そば打ち


2.師匠

(1)前記のこね段階では、粉はオカラ状態(水分を含んでいるのでオカラよりはしっとり
  している)であるので、両手全体を使って団子状態にまとめる。

(2)次に右手のひらに体重をかけるようにして前方に伸ばし、伸ばした右手を手前に戻す
  とき、右手指で塊を掬い取る。このとき、左親指を塊に突き刺すような動作をしなが
  ら塊を丸める。

(3)この動作を繰り返すことにより、塊に粘りが出てくる。やがて赤ちゃんのお尻位いの柔
  らかさと艶がでたら菊もみに入る。

(4)菊もみとは練りあがった形が菊の花のようなので名づけられたそうだ。前項(2)右手
  の手のひらと左手親指での動作により徐々に塊をまとめていくと菊の花びら様にま
  とまるというが、なかなか綺麗に花びらのようにはならない。

(5)次にこの花びらごときを上にして、塊の底をコネ鉢の縁部(湾曲部)を使って丸めていく。
  このとき花びら部が上に来るので、添えた左手を使い塊を徐々に三角錐状にする。

(6)今度は、この三角錐を逆さまにして、三角錐の底部を右手の手のひらを使い、徐々に力
  を加え押し潰していく。

(7)さらに押し潰すと、やがて厚さ20cm位いの円盤が出来る。
 
 

体重を乗せ、左親指を使って
こねる

菊の花びら状に仕上げる
三角錐状にする
さ2cm位いの円盤にする