2005年の渓流

(1)

(1回目) 3月6、7日 栃木県 那珂川上流 (5回目) 9月8日 山形県 広河原川
(2回目) 4月21日 福島県 沼尻温泉地区
(3回目) 4月18日 福島県 岩瀬地区
(4回目) 4月19日 福島県 沼尻温泉地区

1回目

2008年3月6日(木)、7日(金) 板室温泉地区 釣果0

2008年の初釣行は、関東で最も早い解禁場所の那珂川上流と考えていた。
昨年は那珂川中流域の烏山地区の武茂川で1匹の貧果でスタートしたので、上流域で汚名挽回と計画していた。
しかし・・・・ 結果は昨年を下回るボウズとなってしまった!!??

那珂川上流部はインターネット情報では栃木県板室温泉あたりが実績があるらしい。福島県をホームにしている小生に
とって、板室温泉地区は無論初めての場所。
地図を頼りに温泉街入口の
幾世橋に到着したのは9時を少し回っていた。橋際の駐車場に到着し、川見をするべく車外に
出ると、風が強く、気温も7度ぐらい。橋から上流は、護岸工事がしっかりされていて親水公園なみのヤワな流れ。

一方橋の下流部は発電所からの排水が相当な勢いで流れていてチョット危険。結局数キロ下流のフィッシングセンター付近まで
戻り、本日の第1投はここにすることとした。ここは水深1m程度の超緩やかな流れで川幅もある。先行者の車が駐車して
いるが辺りに人影はいなかった。
早速支度を整え先ずは川虫取りを開始。冷たい流れに手を突っ込みながら2,3cmのクロカワ虫と鬼チョロを少々採り
半日分ほどのエサを確保する。

クロカワ虫を付け、比較的速い流れに第1投を振り込んだ。しかし、風が強く流れに乗せられない。時々パタリと止む風に
合わせてエサを流すが一向に当たりらしい当たりが出ない。苦労しつつ上流を目指して釣り上がって行ったが、ふと気が
付くとクロカワ虫が食い千切られていた。強風のため当たりが出なかったようだ。魚がいるのを確認し、更に上流部を目
指した。しかし、強風と寒さで戦意は衰えるばかり。

ふと川岸の林道を見るとカヤの木が目に付いた。休憩を兼ねて林道に上がると鮎タモに格好の枝を発見!
「かねてから探していたが、とうとう見つけたぞ!」釣れない魚をあきらめ、自然破壊の罪を持ちつつも、長年探してきた
誘惑には勝てず本日はこれを獲物とすることにした・・・・・  

車に戻り、車内を探すが適当な道具が見つからない
かくなる上は麓の街で調達だ!結局街のホームセンターでノコギリを購入。
急いで現場に戻りケット。

穫物を手に車に戻ったら、先行者も帰ってきており、”支流の木の俣
に入り、9匹をゲットした”とのこと。
支流を約1km上らないと釣りにならないそうだ。

本日はこのまま帰宅と思ったが、板室温泉でのんびり湯につかり、明日は支流の上流部を目指すのもいいかなと考え
直し、1泊することとした。 手ごろな民宿を探し、温泉で温まり、地元の山菜などで一杯やって早めに就寝。


翌日7日は風も収まり、気温も昨日よりかは暖かい。朝飯前にチョッと竿を出すことにし午前5時に起床。昨日教わった支流
に入る。支流を約300m進んだところで大きな堰堤に出くあわし、これを越えなければ釣りになりそうもない。
しかし、高巻くためにはかなり急峻な崖を登らなければならない。昨日の釣り師は若く体力もありそうだったなー。
どうせ小生には高巻けまいと見くびって教えたのか!!クヤシイ!!

昔は東北の山奥まで入ったのに!!しかし、今は昔。 
宿に戻り朝食をとり、9時頃にチェックアウトし、
伊王野地区の余笹川の様子を見に行くこととした。

約30分で余笹川に到着。ここは昨年鮎釣りをしたところ。地元の人の話では4,5月頃は8寸程のヤマメが出るとのこと。
本日はそのための下見である。約2時間ほど川を上下したが、フト目印が止まる様な当たりがあり合わせるとエサだけ取
られることしきり・・・・ かなり小型のヤマメか?ハヤか?? いずれにしても大分スレた魚に間違いがない。

結局、昼過ぎに川を上がり本日は終了。冴えない初釣りとなってしまったが、たまにはこんな年があってもよいなどと自分
を慰め帰路に着いた。