月 日 釣 果 場 所 コメント
5月26日(日)
〜27日(月)


16匹
(13〜18cm)
鬼怒川
(柳田大橋、
水辺の楽校、
他)


 
 今年の鬼怒川の鮎解禁は例年より一週間早い5月26日であった。  漁協の話では冷水病対策とのことであったが、本音は少しでも早く解禁して入漁料を確保したいのでは?っとゲスの勘繰り・・・・・

 何はともあれ少しでも早くアユを楽しめるのは良いことだ。  釣友S氏とM氏と待ち合わせ柳田大橋に入った。  現地到着は6時過ぎ。  すでに川の両岸には釣り師が一杯。  辛うじて空いていた橋の下流部に入った。  釣友S氏、M氏もそれぞれ橋周辺に入った。

 小生の仕掛けは、9Mの竿に0.05号複合メタルの水中糸、そして6.5号の3本イカリ針。  橋からの流れが左岸側に蛇行する早瀬にオトリを入れ、流心手前の流れに誘導する。  オトリは元気に流心に沿って上っていくも野鮎の追いは無い。  暫くポイント探るも反応がないまま時間ばかりが過ぎていく。  時おり対岸で釣り人が竿を絞るもこちら側は誰も掛からない。  先週の大雨で1.50m以上水位が上がったので石垢が飛ばされたようだ。  対岸は蛇行の内側になるので垢が残っているようだった。

 小一時間ほどたった時に根掛り、これを外しにかかるとプツンと仕掛けが切れオトリごと失う。  これを機に竿を7.5に変え、探り続けると待望のアタリがあり15cmの野アユを掛けた。  その後は続かず、10時過ぎになってもS氏はゼロ、M氏はチビアユ1匹。  みんなで協議しここを見限り場所移動することとした。  取り合えず、早めの昼食を取り、下流部の水辺の楽校へ移動。  

 ここも多くの釣り人で賑わっていたが、川幅も広く河原もポイントも多いので入る場所は問題なかった。  小生は瀬の上流部の緩い流れに入り、他の二人は瀬の下流に入った。  ここは膝下10cm位の浅場のゆるい流れであり、時々野アユの跳ねが見られた。  期待を込めてオトリを流れに放つと元気に沖に向かって泳いでいく。  暫くするとキラリと野アユが反転するアタリがあり、掛かった。  慎重に竿を溜め引き抜いたが、半年ぶりの引き抜きに緊張したせいか痛恨のキャッチミス。
 まだまだ、未熟な自分にガックリ!!
 
 気を取り直し、再度同じ流れにオトリを入れ探っていくと再びアタリがあり今度は18cmを無事キャッチ。  ホット一息入れることができた。  オトリが変わったので期待を込めて同じ場所を攻めるもボチボチと5匹ほど追加してこの日は終了とした。 ちなみにS氏は3匹、M氏は1匹のみとのことだった。  解禁が早すぎたのと人の多さで、他の釣り人も全体的に不調のようだった。
 
 この日は、芳賀の道の駅の天然温泉「ロマンの湯」で汗を流し、半年ぶりの友好を暖めながら夕食を取り道の駅で車中泊。

 翌日は前日のやや上流の鬼怒橋S氏と上流部に入る。  M氏は鬼怒橋下の深場に入った。  この日は8.0mの竿に0.05号の水中糸に7号の3本イカリ針の仕掛けでスタート。  本流が二つに分かれた右岸側の流れに入った。  ここも若干緩い瀬が続いており、流心は先日の大雨で垢が飛ばされていて川底石も真っ白だった。  そこで少しでも垢が残っているであろう岸寄りの黒い部分を中心に攻めることにした。 

 釣り開始早々に小さなアタリがあり掛かったがチビアユの15cmだった。  早々にオトリを変えることができたので期待を込めて同じように岸寄りを攻めたが後が続かずやっと2匹追加したのみで休憩。
 S氏も絶不調で0匹とか。  時間は11時過ぎ。 早めの昼食を取り、昨日の水辺の楽校に移動した。

 昨日の流れには群れ鮎が多くいるようだったので小生は再度このポイントに入ることにした。  本日も野アユの跳ねが見られたので期待を込めてこの流れを探ると直ぐにツツ・ツンとした瀬特有のはっきりしたアタリで18cmが掛った。
 その後もボチボチいいアタリがあり、野アユを追加することができ、15時過ぎに解禁の釣りを終了することとした。

 終わってみれば、13〜18cmを16匹だった。  S氏は5〜6匹。 M氏は15匹とのことだった。   早期解禁の鬼怒川だったが、やはりチビアユが多く野アユの強い引きには程遠い釣行だった。






鬼怒大橋上流部





13〜18cmを16匹をゲット



6月3日(月)
〜4日(火)

26匹
(14〜18cm)
鬼怒川
(鬼怒橋上流、
佐幸、他)

 6月1日は那珂川解禁だったが、那珂川はまだ時期尚早と判断して那珂川には行かず、代わりに鬼怒川への釣行となった。 釣友S氏と鬼怒川のオトリ屋で待ち合わせて鬼怒橋上流部に入った。
 ここは前回の釣行でも入り、数匹ゲットした場所である。  先行者は数人いたが、狙った場所には誰も入っていず支度も早々に釣りを開始した。  本日の仕掛けは8mの竿に0.04の複合水中糸に7.0号の3本イカリ針でスタート。  

 先ずは分流の右岸側のゆるい流れを攻めることにした。  前回来たときより、全体的に石垢が付いており川全体が黒っぽくなっている。  左側の流れとの合流時点から50mほど上流部の左岸側のゆるい流れにオトリを入れた。
 オトリを入れてポイントと思われるところを数回流した時にツンとした小さなアタリで1匹目が掛った。 型は小さめの15cmだった。

 オトリを野アユに変え、同じ流れに入れて扇型に沖に向かって泳がす動作を繰り返すと直ぐにアタリがあり次が掛かった。  型は同じようなやつだった。  
 その後、この扇型の動作を繰り返しながら徐々に下流に下りながら探っていくと連続で掛るようになった。  アタリも明確なものや掛った瞬間にキラリと光ったり、目印が沖合にスーッと流されたりのアタリがあり7匹を連続してGETした。  しかし、久しぶりの7連荘で舞い上がってしまったのか、8匹目は痛恨のキャッチミス。 

 このキャッチミスが祟ったのか、その後はパッタリとアタリが止まり、オトリを変えたり、オトリの泳がせ方を変えたりしたが後が続かなくなってしまった。  それでも流心を探ったり、釣り戻ったりして昼までに13匹をゲットすることができた。

 昼食後も同じ場所でやったが午後からは型も良くなり18級が掛るようになった。  午後からは下流域で数匹しか掛けていなかったS氏に場所を譲ったりして、共に鬼怒川のアユを楽しんだ。  S氏は結局この日は20数匹。  小生は26匹の釣果であった。

 この日は、芳賀の道の駅に行き、ロマンの湯に浸かり車中泊。

 翌日は、水辺の楽校上流域の佐幸に入った。  この日はなぜか多くの釣り人が押し寄せておりポイントも限られそうであった。  先行者に様子を聞いて入ったポイントは腰位まで浸からなければならないので、此処はS氏に譲った。  小生はその下のポイントに入る。  此処は膝ほどの深さだった。 

 沖合が深くなっており、オトリをそこへ誘導するも一向にオトリが追われる気配がなかった。  この日は前日より気温が低く水も冷たい。  野アユの追いがないと寒さ身に染みる。  たまらずタイツをドライタイプに変え、冷たさは回避できたが相変わらずアタリがなく時間だけが過ぎていく。

 そのうち、オトリが根掛りしてしまう。  必死に竿を操り根掛りを外そうとするも叶わず。  とうとう道糸を引っ張って仕掛けを切る。  水中糸ごと切られてしまった。   仕掛けを変え、0.08号の水中糸にしたが、やがてそれも根掛りとなり、この仕掛けも水中糸ごと取られてしまった。

 こんなことが続いたのですっかりやる気を失い、早々に今回の釣行を終了とした。  S氏は小生がタイツを交換しているうちに5,6匹の連荘があったようでそれなりに満足しているようだった。
 次回は東荒川の解禁だが、残念ながら解禁日は行けず、翌日からの釣りになりそうなので、あまり期待はできないが、東荒川の奇麗な水での鮎釣りを楽しみたい。




 鬼怒橋下
S氏がGET






 14〜18cmを26匹



6月16日(日)
〜17日(月)

14匹
(14〜18cm)
東荒川

鬼怒川
(鬼怒橋上流、)
 東荒川の解禁に合わせて釣行した。  解禁日は前日の6月15日だったが、所用があったのとあいにくの雨模様だったので、解禁2日目の釣行となった。  現地到着は7時だったが、まだ小雨が残っている。 そして、前日の大雨の影響で若干濁りが入っていたのでしばらく様子を見ていた。  
 8時頃になると濁りも取れ、雨も止んだので東荒川の鮎釣りを開始。 7.5mの竿に0.05の水中糸と6.5号の3本イカリでスタート。

 狙っていた岩盤のポイントはすでに先行者で一杯。  昨年入ったポイントが空いていて入ることができた。  このポイントは一抱え程の底石が適当に入っており、両岸にも大石が点在している。  荒瀬からチャラ瀬になる流れにオトリを入れると直ぐにアタリがあり静かに合わせる。  1匹目なので慎重に竿を操作し”無事ゲット”となるはずだったが、取り込むときに足を滑らせ、尻餅を付きながらタマ網をあてる。  いきなりバラシかとタマ網を除くと、18cmの追星鮮やかな野アユがいた。 

 無事ゲットでき、先ずは安心した。  オトリを取り換え同じ流れを攻めるも追いがない。  左岸側の大石回りにオトリを誘導すると小さなアタリがあり、16cmをゲット。  その後はこの流れの上下を探って5匹を追加し昼食とした。 
 
 午後は対岸から攻めるつもりで、オトリ舟を対岸に移動しようと幅10mほどの流れを渡渉しようとした。  
 この時、竿が邪魔になるので、川岸の草むらに竿を伸ばしたままチョット置いた。  そこから渡渉し、約10m程上流に歩いてオトリ舟を川に沈めて草むらに戻ると有るはずの竿が無い。  置く場所を間違えたかとその付近を捜したが見当たらない。 釣友S氏も一緒に探したが結局見つからなかった。  

 草むらに竿を置いてオトリ舟をセットして戻るまでほんの4、5分のことなので、恐らく小生の動きの一部始終をどこかから見ていた泥棒が計画的に盗んだようだ。  近頃はネットでどんなものでも売ることができるので、釣り師の格好をした専門の泥棒が出没するようだ。

 車上狙いや竿泥棒の話は聞いたことがあるが、まさか自分の身に起きるとは・・・・・  約10年使った竿で値段的な価値はないが、愛用の竿であり、新たに調達すると金がかかるので悔しい!!

 そんな訳で、午後からはやる気も失せたが、上流のポイントへ移動したりしながら6匹追加してこの日は終了。
 芳賀の道の駅の温泉に入り、車中泊。

 二日目も東荒川に入ったが、気温が低くなったせいか全然追いが無かったので、鬼怒川本流に移動した。  移動先は鬼怒橋上流の前々回の釣行で入ったポイント。  本日は雨の影響で増水しており、対岸のポイントに渡れない。  左岸側の流れを探るも野アユからの気配が感じられない。

 先行者の情報では、早朝からやってやっと1匹とか。  沢山いた釣り人の様子を見たが、誰も竿を絞っていない。  暫く瀬肩から攻め、段々瀬の中にオトリを入れていくも、一向に当たりが無かった。
 瀬肩から瀬の中の探りを何回かしているうちに、瀬肩から数メートル下がった瀬の中で小さなアタリがあり掛かった。
 慎重に寄せてきてゲットしたのは18cmの黄色い野アユだった。

 結局、この日はこれで終わり。  結果は、14〜18cmを14匹。  
 それよりも何よりも竿を盗まれたのが悔しい!!
 



14〜18cm 14匹





東荒川の流れ

7月21日(日)
〜27日(土)

40匹
(16〜20cm)
長良川
(郡上八幡)

亀尾島川
(支流、)
 今年も長良川遠征を行いました。 7月21日(日)〜27日(土)の6泊7日で行き、雨などの影響もあり、実質4日半の釣行であった。  今回も釣友S氏が我が家まで送り迎えしてくれたのでかなり楽な釣行であった。
 
【21日(日)】 くもり
 我が家を21日4時に出発、郡上八幡到着は11時過ぎ。  取り合えず川の状況を観察をしながら昼食をとる。  日曜日だったのと、この日は漁協主催のアユ釣り大会があったので、かなりの釣り人が入っていた。  しかし、ザッと見たところでは竿を絞っている景色は見られなかった。

 本流は芳しくないようなので、吉田川の様子を見に行くこととした。  前日までの降雨の影響で水位は高いようだったが、早瀬にオトリを入れて探っていった。  しかし、野アユの反応が無く時間ばかり過ぎていく。 約1時間半経過するも野アユの追いが無かったので場所替えとした。

 次に向かったのは長良川本流のガンガン瀬。  ここはS氏が前回来た時に一時入れ掛りになり、30匹掛けたところとのこと。  S氏は瀬の下流部に入り、小生は瀬頭を攻めた。  オトリを瀬頭から瀬の直前あたりに誘導して様子を見ていたが掛からない。  瀬頭の更に上流部にオトリを入れた時に目印が流された。  静かに竿を上げると掛っていた。  最初の1匹目なので慎重に寄せてきて無事ゲット。  18cmの奇麗な長良川アユであった。

 この瀬では、瀬頭の4、5m上部にオトリを入れたかったが、そこに入れるためには腰まで水に入らなければならない。  水勢は緩いので腰までつかっても危険ではなかったが、初日から身体を冷やしたくなかったので瀬頭を探ることにして釣りを続ける。  その後このポイントで4匹を掛け、17時に初日の釣りを終了とした。  結局この日は5匹。  S氏も数匹であった。

 このあと、大和地区の道の駅にイケスを預け温泉に入る。  この道の駅は車中泊の車が多く、連日数十台が車中泊をしている。  しかもこの道の駅は、オトリ舟を活けておけるように水路が作られており、いかにもアユの街郡上八幡らしい。
 入浴後、ウイークリーマンションで借用手続きをして、近くのスーパーで夜食を調達して爆睡。

【22日(月)】 雨
 この日は朝から雨模様。  小雨なるも台風特有の時々バラバラっと強い雨が降ってくる。  先が長いので雨のなかでの釣りは気が進まず、午前中は昨日の温泉で過ごし、午後からはマンションでTVを見て過ごす。

【23日(火)】 くもり
 昨日の雨で一時は茶褐色に濁った長良川だったが、この日は朝から濁りもなく元の清流に戻っていた。  ダムが無い川は濁るのも早いが、澄むのも早い。  水は50cm高とのことだったので様子を見ながら9時過ぎに出発。 
 一昨日大会が行われた大和河辺地区に入った。  最初に入ったのは橋の下流部右岸側。  ここは右岸側に長い瀬があり、左岸側は深くなっている。  本日は水位が高いので左岸側にまでは竿を出せないので右岸から中央の流心に向かって攻めてみた。

 約2時間橋の下流部を攻めるも16cmがやっと1匹掛っただけなので11時過ぎに昼食タイムとして休憩。
 
 午後からは橋の上流部に入った。  朝から上流部でやっている釣り人が時折り竿を絞っていたので、小生も似たような流れのところに竿を出すことにした。

 大石が点在し、一抱え程の底石がある絶好のポイントなので、期待を込めてハミ跡が多くある底石を攻めた。  大石の向こうの流心付近の流れにオトリを入れて様子を見ていると、野アユが寄ってきたような前アタリが数回続く。  ジッと辛抱してアタリを待っていると目印が静かに流される。  静かに竿を立てるとグッと重い。  掛ったのを確認して竿を絞っていく。  慎重に・慎重に竿を絞って無事にゲットしたのは20cmの奇麗なアユだった。

 大きな底石の他に大小さまざまな石が水中にあり、流れを複雑にしている。  やはり長良川の川相は素晴らしい。  流れのヨレ脇を中心にオトリを入れていったが、目印が流されるアタリやツツ・ツツっとしたはっきりとしたアタリで掛った。  目印が流されるアタリは18〜20cmのアユ。  ツツ・ツツっとしたはっきりしたアタリは16、7cmのアユだった。
 こうして、この日は10匹をGETしたが、掛かりアユが空中でバレたり、仕掛けごと外れたりしたので、掛けたサカナは14、5匹はあったと思う。
 この日は温泉の定休日だったので、マンションの風呂で我慢して疲れをとった。

【24日(水)】 
くもり、小雨
 
この日は水位が下がってきていて、昨日より釣果が期待で来ると踏んで昨日の橋上流部に入った。  しかし、本日は昨日のようなフワーっとしたアタリもなく時間だけ過ぎていく。  そんな中やっと小さなアタリがあり17cmをゲット。  その後も同じサイズを追加し、昼食とした。

 午後は場所移動を試み、初日に入った本流の荒瀬の瀬頭の入った。  しかし、ここでも野アユからの反応が無く、やっと16,7cmを2匹掛けただけだった。
 前日釣ったアユをオトリとして使っていたが、本日の渋い釣りでオトリが元気をなくしてきたので、本日で一旦区切りをつけて、あらためて明日から心機一転して鮎釣りを楽しむこととした。

 そこで、今まで掛けてきた野アユを自宅に冷凍宅急便で送った。  本日も、いつもの通り、温泉に入り、マンションに帰宅。

【25日(木)】 晴れ
 この日は、ネットで知り合った富山在住のJ氏と合流し、支流を攻めてみることとした。  長良川支流の亀尾島川に入った。  駐車場所を探していたら、地元のお婆さんが自宅庭先を貸してくれた。  県外の釣り人が、目の前の川に入れ代わり立ち代わり入ってきて迷惑だったろうに親切なお婆さんだった。

 この支流は、川幅10数メートルの緩やかな川だが、川相は落ち込みや淵などが点在する渓流釣り場のようだった。  入川した淵上流部から淵にオトリを入れて探っていく。  暫くオトリを泳がしていると、急に軽くなり目印が空中で揺れている。  竿を上げて見ると仕掛けごと切られていた。  恐らくつまみ糸に傷がついていて、アユが掛かった瞬間に切れたものと思われる。  今朝買った3匹のオトリのうち早くも1匹無くしてしまいガックリ来たが、仕掛けを交換して上流を目指した。  

 淵の上流部がチャラ瀬になっており、非常に釣りやすい。  小生が好きな流れだ。  対岸の黒っぽい石が点在する流れにオトリを入れて探っていると、目印がスーッと2、30cm下流に引かれた。  「来たー!」っと静かに合わせると確かな手応え、慎重に竿を絞り込んで無事ゲットしたのは20cmの幅広の野アユだった。

 オトリを野アユに変え同じ流筋にオトリを入れる。  オトリを入れて静かに待っていると野アユが寄ってきてオトリが微かに動く、そのまま静かに待っていると、やがてまた2,30cm目印が下がるアタリが来た。  これも無事ゲットすると、これも20cmの幅広の野アユだった。
 
 こうして、同じ筋を上流部に徐々に釣り登り、2匹を追加したところで昼食タイムとした。  S氏は下流部に入り1匹のみ。  J氏は狭い川なので入りそびれて様子見に徹してゼロ匹だった。

 午後は場所移動を試みたがどこも先行者がいたので、再度同じ場所で釣ることとした。  J氏は用事があるとのことでここで別れる。  
 午前中のチャラ瀬にS氏と共に入り、上・下流部に分かれて釣る。  やがて直ぐに午前と同じアタリで20cmが掛る。  このようにしてオトリを止めて静かに待っていると野アユからの反応があり、やがて掛かってくる。  

 午後から数匹掛けた頃、掛かりアユを取り込むべく竿を大きく絞り、掛かりアユが空中を飛んできた瞬間に”ボキ”っとした大きな音がして穂先が折れてしまった。  掛かりアユは勿論水中にドボン!。  先日那珂川で7.5mの竿を盗まれたので、10M竿を縮めて穂先を他の硬い竿と組み合わせて作った特性竿だったので、バランスが崩れて折れたものと思われる。
 
その後は8Mの竿に変えて釣りを続けたが、キャッチミスや空中バレなどがあり、結局この日は20cmを11匹キープすることができた。  S氏は午後1匹で合計2匹とのことだった。  この日も温泉に浸かりマンションへ帰宅。


【26日(金)】 晴れ
 明日は帰宅するので今日が最後の長良川。  水位はほぼ平水とのことなので大いに期待して、一昨日午前中に入った橋上流部に入った。  一作日から比べるとかなり減水しており、川の中央部分まで立ち込め、そこから対岸の流れにオトリを入れることができる。  先行者はかなり深いところまで立ち込んでいたが、小生は身体が冷えるのと危険回避で膝下当たりののところでオトリを泳がす。  暫く探るも野アユからの反応がないまま時間だけが過ぎていく。 

 掛からないと疲れてくる。  側に大きな岩が流れの中で顔を出している。  そこに腰掛けると暖かそうだし楽そうだ。 早速移動して、腰を掛けながら大石際から流れるヨレ脇にオトリを誘導して止める。  暫くその付近を探っていると野アユが寄ってくる微妙なアタリが感じられた。  そのままオトリを止めて待っていると目印が下流に下がるアタリが来た。  慌てて岩から降り取り込みに入る。  竿を絞って無事に20cmのやや幅広の野アユをゲット。

 このようにして、大岩に腰掛けるズボラな釣りスタイルでその後3匹掛け昼食タイムとした。  S氏は小さいのが1匹とのことだった。  
 
 午後からは場所替えを行い、一昨日午後に入った荒瀬の瀬頭狙いのポイントに入った。  ここも一昨日から比べるとかなり減水しており釣りやすそうだった。  この日も瀬頭を中心に探っていったが18cm〜20cmの奇麗なアユを6匹掛けることができた。
 結局この日は、生アユを自宅に持ちかえりたかったので、5匹をイケスで活かしておき、翌日クーラーBOXで持ち帰ることとし、残りの10匹を冷凍宅急便で自宅に送った。
 その後、温泉に入りマンションへ帰宅。  持ち帰り用野アユは、吉田川に活けておいた。


【27日(土)】 晴れ
 マンションを8時に出て、イケスのアユを回収して一路高速道路を走る。  出発時間が早かったことと比較的道路が空いていたこともあり、途中昼食を摂ったが午後1時過ぎに無事自宅に送り届けてもらった。

 今回は1日だけ雨でできない日があったが、それ以外は比較的天候に恵まれ良い釣りができた。  昨年は超渇水で殆ど空振りに近かったが、今回は竿が折れたり、空中バレやキャッチミスなどがあったが良い釣りができた。  空中バレやキャッチミスなどを入れると、掛けたアユは約50匹ほどであり、約40匹の幅広の天然アユをキープすることができた今回の釣行は素晴らしかった。  夕刻、生アユを焼いて食べたが、言うまでもなく美味だった。





長良川本流の瀬






本流の釣り師






長良川本流の流れ






アユのハミ跡







郡上八幡城
(観光協会HPより)






街中を流れる吉田川
(観光協会HPより)






郡上おどり
(観光協会HPより)


9月2日(月)
〜3日(火)
9匹
(18〜23cm)
那珂川
(烏山・小川)
 
 例年なら鮎釣り最適期である8月か、まるで梅雨時のような長雨になってしまいとうとう行けずじまいになってしまった。  そんな訳で久々のアユ釣りに出かけた先はホームグランドである那珂川だった。  ネット情報では烏山が好調とのことであったので、先ずは烏山に入ってみた。  現地到着は8時前、先行者は数人。  

 ネット情報では大型が掛かるということだったので、仕掛けを太くして、ザラ瀬の中の大石回りに期待を込めてオトリを送り込む。  オトリは流れのヨレを遡っていくも野アユからの反応が無い。  流れの筋を変えながら、又、川を上下しながら探ったがカスリもしなかった。  他の釣り人も誰も竿を曲げていなかった。  結局ここで2時間強やったが反応が無かったので場所移動とした。  

 移動先は小川地区の壊れた堰の上流部の荒瀬。  取り合えず昼食を取りながら、ここで様子を見ていると瀬肩で一人が掛けた。  型は20cmオーバーみたいだった。
 小生もその釣り人の上流部に入ったが、押しの強い流れで前に出られない。  数日前まで40cm高の水位が徐々に減り始め、今日あたりは竿抜けポイントに入れるかと思ったが、そうは問屋が卸さなかった。  対岸では、プロらしき人がカメラマンを連れて撮影させながら、胸まで入って釣っている。  半分泳ぎながら時おり竿を絞り、掛かりアユを豪快に引き抜いていた。
 小生はせいぜい膝上ほどしか入らないので全然掛からない。  先程掛けた釣り人もそれっきり掛からず。
そのうち、上流から”人が流された!” ”その辺に流れていないかー!” っと叫びながら川を下ってきた。  目を凝らして必死で探すも見当たらない。  そのうち消防車がサイレンを鳴らしながら来たが、しばらくすると帰っていった。 
 消防車が直ぐに帰ったので、無事助かったものと思い、続行するも掛からず。

 3時過ぎここもダメと諦め、下流部のいつもの小口のポイントに移動した。  ほぼ一日やって、まだゼロ匹。  おまけに先ほどの瀬で根掛りして、オトリと仕掛けをなくしてしまった。  ”この先どうなることやら”

 移動先は長年通っているポイントなのでチョットは自信がある。  よれよれのオトリをザラ瀬に送り込むと、しばらくすると待望の小さなアタリ。  静かに竿を上げ、慎重に慎重に竿を操り無事ゲットできた。  22cmほどの奇麗な野アユだった。 この一匹まで何と時間がかかってしまったことか! 
 ホッとしてオトリを変え、同じ流れを探っていく。  すると大石周りのヨレで又掛かった。  今度は23cmの立派なメス鮎だ。  更に1匹23cmを追加したが、残念ながら腹掛かり。  それでも元気に泳ぐのでこれをオトリに探るも、後が続かなかった。  結局この日は3匹止まりで終わったが、一時はオデコを覚悟したので、先ずは良しとして初日は終わった。

 月曜日は日帰り温泉、町営温泉とも休みなので、ホテルの温泉で汗を流し道の駅で車中泊。

 翌日は昨日オトリを活けた小口のポイントに7時過ぎに到着。  すると先行者のオジサンが、昨日の川流れを知っているかと声をかけてきた。  昨日の状況を話すと、”流れてきた人を救い上げたのはオレだ” ”引き上げて心臓マッサージや人工呼吸をしたが結局ダメだったみたいだ!” っと新聞を見せてくれた。  ここは、昨日小生が居た瀬から1.3km下流ぶなので、たぶん自分がいた瀬の中を流れて行ったのだと思うと、自分も気を付けなければいけないと自覚した小生だった。

 そんなことを聞いたので、この日は気温も下がったのでドライのタイツを履くつもりだったが、ウエットでやることにした。 更に何時も着用するライフジャケットもシッカリと身に着けて釣り開始。
 昨日は追いが良かった野アユ達だったが、時間帯が違ったせいか全然反応しない。  10半過ぎまでやったが掛からないのでここで場所移動。

 約10kmほど下流の富谷橋下に移動。  ここには誰もいない。  ”誰もいないということは、竿抜けの可能性があるかはたまた全然掛からないか?” っと自問をしながらゆっくり昼食を取る。  
 12時過ぎ頃から午後の部を開始。  昨日掛けた野アユもすっかりくたびれてきたので、比較的元気な養殖オトリを付けて流れに放つ。
 押しの強い流れを慎重にオトリを操作して黒い底石のところまで来たらツツーとしたアタリで掛った。  やっと来た掛かりアユを逃してなるものかっと慎重に下りながら寄せてきて無事ゲット。   20cmであった。  オトリを変えて同じ流れを探る。  5mほど下ったところで再び小さなアタリ。  これも20cmだった。  その後はオトリが元気なので、オトリを泳がせながら探っていくと、オトリが上流に遡り始めると掛かるようになった。

 こうして2時過ぎまでに6匹掛けたが、最後にオトリにした18cmが泳がず、どうしても動きが悪い。  ここで本来ならばオトリを変えるところだったが、面倒なのでこのオトリを使い続けたせいか、その後はさっぱりダメになってしまった。
時間帯でダメだったのか、オトリがダメだったのかはわからなかったが、こまめにオトリを変えて様子を見るべきだった。

 3時になったので終わりにしたが、釣りはマメにやらなければっと反省した次第だった。  結局、今回は18cm〜23cmを9匹。  残念ながらツ抜けにはならなかった。
 今年のアユはこれで終わりにするつもりだが、今年は長良川でいい釣りができたので良しとしよう!!




 18〜23cm 9匹


@5月26日(日)
A6月3日(月)
B6月16日(日)
C7月21日(日)
D9月2日(月)