせいぜい数匹の釣果のようだった。

 午後2時頃から少しづつ野鮎の追いが活発になり、ボツボツと掛かるようになった。 結局16時半頃納竿した時点で8匹の釣果だった。 型は17〜18cmだった。 
 この日は、近所の道の駅”ロマンチック村”の天然温泉で汗を流し、専用駐車場で夕食の用意をしていたハイカー夫婦と知り合い、お互いのリタイア後の話をしながら夕食をとり、その後爆睡とあいなった。

 翌日は毘沙門橋からスタートしたが、10時近くまでたっても一向にアタリが無いため上流部の上の橋に移動した。 解禁日に4、50匹釣れた場所だったが、やはり場荒れがしたのか野鮎からの反応は無い。 それでも我慢をしながらオトリを操作していると、底石が連続しているポイントで最下流の底石の脇にオトリを入れた時にツツ・ツツっとした小さなアタリ。 静かに竿先を上げると手ごたえ十分でタマ網に野鮎が飛び込んできた。 18cmの良型である。 これをオトリに変えて同じ流れを流すが後が続かなかった。

 今度は更に数百メーター下流のチャラ瀬に移動してオトリを入れた。 すぐにあたりは無かったが、オトリを上流部に引き上げる誘いをかけた時にガツーンとした目が覚めるようなアタリで掛けた。 直ぐに取り込み姿勢に入ったが竿が大きく曲がり空中に抜けない。 腰を屈め腕を目一杯に伸ばしてやっと取り込んだのは20cmの幅広の野鮎だった。

 この20cmをオトリにして同じ流れを同じような誘いをかけてやったがその後のアタリは無かった。 ここで時計を見るともうすぐ12時。 取り敢えず昼食タイムを取り十分に休憩をする。

 午後は更に1kmほど下った293号線の橋上に移動した。 ここは緩い流れが続く泳がせ釣りのポイントだ。 S氏の情報では以前はいい釣りができたとか。 元気そうなオトリを選び緩やかな流れにオトリを入れると目印が大きく揺れるアタリ。 17cmをゲットできた。 オトリを変え、同じポイントを泳がせ釣りで探っていくと元気に泳ぎ回っていたオトリがプツリとした感じで止まってしまった。 根掛かり特有の目印の動きである。 結局この根掛かりで水中糸ごとオトリと仕掛けを取られてしまった。

 気を取り直し、このポイントを上下して攻めていくとポツリ、ポツリと掛かった。 15時過ぎころからは鮎のハネが見られそれと共に掛かるようになった。 16時までここでやり納竿したが、終わってみると昨日のものとと合計して14匹だった。 型は17cm〜20cmだったが、18cm級が大半を占めた。 今度は桂川かこの田川かと思いつつ帰路についた。


毘沙門橋上流部の流れ



毘沙門橋下流の流れ



毘沙門橋下のポイント

7月2(水)
13匹
(17〜20cm)
田 川
(栃木県)

 関東の河川は相変わらず増水で釣りにならない中、鬼怒川水系の田川が7月1日解禁になりました。 当初は解禁日に釣行する予定でいましたが、前日の天気予報で大雨と増水が懸念されたため様子を見ることにしました。 解禁日には釣友M氏が果敢にも釣行し18〜20cmを30匹ゲットしたとの知らせが届いた。
 懸念された大雨は夜半におさまり、昼前には水も引いていき、ササ濁りが功を奏したのか野鮎の追いが活発になり釣果が伸びたのことだった。

 一日遅れではあったが釣友S氏と共に7月2日に田川に出かけた。 6時頃現地に到着すると先行者は既に7,8人いた。 身支度をしながら様子をうかがったが竿を絞る光景は見えない。 
 身支度を整えた我々は、取り敢えず最上流の橋の下流300mあたりの瀬の中にオトリを入れてスタート。 本日の仕掛けは、田川や桂川などの川幅の狭い、上部に木立が覆いかぶさるような場所用に長さを短めた6.5mの短竿に0.3号のフロロ水中糸に特製の2本錨チラシ。

 若干濁りが入っている流れにオトリを入れて探っていったが野鮎からの反応はなく瀬を上下するのみ。 小一時間ほどこの瀬でやったがアタる気配がないので下流へ移動してみた。 S氏はこの瀬で粘っていたが、結果的にここに残って正解だったようで10匹程度を掛けたが、親子ドンブリ (オトリと掛かった野鮎が絡みついた状態になりバレ易い) や根掛かりなどでゲットできたのは5匹だったとか・・・ 

 移動した先も同じような瀬だが底石が多く小さな波立ちが多数ある流れだ。 波立ちの中や波立ちの間や前後などポイントとみられる所を丁寧にオトリを入れたが一向に追いが無く時間ばかりが掛かる。

 元の瀬に戻ると、S氏が前述したような状況を説明いてくれたが、1か所で入れ掛かりで約10匹ほど掛けたらガラのよろしくない釣り人に場所を取られてしまったとぼやいていた。 この川の解禁日には必ず数人で来るのガラの悪いグループがいるが、本日はこのグループも1日遅れてきたようだ。

 気分が悪くなったと言うS氏の提案で、1kmほど下流に移動することにした。 本日は初めてのオトリ屋で二匹を購入したが、ここのオトリはあまり元気がなく、直ぐにグロッキー気味になってしまったので、S氏から野鮎1匹を借りて下流でスタート。 

 上流より流れはきついが対岸よりが深く、手前側が浅瀬になっている変化にとんだ流れに野鮎オトリを入れて期待を込めてポイントを探る。 しかし、アタリは無いが、時々追われるようなオトリの動きが感じられる。 暫らくオトリを止めて反応をうかがっていると、グツ・グツっとした目印が大きく引かれるアタリ。 静かに竿を絞ると18cmの追星豊かな野鮎をゲットすることができた。

 オトリを元気野鮎に変えたので期待を込めてこの瀬の上下を攻めたがその後のアタリは無かった。 ここでも小一時間ほどやったが時計を見ると丁度12時。 下流にいたS氏に声を掛け昼食タイムにした。 S氏も1匹のみとか。

 午後は先ほどやった場所の上流にあるもう一つのポイントが空いたのでそこに入った。 竿も6.5mでは短かったので7.5mに変更し水中糸も複合メタル0.08に変えた。 橋の上流部の両岸にそれぞれが入った。 オトリを入れ竿1本ほど下ったところで待望の追いが有り、直ぐに強烈なアタリで掛かった。 慎重に取り込んだのは型も立派な20cmの真っ黄黄の追星豊かな野鮎だった。

 オトリを変えて同じ場所に入れると直ぐに追いが有り20cmが掛かる。 続けて18cmと蓮チャンで掛かる。 対岸のS氏も順調に掛けている。 橋下流の深場から次々と野鮎がこの瀬に差して来るようだ。 掛からなくなると流れを上下したり、オトリを変えたりしながら攻めると明確なアタリで掛かった。 

 ふと橋の方を見上げると、いつの間にか数人の地元釣り人が我々の釣りを見物している。 まるで釣り大会に参加しているような感じがしたが、掛かりがいい時に見られるのは悪い気がしない。
 
 3時頃になるとさすがにアタリが遠ざかってきたが、オトリを持ち上げるような誘いを数回かけると掛かるようになった。 それでも4時頃になると水温が下がったせいか追いが無くなったのでここで終了することにした。

 終わってみると17〜20cmが13匹だった。 S氏も20数匹とのことだったが、最後に魚をオトリ箱に移す時に川辺で足を取られて転倒し10数匹逃げられたと嘆いていた。 
 桂川より型は大きいが、追いは桂川ほどなくどっちもどっちの感はあるが、久しぶりの田川の釣りを堪能して帰路に就いた。

 


17〜20cmを13匹





サカナに逃げられて
ガックリのS氏

6月25(水)
〜26日(木)
25匹
(14〜18cm)
桂 川
(山梨県)
 関東の河川はまだ回復していない。 今週も桂川に釣行した。 前回同様釣友S氏とオトリ屋さんでそれぞれ1匹づつオトリを購入して院辺橋に向かった。 幸い先行者はおらず駐車スペースも空いていた。 ”ラッキー”っと話しながら前回入ったポイントへ入った。 本日の天気予報は、午前中はもつが午後からは雷雨の可能性ありと出ている。

 前回、7.5mの竿で仕掛けを木に引っかけたり、高切れなどが多発したので、本日は6.5mの短竿に水中糸を多量に用意して来た。 早速支度をして、3mのメタル水中糸に2本錨チラシを付けて第一発目のオトリを流れに放つ。 
 先ずは手前のゆるい流れにオトリを誘導して野鮎の反応を見る。 これまでは暫くすると野鮎に追われるオトリの動きが感じられるが、本日は追われる気配がない。 徐々に中央に入っていくが状況は変わらない。 場所移動を繰り返す。 前回好調だった緩やかな瀬、上流部の急な瀬、更に上流の淵などを次々攻めるも掛からなかった。

 もう一度緩やかな瀬を流した時にフワーっとしたアタリでオトリが流された。 静かに竿を立てるとやっと16cmが掛かった。 追星はあるものの白っぽい魚体の鮎だった。 オトリが変わったので期待を込めて先ほど掛かった辺りを探ったが後が続かない。 S氏がオトリを根掛かりで無くしたっと言いながら、鮎ルアーでオトリ鮎確保のため頑張っている。 しかし、生アユを追わない野鮎がルアー鮎にアタックを仕掛けるはずもなく時間だけが過ぎていく。

 暫くすると漁協の監視員が入漁証チェックに来て「冷水病で追いが無いのでは? 毎年解禁から1、2週間後に野鮎がパッタリ追わなく時期がある。 今はその時期らしい」っと言う。 「おそらく上流もダメ。 支流は可能性があるかも」とのアドバイスを受ける。  S氏を相談して支流の柄杓流川に移動をした。

 農道に駐車して数分歩いて柄杓流川の橋際に到着。 看板があり”熊出没”とある。 川に向かって下りていくとイノシシの罠に体調1m弱の若いイノシシが掛かっており、檻の中でこちらに向かって突進を繰り返している。
 人里から数百メートルしか離れていない場所なのにずいぶんと山奥みたい。

 入渓点から下流をS氏、上流を小生がやることにして上下に分かれた。 静かに上流へ数10m遡ったヨレの中にオトリを入れた瞬間明確な強いアタリで16cmが掛かった。 その後1匹追加した時に下からS氏が上がってきた。 この支流に入る前に調達したオトリが良かったみたいで7匹の釣果だった。
 
 ここで昼食タイムにし、食事の支度をしているとポツリ・ポツリと雨が落ちてきた。 早々にご飯とカレーを温め、食べ始まると雨音も激しく雷も鳴り本降りになってきた。 木陰に身を寄せていたがここで本日は取りやめにして早上りとした。
 都留市内のスーパー銭湯でサウナに入ったり薬湯に浸かったりしてたっぷり2時間頑張り、何時もの”道の駅富士吉田”へ移動した。

 二日目は陽も照り絶好の釣り日和。 昨夜相談した”合流”に5時過ぎに到着。 先行車は1台。 渓流魚狙いのようだ。 険しい山道をたどって降りた地点からスタートした。 すると直ぐに追いがあり15cmが掛かった。 ちょっと小さいオトリだが、これを付けて流すとまたアタリがあり同型が掛かった。 徐々に上流に釣り上がりながら探っていったが、上流に行くほど野鮎から反応は遠くなったが、この流れ数百メートルを上下しつつボツボツと数を重ねていった。

 10時過ぎた頃、対岸に渡り更に下流域に移動する。 この辺りは人があまり入らないので期待をしたが、ポイントごとにアタリが有り掛かったが、数は出ず期待したほどの釣果は得られなかった。
 昼食後は元の流れに戻ったが、相変わらず仕掛けを頭上の木に引っかけて取られたりして無駄な時間を費やしてしまい釣果は伸びなかった。

 15時に納竿したが、終わってみれば18cmが数匹で、殆どは16cmの超小型が多かった。 S氏は約50数匹とのことだった。
 釣れないと、小型でもいいから数が欲しいと願ったりしていたが、小型ばかりを釣っていると大型サイズが欲しいと思ってしまう。 来週は鬼怒川水系の田川が解禁になる。 来週は田川で頑張るぞ!!


6月16日(月)
〜17日(火)
31匹
(14〜21cm)
桂 川
(山梨県)

  鬼怒川・那珂川が相変わらず増水で釣りにならないので今回も桂川に釣行した。 釣友S氏と談合坂SAで待ち合わせ、6時前にはオトリ屋さんに到着した。 前回2匹のオトリを買ったが、一匹目を使って釣り開始直後に野鮎が掛かり、結局2匹目のオトリは不要だったことから一匹だけ買うことにした。 オトリ屋さんもこのところ好調だから一匹で大丈夫と太鼓判を押してくれた。 何だか申し訳ないようだったが、S氏も一匹を購入し釣り場に向かった。
 
 入った場所は前回と同じ”合流”と呼ばれるポイント。 駐車場に1台駐車しており、既に先行者が入っている様だった。 本日の仕掛けは、7.5mの竿に水中糸0.06の複合メタルと特製の2本錨のチラシ針。 前回好調だった上流部に入った。 早速ポイントにオトリをセットしてスタート。 直ぐに野鮎の追いがあるものと期待して待つも全然反応しない。 いろいろなポイント攻めたかったが、オトリは一匹しかいないので、なるべく緩やかな流れや根掛かりしても直ぐに回収できそうなポイントのみを順々に探っていった。 しかし一向にアタリが無く、追われる気配もない。 

 一匹600円のオトリをケチったために安心してポイントを探れないまま時間ばかりが過ぎていく。 それでも小一時間過ぎた頃になって水温が上がったせいかグツ・グツとした明確なアタリがあり14cmのチビ鮎が掛かった。 
小さくても野鮎である。 チビオモリを付けても緩やかな瀬に送り込むと間もなくアタリがあり2匹目をゲット。 しかしこれも15cmサイズ。 その後はアタリが無くどうも芳しくない。 

 下流部には二人の釣り人が入ってきて掛けた。 S氏の様子を見に行くとチビ鮎ばかりと嘆いている。 結局この場所を諦め更に下流部に移動した。 移動途中で後から入ってきた二人に状況を聞くと「ボチボチですね!」っと笑っていた。 上流部より強い流れの瀬にオトリを送り込むと直ぐに反応があり17cmを掛けた。 やっとオトリサイズをゲットできたので、これをオトリにして強い流れを中心に攻めるとボチボチながら18cm交じりで掛かるようになった。

 そのうち上流部からS氏が戻ってきて、「オトリがヘロヘロで釣りにならない!」と凹んでいる。 小生の元気野アユを提供するとこれを切っ掛けに掛かりだした。 小生は順調に掛かりだしたが、仕掛けを根掛かりさせたり、明確なアタリで掛けたと思ったら痛恨の高切れで、仕掛け一式とオトリと掛かり鮎2匹を持っていかれたりして悔しい思いをしていた。 結局最下流部から最上流部までの数百メートルを往復しながら午後もこの”合流”で粘り、15匹の釣果だった。 高切れ2回とバラシやキャッチミスなどで10匹近くを無くしているので、順調なら25匹程度掛けたと思うと残念至極。

 15時過ぎに上がり、温泉に直行して汗を流し、スパーで食糧品を調達しで道の駅”富士吉田”で車中泊とした。

 翌日は”院辺橋”と呼ばれる昨日の下流域に入った。 ここも渓流釣りが似合いそうな素晴らしい渓相で落ち込みと落ち込みの間を流れる瀬がアユ釣りポイントらしい。 小生もS氏もここは初めての場所なので勝手がわからない。 駐車場のすぐ下に渓に降りる踏み跡がある。 ここから入ったのは良いが、深い淵が続き非常に歩きづらい。 そのうち対岸に二人連れが入った。 どうも対岸のほうが釣り易そうだ。 S氏と相談して対岸に入り直す。 

 二人連れの上流に入らせてもらう。 かなり押しの強い瀬が続く場所なのでオトリが安定しない。 そこで、背針を打つと同時にチビオモリを付けて強い流れでもオトリが泳げるようにした。 暫らく探っていくと、ツツ・ツツーっとした明確なアタリで掛かった。 素早く竿を立てながら、上部に覆いかぶさった木の枝をよけるようにして取り込みに入ったが、ブルブルっとした感触で掛かり鮎が根掛かりしてしまった。 結局回収できずに本日最初のトラブルで仕掛けもろとも失ってしまった。 

 その後はここでもボチボチと飽きない程度に掛かり出したが、並行して木の枝に仕掛けを取られたり高切れしたりで苦労をしながらも午前中一杯で15,6匹ゲットすることができた。 この日もトラブルで7、8匹は失っているので数は出たと思う。
 13時過ぎに上がってみれば、今回の釣果は21cm交じりで31匹だった。 その他に18cmのヤマメ1匹だったが、ヤマメが掛かった時のアタリは強烈なグツ、グツだった。

 帰り支度をして車に乗り込んだとたんに物凄い夕立びなった。 間一髪の差でぬれずに済んだ!  もっとも夕立の後は急に追いが立ち、大釣りすることが多いので或いはその後良い思いをした釣り師がいたりして・・・・
 当分、桂川通いが続きそうだ。


院辺橋の流れ



支度をするS氏
6月10日(火)
〜11日(水)

30匹
(13〜18cm)
桂 川
(山梨県)

  今年のアユ解禁日は長雨にたたられ、どの河川も増水して釣りにならなかった。 解禁はしたが指をくわえていたが、ついにたまらず比較的雨量が少なかった桂川に釣行することにした。 
 6月1日にこの桂川でヤマメをやったが貧果に終わってしまい、リベンジを兼ての釣行である。 同行者は釣友S氏。現地オトリ屋に6時に到着し、情報を仕入れながらオトリを2匹購入する。 

 釣り談義も早々に早速釣り場に向かう。 本日の釣り場は先週ヤマメで入った”合流”と呼ばれている本流と支流が合流する場所。 渓相が豊かであり、アユというより岩魚・ヤマメ釣りが似合いそうな場所だ。 
 釣り人はオトリ屋で出会ったS氏の知人の二人組と我々のみ。 

 本日の仕掛けは7.5mの短竿に0.06の複合水中糸と7号の4本錨。 早速オトリを付けて先ずは流れの緩やかなワンドからスタート。 オトリは小さいながら元気に泳いでいく。 ポイントを次々に泳がすが、追われている気配があるわりには針掛かりしない。 ここで自作の特製のチラシ針を使うことにした。 この針は釣り雑誌で見かけた掛かり優先のチラシ針であり、2本錨を二つつなげたもの。 

 この針に付け替えた途端にグツ・グツとした明確なアタリ。 静かに竿を上げるとキラリと水中で反転するアユが見える。 取り込むと15cmの小さめの野鮎。 今の時期はこのサイズでも仕方がないか!と納得しつつこれをオトリに使う。 同じ場所を暫らくポイント探しながら探ると続けて2匹掛かる。 どうやら特製の針の効果が出ているようだ。

 しかし、ここはサイズが小さすぎる。 上流にはS氏の知人二人が釣っている。 その上流まで移動して瀬にオトリを入れる。 すると直ぐに大きなアタリがあり、18cmの黄色い追星が付いたきれいな野鮎が水中を飛び出してきた。 これをタマ網に無事ゲット。  続いて同じポイントで探ると小さなアタリで17cmが掛かる。 しかし追星がない白っぽい細めの魚体の野アユ。 場所を徐々に変えながら上流に移動していくと最初に掛かる野鮎は大きなアタリで掛かり、黄色い追星も鮮やかだが、同一ポイントで2匹目以降に掛かるアユはサイズも小さくなり白っぽい魚体になる。
 
 この出会いの流れを上下して15時過ぎまでやり早上りとした。 結果は13cm〜18cmが25匹。  平均サイズ的には17、8cmが多かった。 
 翌日用事があるというS氏はここでやめ、帰路についた。 S氏は30数匹とのことだった。
 
 富士吉田の道の駅で一泊し、翌日は城山橋下へ入る。 オトリ屋の情報ではこの橋の上流部が良いとか。 早速昨日生かしておいたオトリを付けて流れに放つ。 水が澄んでいるこの川は川底まで綺麗に見える。 
 時折、野鮎の群れが泳いでいるのが見えるが、 当方のオトリには目もくれずに泳ぎまわっている。
 場所を変え、ポイントを変えながら探っていくが一向にオトリは追われない。 2時間ぐらいここでやったが、ついに我慢をし切れず昨日の合流に移動。 10数人いた友釣り師は誰も掛けていなかった。

 出会いに入ったが、先行者は3人のみ。 昨日の上流部に向かい早速開始したが、昨日ほどアタリが無い。 昨日より気温が4、5度ほど低く、しかも雨雲が大きく垂れこんでいる。 それでも、最初にオトリを入れてから30分後には18cmが掛かった。 
 結局11時過ぎまでここでやったが結果は5匹のみだった。 先行の3人組も5、6匹のみで午後からは下流に移動するとのことだった。

 2日間で30匹の釣果は決して悪くはないが、型は17、8cmが中心であり2匹のヤマメも交じっていた。 山中湖から流れ出すこの桂川は、水がきれいで水温も低い。 20cmオーバーに育つには8月一杯はかかると思うので、当面は18cmサイズで楽しんでいくこととし帰路についた。





13cm〜18cmを30匹
ヤマメ2匹を含む







@6月10日(火)
A6月16日(月)
B6月25日(水)
C7月2日(水)
D7月7日(月)