月 日 釣 果 場 所 コメント
6月4日(月)

9匹
(16〜19cm)
鬼怒川
(水辺の楽校)


 
 今年の鮎は鬼怒川「水辺の楽校」に入った。  このポイントは昨年解禁時に入ったものの絶不調で釣果ゼロであった。  今年はそのリベンジであったが結果はソコソコ満足できた。
 5時半頃からスタート。  本日の仕掛けは9Mの竿に0.04号の複合メタルの水中糸と0.65号の4本イカリ針。  オトリを付けて緩い流れに入れるがオトリが泳がない。  暫く様子を見たが、オトリは少し泳ぐとすぐに止まってしまい、鼻先をわずかに引くとまた泳ぐがすぐに止まってしまう。

 オトリが小さいのでメタル糸では重いのかと判断し、水中糸をフロロカーボンの0.4号に取り換えた。  すると浮力が大きい糸なのでオトリの泳ぎが抜群に良くなった。  このポイントは水深40〜50cm緩い瀬が続き、所々70cmほどの深い場所がある。  はじめはオトリを泳がせるいわゆる”泳がせ釣り”をしたが野アユからの反応がない。  次にオトリを水深のある場所に誘導し、オトリを止めてジッと待つような釣り方をしてみると野アユが寄ってくるような反応が出るようになった。

 野アユの気配を感じながら待っていると、ツツーとした小さなアタリがあった。  小さく合わせながら竿を上げると野アユからの強い引き、慎重に手前まで手繰り寄せてゲットしたのは17cmの奇麗な鮎だった。 時計を見ると6時半過ぎだった。
 オトリを変えて期待を込めて先ほどの流れを探っていったが後が続かなかった。  この頃なると鮎のハネが見られるようになり野アユの活性が上がり始めた。

 対岸寄りのところでもハネがあったのでオトリを目一杯岸寄りに泳がせていると、さっきと同じような小さなアタリで掛った。  今度も慎重に引き寄せ無事ゲット。  型も先ほど並みだった。
 サカナのハネがあり、野アユの反応がありながら掛りが遅いので、針を3本チラシに変え様子を見ることにした。  
 オトリに特製3本チラシを付け下流に向けて放つとほんの6、7mほど泳いでいったところでガツンとした強い当たりで掛った。  これも無事ゲットしたが16cmの小型アユ。  3本チラシの一番下針に掛かっていた。  やはりチラシ針が有効か!  これで本日のアタリ針が分かった。 今日は大釣りかも!っと思ったがそうは問屋が卸さなかった。

 その後も対岸寄りや下流域などを丹念に探るもアタリが遠いまま時間だけが過ぎていく。  その後2匹を追加して5匹となったところで11時を過ぎたので昼食タイムとした。
 釣友S氏と今年の鮎釣り談義をしながらS氏提供のカレーをご馳走になった。

 本日は解禁2日目で釣り人も多く、我々のすぐ上の深場はまるで釣り堀のごとく大勢の人が竿を出している。  下流の急瀬では入れ掛りが一人いて、その付近にも多くの釣り師が群れている。  小生は午前と同じ場所で続行することとし、午前中と同じ仕掛けで開始した。

 午後も同じような釣り方で主に対岸寄りを静かに探ったらボチボチと掛るようになり、型も若干よくなってきた。  アタリは相変わらず小さいながら引きは強い。  こうして今年の鮎釣りを堪能しながら14時半過ぎに納竿とした。

 午後は19cmを含む4匹を掛け本日の合計は9匹であった。  帰り支度をした後近くの竹林に入り、真竹狩りをした。 釣り人が入れ代わり立ち代わり入る竹藪なので期待をしないでタケノコを探したが、10本近く見付けうことができ、いいお土産になった。

 今年は炭焼きの鮎を食べたくて、炭焼き用の仕掛けを作った。  翌日、この炭焼きセットで塩焼きにしたら、水分が適当に抜け超美味しかった。  この炭焼きセットはまだまだ改良の余地があるので、工夫を重ね美味しい炭焼きアユを堪能したい。






水辺の楽校のポイント





16〜19cmを9匹をゲット


6月14日(木)
〜15日(金)

26匹
(14〜19cm)

鬼怒川
(新鬼怒橋)

東荒川
(塩谷町)


 6月15日の東荒川の解禁に合わせ前日から釣行をした。  行き先は鬼怒川の石井地区。  新鬼怒川橋上流部の分流に入った。  解禁以来芳しくない鬼怒川であるが、この分流は比較的釣果の実績が高いとのことだった。
 釣友S氏とともに竿を出したが、午前中はやっと3匹掛ったのみだった。  しかもアタリが殆んど無く目印が下流に流されるようなアタリが多かった。  

 現地到着は7時過ぎなるも先行者は数人のみ。  あまり状況が良くない証しか?  本日の仕掛けは9mの竿に水中糸複合メタル0.04mmと6号の4本イカリでスタートするもオトリの泳ぎが良くない。  この場所は緩い瀬だったが泳がせ釣りを行うにはメタル糸では重すぎるようだった。  そこで水中糸に変えると見違えるようにオトリの泳ぎが良くなり、期待できそうになった。

 瀬の中から対岸に向かって竿を出し、浅い流れの中でも比較的底が深くなっている流れを中心にオトリを入れて探った。  暫く探っていると目印がふわーっと下流に流された。  ゆっくり竿先を持ち上げると確かな手ごたえで掛った。  慎重に寄せてきてゲットしたのは18cmだった。  その後、11時過ぎまでやったがやっと2匹追加して3匹のみ。

 昼休憩を取り午後からも同じ場所でやったが、この頃になると多くの釣り人で川は満員状態になってきた。  しかし、多くの釣り人は小生のいる緩やかな瀬の上・下の早瀬に集まっており、おかげで午後もゆっくりと釣ることができた。  午後は4匹掛けたが、最後の1匹はキャッチミスで仕掛けが切れオトリごと逃げられてしまった。

 結局6匹の釣果でこの日は終了。 S氏も同数だった。  翌日は東荒川なので矢板近くの天然温泉で汗を流し、矢板の道の駅で車中泊。

 翌日は解禁日なので、早めに現地到着をするべく4時前に道の駅をスタート。 現地に4時過ぎに着いたが。前泊の車が5、6台駐車している。  中にはテントを張っている人もいた。
 早々に支度して先ずは場所を確保。  本日の仕掛けは8mの竿に0.05mmの複合メタルと6号の4本イカリ。  オトリを付けて真ん中の底石横の流れに入れた。  すると直ぐにガツ・ガツっとした強い当たりで掛った。  先ずは本日始めての野アユなので慎重に手繰る寄せて無事玉網に取り込んだ。  17cmのまずまずの大きさだった。

 オトリを元気野アユに変えて再び同じ流れに入れる。  先ほどの底石を中心に探ったが、野アユが触る気配がするが針掛かりしなかったり、掛るが直ぐに針が外れるような状態が暫く続いた。  そこで、掛け針を7.5号の3本イカリに変え、先程の底石の下にオトリを誘導したときに、先ほどと同じような強い当たりで掛った。  これも17cmだった。

 針を変えたら明確なアタリで野アユが掛るようになった。 本日は解禁日なので追い気満々の野アユが多くいるようだ。  こうしてこの底石付近を中心に探っていったが、明確なアタリで掛るので16〜18cm中心の小型アユなるも手ごたえ十分で楽しめた。

 この日は、天気予報では朝から雨が降るとのことだったが、朝のうちは霧雨がわずかに降る状態だったが、7時過ぎた頃から時おり小雨模様になったりしたが気になるほどではなかった。  しかし、気温が上がらず身体も冷えてきたが、ポイントを探して川を上下してボツボツと掛けることがきた。

 最初の底石に戻って仕掛けを底石裏に誘導したところ、突然グツ・グツーっとした大きなアタリとともに大型が掛った。 掛った感じででは20cm越えだが、この川にはこの時期にはまだ20cmのアユはいないはず。  暴れるサカナを落ち着かせ鼻先を上げると魚体が見えヤマメが掛ったのが分かった。  どうやら、オトリアユに襲い掛かったヤマメが掛け針に掛かったようだ。  暴れるヤマメを慎重に寄せて無事ゲットした。 23cmの幅広ヤマメだった。

 こうして11時半過ぎまで頑張ったが、最後には石に絡んだ仕掛けを取ろうと竿を煽った瞬間に糸が切れオトリアユとともに仕掛けを失ってしまった。  身体も冷えてきたので本日はこれで終了として納竿とした。  本日の釣果は14cm〜19cmが20匹だった。  S氏は8時過ぎまで全然掛からなかったが、後半良いポイントを見つけ20数匹の釣果だった。
 
 翌日は、先日作った鮎の炭焼き器を改良し、新たに不要になった鍋を利用した改良版で、釣ってきたアユを炭焼きにして食べた。  無論超美味しかった。  小さい奴は甘露煮にして食した。  これも超美味しかった。
 東荒川は水がきれいなのでアユも美味しい。  次回もここに行くとしよう!




14〜19cmを26匹





改良型の炭焼き器
(鍋を利用した)





23cmの幅広ヤマメ

6月21日(木)
〜22日(金)
15匹
(14〜19cm)

(13cm以下は多数)

東荒川
(塩谷町)

那珂川
(富谷橋)


 いつもアユ釣りに行く那珂川町でホタルが見られるとの情報をネットで知り、是非ともホタルの乱舞を見たいものだと思い那珂川目当てで出かけた。  釣り情報では鬼怒川、那珂川ともに冷水病と超渇水で状況は最悪とのことであったが結果はまさにその通りになってしまった。  
 那珂川が目的地であったが、取り合えず前回小振りながら数が出た東荒川をやってみて、その後那珂川に移動してホタル見物をすることとした。

 東荒川到着は7時過ぎ。 先行車1台あるのみだった。  釣り支度をしていると漁協の見回り者が通りかかり解禁時に成績が良かった岩盤瀬を教えてくれた。  早速竿を出しオトリを流れに放つ。  本日の仕掛けは8mの竿に水中糸0.4mmと7号の4本イカリ。  オトリは流れの中心部の岩盤の割れ目の中に入った。  この筋を丁寧に攻めていったがオトリが追われる気配がなかった。  この岩盤の上下を責めるも反応なし。  9時過ぎになって下流部の溜まりで野アユが跳ねだした。  この頃になるとオトリが追われるような動きになり、小さなアタリで掛った。

 慎重に寄せてきて無事ゲットしたのは17cmのそこそこのアユ。  オトリを変えて期待を込めて岩盤周りの深場を責めるも後が続かなかった。  小1時間たった頃岩盤からの流れが落ち込む直前の平岩盤へオトリを誘導したとたんにアタリがあり、オトリが落ち込みの中に流された。  静かに竿を立て玉網に収まったのは18cmの追星鮮やかな野アユだった。  その後この岩盤で2匹ゲットして昼食休憩とした。

 午後からもこの岩盤周りを攻めたが3匹追加したのみだった。  16時頃に那珂川町に向かって移動。  途中で那珂川の年券を購入して町営の温泉で汗を流した。  近くのスーパーで夕食と氷を調達し、ホタルが見られる富山地区へ移動した。  ここは毎年竿を出す富谷橋のすぐ近くである。  富山川沿いに上っていくと「ホタルの里」の案内板が立っている。  川沿いの駐車場所に車を止め、スーパーで調達した助六ずしなどを食べながら暗くなるのを待った。

 19時半ごろ辺りが薄暗くなったのを合図のようにチラ、ホラと点滅し始めた。  最初は1、2匹が夕闇の中で光を放ちながら飛び回っていたが、だんだん暗くなるにつれ3、4匹となり、やがて5、6匹が川面と対岸の竹藪の辺りを舞い始めた。  ホタルの種類は不明だったが、数秒光って消えると次の場所で他のホタルが数秒光る。  このように乱舞とまではいかなかったが、40数年ぶりにみる野生のホタルに魅了され、そして感動した。

 この日はいつもの「ばとう」道の駅で車中泊としたが、なんとホタルの里とこの道の駅は数キロしか離れておらず、今までホタルを見たいなと思っていながら叶わなかったことが残念でならない。

 翌日はオトリを活けた小川地区で竿を出したが、超渇水で釣り人も少なく閑散としている。  いつもは下流部の瀬を責めるが、水が少なかったので上流部のトロ場に入った。  トロ場なので浮力が高いフロロカーボン0.4mmの水中糸と7.5号の4本イカリ針で開始した。  一晩活かしておいた養殖オトリを付けて流れに放つと、オトリは元気に上流に向かって行った。  暫く泳がせていたら、群れに入ったような泳ぎになった。  期待を込めて目印を見ていたら目印が下流に流され始めた。  静かに竿を上げて取り込んだのは14cmのちびアユ。  

 ちびアユなので、養殖オトリに再度頑張ってもらい同じところを泳がせた。  するとまた直ぐにアタリがあり、同様なちびアユっをゲット。  その後、1匹を追加するも15cmのちびアユだった。  このままちびアユを釣っていても面白くないので富谷橋に移動することとした。

 富谷橋は昨晩ホタルを見た富山地区のすぐ側でホタルが舞った富山川の流れ込み場所である。  先行者は1名のみ。  状況を聞くとちびアユばかりだけど釣れているとのことだった。  小生もその釣り人の上流部分で竿を出すと間もなく小さなアタリがあり掛ったのは13cmの極ちびアユ。   ここを上下に移動しながら探っていったが掛るのは12,3cmのちびアユばかりだった。  これらは今度は大きくなって再開だ!っと思いながら再放流。  結局12時ごろまでやったがちびアユばかりなので本日はこれで終了とした。





富谷橋下流域の釣り場






炭焼きした東荒川の野アユ


6月27日(水)
3匹
(16〜19cm)

東荒川
(塩谷町)
 
 状況が悪いのを知りながら疲れが取れると行きたくなる鮎釣り。  チョット覗くにしては遠いところだがやっぱり来てしまった塩谷町の東荒川。  けして大型が掛かることもなく数が出るわけでもないけれど水がきれいなのでついつい足が向いてしまう。  今回は日帰り釣行でふらっと覗きに来ました。

 現地到着は8時ごろ。  先行車は1台のみ。  先週小振りながらもきれいな鮎が出た岩盤のポイントへ入った。 本日は相当暑くなるとの天気予報なのでウエーダーはウエットにしてみた。  1年ぶりで直接水を感じるウエットウエーダーはやはり感触が良い。  8mの竿に0.4mmのフロロカーボンの水中糸と6.5号の3本イカリの仕掛けでスタート。  

 オトリアユは元気に岩盤の割れ目に入っていく。  岩盤の中を探るも一向に野アユからの反応がなかった。  約30分すぎたころ岩盤への落ち込みの中にオトリを入れたとたんにキラリとオトリがが反転した。  すかさず合わせると掛っている。  慎重に手元に寄せてゲットしたのは18cmの野アユ。  しかし、冷水病の兆候か腹の部分が若干赤くなっていた。

 オトリにするには問題なく元気なのでこれに付け替えて再び探る。  しかしその後は後が続かなかった。  岩盤周りの前後を往復すること約1時間。  全然オトリが追われる気配はなかった。  渇水の上、連日釣り人に攻められてアユはどこかに行ってしまったのか?

 ここで下流に移動することにした。  通常釣り人は水門から上を中心に釣っているので、あまり人が入らない水門から下を狙うことにした。  下流域は流れが緩やかで、底石も少なく平坦な川相だが所々に点在する落ち込みの深場と流心部分の5,60cmの深みを中心にオトリを入れていった。

 すると水門から4,50m下ったところの落ち込みにオトリを入れた瞬間にオトリがキラリと光った。  これを合わせると19cmの元気野アユをゲットすることができた。  さらに下って行き、堰下の深みにオトリを入れてここで16cmをゲット。  さらに100mほど下って行ったがアタリもないのでここで午前の部を終了することとした。

 時計を見ると12時ちょっと前。  車に戻りゆっくりと昼食タイムとした。  この頃には釣り人も5、6人ほどに増え竿を出していたがやはり厳しいようで誰も竿を曲げている人はいなかった。
 お湯を沸かし、みそ汁をつくりコンビニおにぎりとパンを食べながらゆっくりとする。  日差しはそれほど強くなくくっきりと晴れた青空と目の前の緑を見ながらの昼食はまさに命の洗濯だった。  残り湯で紅茶をつくりゆっくりと中速タイムを過ごした。

 午後は水門前の溜まりの上流部分を狙うつもりでいたが、先行者がいたのでその上の堰の上流部に入った。  そこにも先行者がいたが距離を置いて釣り上ったがやはり一向にアタリがなく時間ばかりが過ぎていった。  結局元の場所まで釣り上ってやったが野アユからの反応はなかった。

 午後3時になったところで本日の釣りを終了としたが、予想以上に厳しい釣りになってしまった。  超渇水で野アユは警戒心が強くなり、瀬には出ておらず落ち込みや深いトロ場に入ってしまっているようで瀬釣りの楽しさは味わえなかった。  
 那珂川のほうが良かったかなと思いつつ帰路に就いたが、東荒川の奇麗な水に育まれた野アユの魅力には勝てないと自分を慰めていた。
 次回は状況次第で那珂川に入りつもりだ。





東荒川の流れ
(下流部分の川の中に釣り人が一人)
7月4日(水)
〜5日(木)
13匹
(14〜19cm)

東荒川
(塩谷町)

 週末から大雨予報が出たため急遽釣友S氏と東荒川に釣行した。  鬼怒川本流も超渇水で釣りにならない状態らしいので、状況は期待できないが取り合えず塩谷町の荒川に出かけた。  
 現地到着は8時過ぎ。 先行者は居ない。 早速支度をして入川した。  小生は以前から気になっていた緩い流れが続く平瀬に入り、S氏はその下流の川幅が絞られ狭くなっている瀬に入った。

 本日の仕掛けは8mの竿に0.4mmの水中糸に7.5号の3本イカリ。  アユのハミ跡状態を見るとシッカリと付いていて申し分なし。  オトリを付けて流れに放つ。  オトリは元気よく流心に向かって入っていったが反応は無し。  そのまま徐々に下って行き。 竿1本ほど下ったところでアユが反転してキラリと光った。  すかさず竿を立て慎重に取り込んだのは17cmの奇麗な鮎だった。  時計を見ると8時半過ぎ。  今日は掛かるかな?っとちょっと期待した。

 オトリを野アユに変え再度同じ場所を攻める。  暫く誘いを掛けたり、オトリを上流に引くなどしながら探っていると、突然オトリが50cm位下流に引きずられるアタリ。  直ぐに合わせるも手ごたえがない。  そのまま元の位置にオトリを戻すと再度同じようにオトリが下流に引きずられた。  今度は竿を立てるとシッカリと手ごたえがあり、無事ゲットしたのはやはり17cmのおあゆだった。  最初のアタリで掛っていたが、なぜか掛かりアユの重さが感じられず元の位置にオトリを誘導してしまっていたらしい。

 その後、同じ場所を中心に攻めるもすぐには後が続かなかったが、この流れを中心にやって14cm位のチビアユ2匹を追加して午前の部を終了し昼食タイムとした。
 S氏は最初の場所で1匹掛け、場所を上流のポイントに移動して3匹掛けたとのことだった。

 このポイントは、S氏が移動中に地元の人に教えてもらった場所であり、ヤマメ、イワナなどの渓流魚のキャッチ&リリース釣り場であった。  ただし、アユはリリース対象外とのことであり、ここもアユ釣り場としてアユを放流しているとのことだった。  
 昼食を食べながらここのポイント見ていると時々アユの跳ねも見られ状況も期待を持てそうだった。

 午後からは、小生はここの上流部に入り、S氏は下流部に入った。  上流の堰までの50m位を探ったがオトリが追われるような気配がないまま時間ばかりが過ぎたころ、S氏から連絡が入り下流部で3匹掛けたので来ないか?との話があり下流部移動した。  堰下の落ち込みからの流れだしにオトリを入れ泳がせて探っていると目印が流された。 合わせると18cmの奇麗なヤツをゲットすることができた。
 オトリをこれに変え同じ流れに入れ暫く様子を見るも後が続かない。  場所移動と思いオトリを上流に強めに引くと強い手ごたえで掛った。  慎重にやり取りをしてこれも無地のゲット。  本日一番の19cmだった。

 その後はここを探るもまったく反応はないので上流部に再度移動。 午後一番で入った場所の脇に、1mにも満たない魚道に続く細い流れがあった。  試しにここにオトリを入れてみた。 すると直ぐにアタリがあり掛アユと一緒にオトリが流されていく。  オトリを入れた瞬間のことだったので道糸もたるんだまんまであり竿を立てても糸ふけは治らず道糸がたるんだまま掛アユが外れてしまった。

 口惜しさ半分で今度は慎重にオトリを入れた。  すると又直ぐに掛かりオトリアユと一緒に流された。 
今度は慎重に取り込み無事ゲット。  これも18cm弱だった。
 オトリを変え再度若干下流にオトリを入れるとこれも直ぐに掛かった。  更に1匹追加したところで竿1本分位のこの細流を釣り切ってしまった。

 その後下流に移動したりを繰り返しながらこの日は終了とした。  終わってみれば小生は13匹。 S氏は8匹ということだった。
 この日は「やいた道の駅」そばの日帰り温泉で汗を流し、道の駅で車中泊。

 翌日は本流に入っても期待が持てそうもないので、昨日と同じ荒川に入ることとし、掛らなかったら底で終了することとした。  小生は昨日入らなかった堰の上流部を攻めることにし、S氏は昨日の下流部を攻めることとした。
 堰の上流部は平瀬が大きく開かれており、所々に大石が点在する渓流魚フライフィッシング釣り場になっている。 平瀬の水深があるような場所を中心にオトリを入れたが全然反応がなく時間ばかりが過ぎていく。

 鮎のハミ跡はそこら中にあり魚がいることは間違はない。 時々アユが跳ねるが様子を見ているとどうやら冷水病にかかっているらしく苦し紛れに跳ねているような跳ね方だった。
 結局ここをあきらめ昨日最初に入ったポイントに移動したが、やがて8時頃になり小雨が降り出したのでここで終了することにした。

 結局小生はこの日ゼロ。 S氏は昨日の場所で8匹とのことだった。 
 帰りがてら大谷川のアユ釣り場を見に行ったが閑散としており釣り人は見当たらなかった。  次回は大雨後か長良川遠征後かにしよう。




13匹(14〜19cm)






荒川上流部の流れ



7月29日(日)
〜8月3日(金)
(5泊6日)
20数匹
(17〜22cm)

長良川
(郡上八幡)
 
 7月29日から5泊6日で岐阜県の長良川に遠征をしました。  入川場所は、郡上八幡市の中心部及び中心部から約10km上流の大和地区と更に10km上流の白鳥地区と長良川支流であった。  我が家に迎えに来た釣友S氏の車に同乗して遠征のスタートを切った。

 7月29日は当日早朝に関東地方を台風が通り過ぎるとの天気予報だったので、台風通過後の午前6時に我が家を出発。  台風を追いかけるようにして中央道を山梨、長野県方面へ。  松本から土岐JCを経由して東海環状自動車道から美濃ICで降りて郡上八幡へ着いたのは丁度12時頃だった。  約6時間掛かり、さすがに遠かった。

 美濃で昼食を採り、4匹1,000円のオトリを調達して一路郡上八幡へ向かった。  天気予報では丁度台風が通り過ぎたころで雨と多少の強風を覚悟していたが着いた郡上ではピーカン照りで川は超渇水状態。
 取り合えず郡上のオトリ屋で日釣り券を5日分購入した。 70歳以上は1日1,300円だった。 ちなみに郡上市内のオトリ屋のオトリの値段は1匹500円とオトリも超高い。

 今回の釣りでは長良川ベテランのS氏に入川場所などは全てお任せなので、彼の実績がある各所を回るつもりであった。  初日の午後であったので、先ずは川の様子を見ることにして市内から約20km先の白鳥地区までポイントを見て回った。  超渇水で釣果もあまり良くないなかにも関わらず川には多くの釣り人が入っていて、各ポイントには必ず竿を出している人がいた。  各ポイントを見て回るも竿を絞っている人は殆ど見受けられずこれからの厳しい鮎釣りを予感させるようであった。

 各ポイントを見ながら20km先の白鳥地区の道の駅そばのポイントに入ったのは午後の2時過ぎ。  水は透明度が高く流れも強そうだったが水が少ないので深さがある割には流れは緩く釣り上がるにはそれほど苦労はしなかった。  ただし、透明度が高いので膝位の深さだと思って足を入れると腰付近まで深さがあり、注意しないと危険だと感じ以後は注意深く渡渉するように心掛けた。

 ここ白鳥地区のポイントはアユが苔を食んだハミ跡がビッシリついており、しかも20cm級のハミ跡が多かった。  これは期待できると川底の大石と大石がつくる穴の中を中心に探っていったが一向に野アユの反応はなかった。 広い川幅なので、ポイント探っていくとどうしても川の中を歩くようになる。  歩いて移動するたびにアユが岩陰から飛び出して逃げていく。  さすがに長良川はアユが多いと実感した。

 しかし、小生には野アユの顔を見ることができず夕方近くになってしまった。  上流に行っていたS氏が戻ってきて釣果を聞いたら小さいのが5匹とのことだった。  釣り方を聞いたら、大石のすぐ前や横に野アユが付いているのでそこにオトリを入れるとのことだった。  小生の釣り方はそれとは違うので野アユが反応しなかったようだ。  先ずは初日の小手試しと釣果ゼロでも落胆せずにこの日の釣りは終了し宿に向かった。

 この日は川見をしてウイークリーマンションで宿泊。  夕食は隣のスーパーで調達してS氏と食べた。  小さいながらも風呂とトイレが各部屋についており完全個室となっていた。

 翌日から本格的な釣りを開始するも超渇水状態の川では、ただでさえそれほど上手でないヘボ釣り師では歯が立たずやっと5匹で終了。  S氏もほぼ同数で厳しい釣りを再覚悟し、翌日からの作戦を練る直す羽目になってしまった。  
 3日目は本流を諦めて支流に入ることにし、長良川大和地区に流れ込む鬼尾島川に入った。  上流部が良いということで渓流層の山道を降りて入った。  こんな源流部にアユが居るの?っと思ったが、ハミ跡が沢山ありここもアユ釣りのポイントを実感。  降りたところの大きな淵を除くと大きなアユが数匹泳いでいた。
 淵を通り越して上流部のポイントに入ったが、入ってみる以外に大きく開けた渓流域で静かな流れが続いていた。

 早速オトリを流れに放ち大石付近を探っていると目印が静かに流れるアタリで掛った。  手ごたえ十分で寄せてきてゲットしたのは22cmの立派な野アユだった。  これをオトリに更に付近を探っているとオトリが根掛りしてしまった。 流れはそれほどきつくないのでオトリを回収に流心に入って行くも意外に深さがあり腰まで水に浸かる。  このままかがんでオトリアユを探すも残念ながら手が届かずやむなく仕掛けごと切って一巻の終わり。

 その後も野アユを掛けては根掛りでオトリを取られたり、イケスに釣ったアユを入れていたらイケスのフタが開いてしまって逃げられたりして散々な目にあってばかりだった。
 
 4日目は本流に戻ってポイント探しながら釣ったが、野アユは水が少ないので石組のなかに隠れており、その前をオトリを泳がせながら行ったり来たりさせると野アユがやっと反応して掛かるようだった。  しかし、川の水温が30度越えになり、釣った野アユをオトリ舟に入れてもいつの間にか弱ってしまいオトリとして使えなくなったりのアクシデント続きで一向に釣果は伸びなかった。  

 5日目は再度支流に入ろうとしたが、本流が渇水で釣果が伸びないせいか、早朝6時に行ったが既に先行者入っていて入れなかった。  仕方がないので比較的釣れた本流のポイントに入りやっと5匹釣って長良川の鮎釣りが終わってしまった。 S氏は夕方に入れ掛かりがあったようで10匹の釣果で喜んでいた。

 台風一過で初日、2日目あたりは増水で釣りにならず、3日目あたりから大釣りを期待しての長良川遠征であったが、
台風がそれて空振りとなり、超渇水状態でこんなはずではなかったと思った今回の遠征だった。  しかし、水の奇麗さと石組みの良さが印象に残り、さすが長良川と思った釣行であった。
 今回の収穫は、透明度が高い水の流れだったので、目印の動きとオトリアユの動きが良くわかったことだった。  この経験を鬼怒川、那珂川の釣りに生かしたい。

 最終日は午前6時に宿を出発したが、さすがに腰と右の背筋が痛くなったが、リベンジをしたいものだと思いつつ帰路に就いた。  昼過ぎには我が家に到着したが、無事に釣行できたことに感謝!感謝!である。


 




超渇水状態の長良川
(長良川漁協HPより)








本流の流れ

8月22日(水)
〜23日(木)
111匹
(17〜20cm)

東荒川
(塩谷町)

那珂川
(富谷橋)

(烏山)

 長良川遠征での疲れが取れてきたので久しぶりに東荒川・那珂川に釣行した。  長良川遠征の高速料金などの精算を兼ねて東荒川でS氏と合流。  現地到着は9時頃、先行者は誰もいなく釣り場は閑散としていた。  先月も魚影がほとんど見られず厳しい釣りだったが、いまだに状況は回復していないのか? 早くもあきらめ気味の我々だった。  鬼怒川本流も渇水状態で一日粘ってやっと5、6匹とのことだったので、東荒川に来たのだけれどやっぱりダメか? 

 そんな気持ちでスタートしたが結果的にはこの日は7匹ゲットすることができた。  前回と同じ最上流部だけは前回と同様にアユのハミ跡があった。  今回は小生が堰下の流れに入り、S氏はその上流部の緩やかな瀬に入った。  最初はひととおり上流部からオトリを入れて探っていった。  活発なアユがいれば即座に掛かるのでポイント、ポイントにオトリを入れて探ったが野アユからの反応はなかった。  そのまま100mほど下っていって下の落ち込みまでオトリを入れたが反応はなかった。

 ハミ跡は十分あるのでサカナがいないわけではなさそう。  そこでもう一度じっくり攻める作戦に切り替えた。  上流のスタート時点に戻り、流心の大きな底石のある流れでオトリを止めて探っていると、突然グリ・グリっとした小さなアタリ。  静かに合わせたら底石のところでキラリと光って野アユが掛った。  そのまま下流にオトリと一緒に掛かりアユが流されていったが二匹がもつれ合っている。  一気に抜きに掛かり18cmを無事に玉網にゲット。  残念ながら腹掛かりでオトリに使えなかった。

 オトリを変えることができないまますぐ下の流れにオトリを誘導。  深場から浅い流れになるところに頭ほどの大きさの石が点在する緩い瀬にオトリを誘導し、目一杯の下竿にしてオトリの尻尾を大きく振らせて待っていると、今度はブル・ブルという大きなアタリで掛った。   今度は待望の背掛かりで17cmをゲット。  やっとオトリ交換ができた。  オトリを野アユに変えて期待を込めて次のアタリを待ったが次が来なかった。  ポイント思われるところでじっくりと待つ作戦をとったが時間ばかりが過ぎていく。

 徐々に下って行って、下流の落ち込みの10mほど手前の左岸の比較的強い流れにオトリを入れたとたんに目印が下に飛んで掛った。  今度は確かな手ごたえ。  下流に流される掛かりアユを下がりながら抜き上げたのは20cmの追星がきれいなヤツだった。  オトリを交換してその下の流れに入れた瞬間に同じ様なアタリで今度は17cmをゲット。
気分を良くしてその付近を探ったがその後は残念ながら野アユの追いはなかった。

 時計を見ると11時過ぎ。 ここで昼食タイムとしたが、S氏は上流部でやったが掛からなかったのでそこを諦め、最下流部まで移動して状況を調べていて釣果ゼロで終わっていた。

 午後は最上流に入り、18cm1匹をゲット。  その後、午前中攻めた流れの下流部のポイント、ポイントを調べながら状況を見て歩いたが、ハミ跡も魚影も見ることができず、サカナが居そうなところは午前中の上流部のみであることを確認した。
 そこで午前中の場所に戻ったら、二人ほどの釣り人がやっていたが、掛からないと言いながら下に降りて行った。  ポイントが空いたので午前中同様じっくりとこの流れを攻め、やっと3匹をゲットすることができて本日の釣りを終了とした。

 終わってみれば小生は7匹。  S氏は小生がやった直ぐ上の堰堤部の溜まりをじっくり攻めて6匹の釣果だった。  この日はS氏と共に温泉に入り矢板の道の駅で車中泊。

 翌日は、小生は那珂川、S氏はこのまま東荒川でやることにしてここで別れた。
 那珂川の年券を買っていたが、長良川などに行ったりしていたので、一度きりしか那珂川でやっていなかった。  せっかくの年券なので本日は那珂川でやることにした次第である。

 入った場所は気になっていた富谷橋。  8時前に現に地到着すると先行者は居ない。  ラッキーと思いながら竿を出す。 若干渇水気味だが相変わらず那珂川は押しが強い。  上流部の大石の前の流心手前からオトリを入れてヨレのの流れを中心に探っていくとやがて目印が下に流れるアタリ。  静かに合わせると手ごたえは小さい。  小さーなーと思いながら抜き上げると12、3cmのチビアユ。  気が入っていなかったせいかこれをゲットミス。  掛かりアユがタマ網の枠にアタリ水中にポタン。

 気を取り直し下に移動。  下竿でオトリの尻尾を降らせてアタリを待つ。  やがてグツ・グツとしたアタリで掛った。 今度は大きそうと思って抜き上げようとした瞬間にバレてしまった。  その後、先程キャッチミスした流れで18cmをゲットしたが後が続かず、下流部まで探っていくも野アユの追いがなかった。  釣り人も全然来ない。  烏山に場所移動することにした。
 
 烏山は相変わらず人気が高く多くの釣り人でにぎわっていた。  駐車場も一杯なので左岸の橋の下流部から入川する。  狙い目は3本の流れの真ん中の流れ。  橋の下流に駐車したのでポイントまでは約15分ほど歩く。 橋の上流部の堰下から徐々に下って行き、結局1匹目を掛けたのは橋の下の瀬の中だった。  その後2匹掛けこの日はやっと4匹と貧果で終了した。

 貧果で終わってしまった那珂川だったが、アユはまだ若く9月一杯は釣りができそうである。  リベンジをしたいなーと思いながら帰路に就いた。






釣果 16〜20cm 11匹





 
東荒川の流れ





8月30日(木)
〜31日(金)
7匹
(15〜20cm)
那珂川
(小川地区)


 釣友M氏からの誘いがあり那珂川に釣行した。  M氏とは約3年ぶりの釣行である。  久しぶりの対面であったが積もる話もソコソコに小川地区の那珂川に入川。  ここは小生のホームグランドなるも、今回入った場所はM氏推奨の対岸であった。  ここは岩盤地帯で危険だと思い今まで入川することはなかった。  渇水気味なのとM氏が安全なポイントを知っているとのことで、試しにこのポイントでやってみることにした。

 案内されたポイントは流れも緩やかで危険な場所ではなかったが、岸から沖に向かって岩盤が波を打って伸びており、流心のポイントに入るには、腰ほどの深さの岩盤の割れ目を超えていかなければならない。  流れは強くないので腰まで浸かっても危険はないが濡れるのが嫌なので岩盤の山部分使って割れ目を飛び越えて進んだ。  流心のポイントまでは5、6個所の割れ目を飛ぶ必要があるが、沖に進むにつれて流れが強くなるので、小生は2つほど超えた辺りの岩盤の割れ目にオトリを入れて探っていった。

 オトリを入れて誘いを掛けたり、ポイントを変えたりしながらアタリを待ったが一向にオトリが追われる気配はなかった。  M氏は小生の上流部に入っていたが時々見てみると掛けているようだった。  小生も頑張ってオトリを操作して探っていったが掛からなかった。  M氏は流心のポイントに竿を入れられるところまで入って頑張っていた。  

 やがて小生にも小さなアタリがありやっと掛った。  慎重にやり取りをしてゲットしたのは18cmのやや白っぽい野アユだった。  時計を見るとすでに10時であった。  8時頃に入ったので実に2時間経過していた。  やっとオトリを野アユに変えられたので期待を込めて先ほどのポイントに入れた。  やがてツンとしたややはっきりしたアタリで掛った。  今度は15cmのやっとオトリサイズ。  

 小さいのでオトリは変えずそのまま最初の野アユに頑張ってもらう。  しかし、次が続かずまたまた時間ばかり経っていった。  小生も流心のポイントに入りたかったけど危険なので移動せず同じポイントを引き続き探っていった。
 アタリがないまま時間ばかりが過ぎたのでオトリも弱ってきた。  そこで、1号の錘を付けてオトリを止め、静かにアタリを待っているとグツ・グツっとした大きなアタリで掛かった。
 今度は掛かりアユからの手ごたえも強く大きそう。  慎重に寄せてきて無事タマ網に収めたのは20cmの追星豊かな幅広の野アユだった。

 時計を見ると丁度12時過ぎ。  M氏に合図を送って昼食タイムとした。  M氏は流心ポイントに入ったことと岩盤の釣り方を熟知していたせいか10数匹と好調であった。  釣り方を聞くと錘を付けて岩盤の割れ目でオトリを止めてジッと待っていると掛るとのことだった。  何のことはない、小生が最後に20cmを掛けた時の釣り方だった。  しかもM氏は10mの竿に対し小生は8m。  この差も出たか?っと負け惜しみを思いつつ昼食タイムに入った。

 午後は気になっていた対岸の小口川との出会い部分のポイントに入ることにした。  釣り方が分かったので期待を込めて探っていったが、入ってみると流心側は小ジャリになっており、超渇水状態からやや水量が多いこの日は野アユは対岸の岩盤付近に集まっているようだった。  小一時間ほどやっても野アユの追いがない。  やがて雷の音が聞こえてきた。  だんだん近づいて来るような気配なので早々に竿を畳んで撤収に掛かった。

 結局午後はM氏と共にゼロ匹に終わり、日帰り温泉に浸かって道の駅で車中泊とした。

 翌日はこれもM氏の勧めで昨日の上流部の「三川又堰」下のポイントに入った。  このポイントも気になっていたが入ったことがなかったので本日は此処の様子を見ることにした。
 三川又堰下に壊れた小さな堰があり、その堰の上流部の緩やかな流れが数百m続くポイントであった。  M氏は堰肩付近に入ったが小生はその100mほど上流部に入った。  

 オトリを入れて徐々に釣り上がり、竿1本ほど上がった時にオトリが追われる気配がした。  竿先を緩めアタリを待つとやがて強い当たりで掛った。  竿を静かに上げると下流に少し引っ張られやがて竿を絞っても動かなくなった。  力を入れてなおも引っ張るとプツンといって軽くなった。  竿を上げて見ると1.5号のハリスが切れていた。  大アユか?外道のコイなどか?

 気を取り直しオトリを変えてやや上流部を探る。  すると今度は小さなアタリで掛った。  抜き上げると18cmの奇麗な野アユ。  その後この付近で同型を3匹掛けて午前の部を終えた。  M氏も4匹とのことだった。
 昼食タイムを終えて13時過ぎに午後の部をスタートさせようとポイントに入った時、またしても雷の音。  小雨も降り出した。 早々に撤収し車に戻る。  
 
 雨もやみそうもないので本日はこれにて終了として、M氏と再会を約し帰路に向かった。  今回掛けた野アユはまだまだ若い。  当分那珂川のアユ釣りは可能だろう。  今回新たなポイントが分かったので次回はこのポイントに入ってみたい。  





那珂川小川地区
岩盤周りのポイント








三川又堰
(Google画像より)

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